【年末資産1億円】2016年米国株式投資考察(資産/購入/配当)

米国株式投資16年目の振り返り

米国株式を始めてから16年目となった2016年。月ごとの状況は以下を参照。

2016年1月

2016年2月

2016年3月

2016年4月

2016年5月

2016年6月

2016年7月

2016年8月

2016年9月

2016年10月

2016年11月

2016年12月


購入状況

2016年の購入状況は以下の通り。

2016年3月:TIME(タイム)1,300株 購入単価@15.3158ドル

2016年6月:BA(ボーイング)110株 購入単価@128.5275ドル

2016年9月:T(AT&T)1,660株 購入単価@41.3049ドル

2016年12月:TIME(タイム)1,000株 購入単価@17.727ドル

購入回数は2015年の例外年5回購入から戻って、年4回の購入。タイム株を2回購入しているのは株価が思うように上がらなかったため。ボーイングは2016年6月のタイミングで取得価額比がタイムより悪くなったため。AT&T株の購入は、2016年9月の購入金額が郵便定期預金の満期解約などがあり多かったので、配当率の多い銘柄として選択している。

2016年のドルベースの購入総額は120,341.55ドル。手数料合計は128.73ドル。総購入に占める手数料の割合は0.11%だった。


投資資金/資産状況

2001年投資資金:835,000円(累計投資資金:835,000円)

2002年投資資金:3,265,000円(累計投資資金:4,100,000円)

2003年投資資金:2,416,033円(累計投資資金:6,516,033円)

2004年投資資金:1,536,287円(累計投資資金:8,052,320円)

2005年投資資金:1,950,000円(累計投資資金:10,002,320円)

2006年投資資金:2,500,000円(累計投資資金:12,502,320円)

2007年投資資金:3,160,000円(累計投資資金:15,662,320円)

2008年投資資金:3,100,000円(累計投資資金:18,762,320円)

2009年投資資金:4,000,000円(累計投資資金:22,762,320円)

2010年投資資金:3,000,000円(累計投資資金:25,762,320円)

2011年投資資金:4,000,000円(累計投資資金:29,762,320円)

2012年投資資金:4,000,000円(累計投資資金:33,762,320円)

2013年投資資金:4,000,000円(累計投資資金:37,762,320円)

2014年投資資金:4,000,000円(累計投資資金:41,762,320円)

2015年投資資金:14,000,000円(累計投資資金:55,762,320円)

2016年投資資金:10,000,000円(累計投資資金:65,762,320円)

2015年、2016年と連続して年間の投資資金が1,000万円を超えていた。ただし当然の事ながらこれは例外的なケース。今後の投資で年間1,000万円を超える可能性があるのは、退職金が入った場合だろうか。その際も退職金、つまりその後の給与が無くなることを考えると投資に回すかどうかは難しいところだろう。

2016年の資産状況は以下の通り。

2016年1月~10月の10ヶ月間は投資金額の300万円を含めて約1,000万円の幅に収まっていたのだが、2016年11月の大統領選12月もその勢いに乗ってこの2ヶ月で大幅上昇。客観的に考えると、11、12月の上昇がなければ2016年は酷い年になっていたという事。自分のポートフォリオが悪かったのか、市場全体がそうだったのか。参考として2016年のダウ工業平均のチャートを掲載する。

2月に下落、11、12月に上昇しているのは自分のポートフォリオと変わらないが、ダウ工業平均の方が自分のポートフォリオよりは良かったように見える。

以下は累計資産のグラフ。

直近で言うと2015年12月の累計資産が1億円を切るぐらいだったのが、2016年1月には約1,300万円下落していた。先に挙げた2016年資産のグラフでは、その繋がりが分からない。こういったデータは自分のものに限らず、データの切り取り具合によってかなり違ってくるので注意が必要だよなあ。

いずれにせよ、2016年11月、12月の上昇が無ければ、年間1,000万円の追加投資があっても、2015年に比べてマイナスとなっていたことが分かる。

続いて投資資金を除いた損益ベースでの2016年のグラフ。

基本的には先に挙げた2016年資産(投資資金含む)のグラフと同じ。違いがあるのは2016年9月の損益がマイナスになっていることだろう。2016年9月は投資資金が700万円だったので資産のグラフではプラスだが、投資資金を除いた損益ではマイナスになっていることが分かる。

