【アルトリア・グループ/MO株購入】2019年6月米国株購入履歴

前回購入時からの状況整理

米国株の購入をするにあたって、まずは前回2019年3月購入時からの状況整理をする。

1月、2月と上昇していた総資産が3月はマイナス。何度か触れているボーイング(BA)の墜落事故、ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY)のセルジーン買収に関する影響やシティグループ(C)の下落など、保有株数の多い銘柄の下げが大きかったためだろう

ダウ・デュポン(DWDP)が三社分割の第一弾となるダウ・インク(DOW)のスピンオフ実施ウォルト・ディズニー(DIS)がストリーミングのディズニー・プラスを発表して株価が上昇。また2019年第1四半期の決算発表が行われ始める。米中の貿易交渉も5月の期限に向けて続く。先月の下落から資産は上昇

結局米中の貿易交渉はまとまらず、アメリカが対中関税の引き上げを実施。4月に続き2019年第1四半期の決算発表が多かったが、対中関税の影響が出る前の発表が多く、今後の株価/業績への影響は予測がつかない状況。また31日はアメリカがメキシコに対しても5%の関税を課すとの発表。当然のごとく株価/資産は大きく下落

  • 2019年6月

ダウ・デュポン(DWDP)の三社分割の後段であるコルテバ(CTVA)のスピンオフ。そしてメキシコへの関税は回避される。今のところ資産はプラスだが、今月のG20でまた動きがあるかもしれない

やはり一番大きいのはアメリカが対中関税の引き上げを実施したことだろう。上にも述べたように、2019年第1四半期決算発表が大方済んだ後のため、各企業からの情報は限定されている。第2四半期決算が明らかになるまでは、その影響ははっきりしないような気がする。


今月はどの米国株を購入するのか

基本スタンスは、

  • 割安と自分が考える銘柄
  • 配当率の高いもの
  • そして、今回は対中関税の影響が少なそうな銘柄

という事になるだろう。

6月21日米国市場終値での取得価額比ワーストは以下の通り。

取得価額比ワースト3のJCペニー(JCP)、ケマーズ(CC)、ゼネラル・エレクトリック(GE)は自分の中では割安と言うよりは、ちょっと拙いのでは?という認識なので購入対象には入れず。この中ではケマーズが前回購入時はプラスだったのが、今回は一気に下がっている。これは以前にも触れたが第1四半期決算がかなり悪かったため。その後格付けの引き下げもされている。

6月21日米国市場終値で配当率が高いものは以下の通り。

基本はこの中から、中国の影響が少ない事も踏まえて選択することになるだろう。

ケロッグ(K)

2019年5月2日に発表された2019年第1四半期決算発表の後からは、特に目立ったニュースはなし。

AT&T(T)

2019年4月24日に発表された2019年第1四半期決算発表の後からのニュースとしては、傘下のディレクTVと衛星放送のディッシュが業務合併するか?、という噂が出たのだがその後特に動きは無い。4月24日の決算発表を受けて株価が@30.79ドルまで下がったのだが、6月21日には@32.45ドルまで持ち直している。

エクソン・モービル(XOM)

2019年4月26日に発表された2019年第1四半期決算発表の後では、米国とイランの緊張の高まりにつれて株価が上昇している。ただ不確定要素が大きいと感じてしまう。

ダウ・インク(DOW)、デュポン・ドゥ・ヌムール(DD)

まずデュポン・ドゥ・ヌムールの配当率についてだが、上に挙げたYahoo Finance!の情報が間違っている点に注意。実際には年間1.18ドルで1.58%(2019年6月21日の終値から)。

Yahoo Finance!の情報が必ずしも正しい/最新とは限らないことを再確認してしまった。

ダウ・インクとデュポン・ドゥ・ヌムールに関しては既に整理している通り

クラフト・ハインツ(KHC)

クラフト・ハインツは2019年6月7日にようやく2018年の年次報告書を提出している。しかし2019年第1四半期の決算報告はまだ提出されていないため、不明瞭な点が多過ぎるだろう。一時理由のはっきりしない株価下落もあったし。

アルトリア・グループ(MO)

アルトリア・グループは直近で大きく下がった際に状況をまとめているのでそちらを参照。


結局2019年6月はどの米国株を購入したのか?

