はじめに
昨日2022年4月11日(月)は自分の所有銘柄であるAT&T(T)からワーナーメディアが分離して新会社ワーナーブラザース・ディスカバリー(WBD)となったため、AT&Tはその分を反映した株価となっている。
分離後どの様な株価になるのかは非常に気に掛かるところなので、以下に分離初日のAT&T及びWBDの株価について簡単に確認しておく。
AT&Tからワーナーメディア分離初日の株価
AT&T(T)
AT&Tの4月8日(金)時点の株価終値は
と一株当たり@24.14ドルで取引を終えていたのだが、4月11日(月)取引終了時の株価は
一株当たり@19.63ドルとなっている。単純に考えれば一日で18.68%下落したことになるのだが、これは冒頭の通りワーナーメディア分離の影響。19.63ドルが+1.14(+7.74%)と米Yahoo! Financeのデータで示されているところから見ると、AT&Tのワーナーメディア分離を反映した株価は4月11日の開場前時点で19.63-1.41=18.22ドルという事らしい。
4月11日の米国市場が
いずれも大きく下落していることを考えると、AT&Tのワーナーメディア分離初日は市場に好感されたと考えられる。
WarnerBrothers Discovery(WBD)
一方、AT&Tから分離してディスカバリーと新会社を設立したワーナーブラザース・ディスカバリーの正確な株価は不透明。というのも新会社のティッカーシンボルで株価を確認してみたところ
ティッカーシンボルはWBDで存在するが、まだ企業名は無しで番号のみ。一方でワーナーメディアと統合するディスカバリーのティッカー(DISCA)もまだ存在し、こちらの企業名がワーナーブラザース・ディスカバリーとなっている。
いずれこの両社のティッカーシンボルが統合され正確な株価となるのだろう。ただ2つとも株価は一株当たり@24ドル半ば程度で、前日比を見るとやはり市場が凹んでいるのに対してプラスになっているのは安心材料。
まとめ
初日ということでご祝儀相場的な面もあるのかもしれないが、少し懸念していたいきなりの下落という事態は両銘柄ともひとまず避けられたように見える。
あくまで1日だけなのでしばらく注意深く見る必要があるが、長らくAT&T株が低調だったことを考えるとAT&Tとワーナーメディアがシナジーを産み出せなかったこれまでから、それぞれの分野にリソースを集中することができる新しい企業体制が市場に好感されたのだろう。1日だけで終わらず上昇傾向が長続きしてくれるといいのだが。
ちなみに自分の楽天証券口座には上述のようなワーナーブラザース・ディスカバリーの事情もありWBD株の入庫がなされていないため、
と前日比で大きくマイナスとなっている。WBD株をどれだけ受け取れるのか、分離時点での株価はいくらだったかについては後日整理して現時点ではWBDが入庫されていないため不明なAT&TとWBDのそれぞれの取得価額を再計算する予定。