2024年初めのボーイング737MAX事故続報(2024/1)

はじめに

2024年1月5日にアラスカ航空のボーイング737MAX9型機の事故が発生し

ボーイング737MAXにまたトラブルが発生(2024/1)

1月5日のボーイング737MAXトラブル続報(2024/1)

1月5日のボーイング737MAXトラブル後初株価(2024/1)

で事故の状況そして事故後の1月8日初取引でのボーイング株の動き(約8%下落)についてまとめていた。

その後は軟調な推移ながらも大きな下落は無かったのだが、週が明けた昨日1月17日(火)の取引(1月16日の米市場はMartin Luther King, Jr. Dayで休場)でボーイング株は

再び前日比8%近い大幅下落となってしまった。

以下この下落を引き起こした要因について確認しておくことにする。


ボーイング737MAX9型機の事故続報(2024年1月8日以降)

主なニュースを引用・抜粋。

【2024年1月9日(火)】

  • 米連邦航空局が、アラスカ航空が運航していたボーイング737MAX9の一部側壁が飛行中に吹き飛んだ事故を受け、同型機についてFAAが安全に運航に復帰できると判断するまで接地したままとすると発表

【2024年1月10日(水)】

  • アラスカ航空が事故同型機の運航を13日(土)まで停止すると発表

【2024年1月11日(木)】

  • 米連邦航空局が、 アラスカ航空が運航していたボーイング737MAX9の一部側壁が飛行中に吹き飛んだ事故を受け、同型機に関する正式な調査を開始すると発表

【2024年1月12日(金)】

  • 米連邦航空局のMichael Whitaker長官の発言
    • アラスカ航空737MAX9の事故は、設計上の問題ではなく製造上の問題であることは明らかだ
    • 過去にも製造上の問題がありこうした状況が続いている。機体は製造から3ヶ月しか経っておらず、他にも製造上の問題があると確信している
    • このようなことが再び起こる可能性はないと当局が確信するまで、MAX9の運航再開を承認しない
  • 米連邦航空局は、ボーイング737MAX9の一部側壁が飛行中に吹き飛んだ事故を受け、追加の安全点検を実施するため、同型機の運航停止措置を延長すると発表
    • ユナイテッド航空とアラスカ航空は同型機の運航を16日まで停止すると発表していた
    • FAAは運航再開を検討するには追加の安全点検が必要だと指摘
    • 同型機は再検査しなければならず、同局はその結果を精査した上で運航再開を許可するかどうかを決定する
  • 米連邦航空局は、ボーイング社に検査責任の一部を委任するという決定を再検討し、いくつかの機能を独立した第三者機関の下に移すことを検討する

【2024年1月13日(土)】

  • アラスカ航空が事故同型機の運航を16日(火)まで停止すると発表

【2024年1月15日(月)】

  • ボーイング商用航空機代表のStanley A. Deal氏の従業員宛メール
    • 今回の事故に関与したプラグドアを製造・設置しているサプライヤーのスピリット・エアロシステムズにもチームを派遣し、機体がワシントン州にあるボーイングの製造施設に送られる前に、プラグに関するスピリットの作業をチェックし承認する
    • ドアプラグの検査に加え、ボーイングのチームはスピリット社の製造工程における他の50箇所で検査を実施する
    • ボーイングとスピリットの両社は、各航空会社が独自に検査を行えるよう、737の製造施設を航空会社の顧客に開放する
    • 上記はFAAが進行中の調査やMAX生産に対する監視を強化する計画とは別のもの

【2024年1月16日(火)】

  • ウェルズ・ファーゴがボーイングの投資格付けをOverweightからEqual-Weigh、目標株価を280ドルから225ドルに引き下げ
  • ボーイングが品質管理の改善について助言する外部顧問としてKirkland Donald元米海軍大将を起用すると発表
  • ユナイテッド航空とアラスカ航空は同型機の運航を17日(水)まで停止すると発表

まとめ

1週間ほど前までまとめていたボーイング737MAX9型機事故に関してそれ以降の情報を時系列に整理してみた。

昨日1月17日に株価が急落した直接の原因はウェルズ・ファーゴがボーイングの投資格付け/目標株価を引き下げたためだと思われるが、当初の想定よりも再検査/運航再開までに時間がかかりそうな点がより大きな問題に思われる。

当初は再検査に4~8時間という見方があったが、上述の様に日毎に状況が変わりアラスカ航空の運航停止がどんどん延長されており、これを書いている時点では17日(水)まで運行停止となっているがそれが再度延長される可能性もある。

とりあえずは続報に注意しつつ、ボーイング株に大きな動きがあったり、運航再開が決定したりした時点でまた状況を整理してみることにしよう。早く落ち着いて欲しいものだ。

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