以下は、上に挙げた銘柄を主として自分の観点をまとめたもの。

ティッカー会社名取得価額比配当率備考
DOWダウ・インク×まだ三社分割後の影響が不明
Kケロッグ×配当率が他銘柄と比べて低い
KHCクラフト・ハインツまだ2019年第1四半期の決算が不明
MOアルトリア・グループ×直近の状況が今一つ
TAT&T自分のポートフォリオに占める割合が大きい
XOMエクソン・モービル中東情勢がどうなるか不明

そして今回2019年6月はアルトリア・グループ(MO)を購入した。

購入理由は、

①最近重視している配当率が一番高い

②取得価額比は、取得価額@12.70ドル、6月21日終値で@48.00ドルで277.95%と高いのだが、よく考えてみると最後にアルトリア・グループ株を購入したのは2003年3月と15年以上前であり、その後にもスピンオフがあったこと(KFT、PM)を考慮すると、あまり重きを置くべきではない気がする

③備考に記述した他の銘柄の注意点を考えると、アルトリア・グループはまだマシな方な気がする

④保有株数も100株と少ないので、銘柄の分散という点では悪くないのでは

と言う4点が主な理由となる。アルトリア・グループもアメリカでの喫煙者減少傾向や、電子タバコ規制が検討されるなど、必ずしもよろしくはないのだが、そういったネガティブな情報が割と明らかになっており、株価にも反映されているような気が個人的にはしている。

今月の入金も以下の通り100万円。

そしてドルの購入。

ドルの購入とは別に入金がされているのは、いずれもデュポン・ドゥ・ヌムール(DD)関連で、

24.67ドル:デュポン・ドゥ・ヌムールの3:1株式併合の端数分

9.16ドル:コルテバ(CTVA)がデュポン・ドゥ・ヌムールからスピンオフした端数分

が発生したため。

そしてアルトリア・グループ(MO)の購入。

いつもの通り成行で米国市場開場前に購入指示を出して、開場と共に約定完了。

約定の受渡代金は16,385.8ドル。今回は340株購入で手数料は21.6ドル。手数料込みの購入価額は@48.1935ドル、手数料の割合は0.13%ということになる。

今までのアルトリア・グループの購入履歴は以下の通り。

2002年3月:PM(フィリップ・モリス)を30株購入

2003年1月:商号がフィリップ・モリス(PM)からアルトリア・グループ(MO)に変更

2003年3月:MO(アルトリア・グループ)を70株購入

2007年4月:MO(アルトリア・グループ)10株に付き、KFT(クラフト・フーズ)6.94株付与

2008年4月:MO(アルトリア・グループ)1株につき、PM(フィリップ・モリス)1株付与

ということで実はアルトリア・グループ株を購入したのは2003年3月の1回のみ。2008年4月時点では、MO株は100株で取得価額は@12.70325ドル。それに費やした金額は1,270.325ドル。

従って今回を含めた合計の購入金額は17,656.13ドル、総取得株数は440株。今までの全平均取得価額は@40.1276ドルとなった。


まとめ

今回の購入はアルトリア・グループにした訳だが、今回はいつもの取得価額比から見た割安感、配当率もさることながら、それ以外の要素を勘案して消去法で決めたと言えるだろうか。アルトリア・グループの他に最後まで残ったのはAT&Tだったのだが、2019年3月に購入した際にも気になった通り、自分のポートフォリオでAT&Tとシティグループ(C)の集中度がちょっと高過ぎると考えたため、今回はアルトリア・グループを選択した。

とりあえず購入してから1日経って思うのは、自分の持っている株の中でブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY)を買わなくて良かった…

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