2016年までの累計損益のグラフは以下の通り。

2016年単年のグラフでは分かりにくかったが、こうして累計のグラフで見てみると、結果だけみれば累計損益は過去最高を更新しているのだが、2016年のパフォーマンスはかなりギリギリの状態であったことがよく分かる。もし11月、12月の上昇が無ければ、2年前の2014年水準まで落ち込んでいたことになる。


配当金

2001年総配当金額(税引後):0円

2002年総配当金額(税引後):19,436円

2003年総配当金額(税引後):66,616円

2004年総配当金額(税引後):108,972円

2005年総配当金額(税引後):162,596円

2006年総配当金額(税引後):248,963円

2007年総配当金額(税引後):352,701円

2008年総配当金額(税引後):446,275円

2009年総配当金額(税引後):309,206円

2010年総配当金額(税引後):314,511円

2011年総配当金額(税引後):336,760円

2012年総配当金額(税引後):377,505円

2013年総配当金額(税引後):511,893円

2014年総配当金額(税引後):615,427円

2015年総配当金額(税引後):1,216,837円

2016年総配当金額(税引後):1,558,230円

2016年の税引後受取配当合計は、2015年ほどは伸びていないが恐らく為替がドル安に振れたことが大きいだろう。とはいえ、シティグループの大幅増配や、配当率の高いAT&Tを多く買い足したこともあり、年間円ベースで150万円を超える配当となった。


為替

2016年の為替レートは以下の通り。

2016年の為替レートは、傾向がどうというよりもその上下の幅が目に付く。2016年1月は1ドル=121.06円、2016年9月は1ドル=101.34円と1年間で約20円ほどの動きがあった。1年の間にこれほどの変化があったのは初めてではなかったろうか。

2016年前半は、中東情勢、中国の景気不安、米国の景気不安など、さらに2016年6月の英国のEU離脱投票などから大幅なドル安傾向。そして7~10月はやや落ち着いた感があったが、11月のアメリカ大統領選でトランプ氏が勝利したことにより、11、12月はドル高傾向。

投資開始からの為替レートは以下の通り。

昨年2015年まではドル高傾向がしばらく続いていたのだが、2016年で為替の方向性が全く分からなくなったことだったろう。この時点ではトランプ氏に対する期待が大きかったためだろうが、実際に大統領に就任して以降はどうなったのだったろうか。


まとめ

2016年のまとめとしては、以下の様なことが挙げられる。

2016年9月に通常とは異なる700万円の追加投資を実施

②①のおかげもあり、累計投資金額が6,500万円を突破

③2016年11月の米大統領選でトランプ氏勝利による11月、12月の大幅上昇

④③の結果、円ベースの資産1億円が初めて2ヶ月連続

⑤年間の税引後受取配当合計が初めて150万円を突破

2016年1月には円ベースで過去最悪の約1,300万円減少

2016年6月には英国がEU離脱の国民投票を行い、EU離脱賛成多数という結果。ただし、市場への影響は数日に留まり、値は戻していた

⑧AT&Tによるタイム・ワーナーの買収発表

こうして振り返ってみると2016年はかなり落ち着かない年だったことが分かる。単純に2015年末と数値を比べると、円ベースの資産や累計損益はそこそこプラスにはなっていたのだが、2016年1112月が無かったらかなり酷いことになっていただろう。それも個人的には予想外だったトランプ氏の大統領選勝利に大きく依存している。当時はまずヒラリー・クリントン氏が勝利すると思っていたし、トランプ氏が勝利したら米国市場は下落すると思っていた。市場の動きについては、自分の想定が外れることが多いのだが、これは良い方向に外れたケースだったので結果オーライ。とはいえ、年末時点ではまだトランプ氏が大統領に就任していた訳ではなく、あくまで政策/公約に対する期待が市場上昇に寄与しただけなので、この時点の自分はまだ半信半疑だったのではないかと思う。

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