AT&TとWBDのスピンオフに伴う取得価額再計算(2022/4)

はじめに

2022年4月11日(月)にAT&T(T)からワーナーメディアが分離し、ディスカバリーと新会社であるワーナーブラザース・ディスカバリー(WBD)を設立した初日のそれぞれの株価については既に以下でまとめたが、

AT&Tからワーナーメディア分離初日の株価(2022/4/12)

その時点の日本時間2022年4月12日(火)夜には楽天証券の口座にWBD株は入庫されていなかったため、WBDの正式な付与数とそれに伴うAT&TとWBDの取得価額の計算は出来ていなかった。

そして本日、日本時間2022年4月13日に楽天証券から以下のお知らせがあり、

WBD株1932株が口座に反映された(AT&Tの株数は7990株で変化はない)。

以下、このデータを元にAT&TとWBDの取得価額を再計算しておく。


AT&TとWBD株の取得価額再計算

分離前最後にAT&Tの取得価額を計算したのは2019年3月のAT&T購入時。その際は保有株数が7990株、平均取得単価は@34.37ドルであった。

これまでのAT&T取得に関する情報を整理してみると以下の様になる。

2015年3月:購入時価格@32.81ドル、手数料57.02ドル、計78,472.92ドルで2390株購入。総所有株数2390株、総投資額78,472.92ドル

2016年9月:購入時価格@41.28ドル、手数料41.25ドル、計68,566.05ドルで1660株購入。総所有株数4050株、総投資額147,039.0ドル

2018年3月:購入時価格@35.07ドル、手数料21.6ドル、計82,436.10ドルで2350株購入。総所有株数6400株、総投資額229,475.07ドル

2018年6月:自分が所有しているタイム・ワーナー(TWX)がAT&Tに買収されたためタイム・ワーナーに費やしていた投資額655ドルでAT&T株143株が入庫。総所有株数6543株、総投資額230,130.07ドル

2018年6月:購入時価格@31.64ドル、手数料21.6ドル、計20,809.08ドルで657株購入。総所有株数7200株、総投資額250,939.15ドル

2018年12月:購入時価格@27.57ドル、手数料21.6ドル、計7,465.50ドルで270株購入。総所有株数7470株、総投資額258,404.65ドル

2019年3月:購入時価格@31.10ドル、手数料21.6ドル、計16,193.60ドルで520株購入。総所有株数7990株、総投資額274,598.25ドル

つまりAT&T株7990株に対して274,598.25ドル費やしていることになる。

今回のAT&Tからのワーナーメディア分離でAT&T株が7990株、WBD株が1932株となったので、これまでに費やした274,598.25ドルを7990株+1932株=9,922株で割ると一株当たりの取得価額は@27.6757ドルとなる。

分割前の4月8日のAT&T株の取得価額@34.37ドルに対する取得価額比が

約マイナス30%、上記計算に基づくワーナーメディア分離を反映した取得価額@27.68ドルに対する4月12日の株価に対する取得価額比が

やはり同程度である事から、この新たな取得価額の計算は間違っていないだろう。

ちなみにWBD株は4月12日の株価で

取得価額比約マイナス10%となっている。


まとめ

これでAT&Tからのワーナーメディア分離、新会社設立に関する株数、取得価額の調整が終わり自分のポートフォリオを最新化することができた。

これで今後AT&T株とWBD株をどう処理するかの基礎データが大分揃った訳だが、WBD株が配当金を出すのかどうかはまだ分からない。AT&T株は配当率が高いので今まで通り取得価額比マイナスではあるが保有する予定だが、WBD株の配当がもし出ない場合は@24.68ドル×1932株=47,681.76ドルが配当を出さずに遊んでしまうことになる。

WBDは4月26日(火)に2022年第1四半期決算発表を予定しているのでそこで何らかの配当に関する発表があるといいのだが、もしそこでWBD株が無配とされた場合は取得価額比に対するマイナスの割合を見ながら売却そして別の銘柄購入も有力な選択肢となってくるだろう。

しばらくはWBD株について色々と考えることが多そうだ。

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