配当金生活に向けて
2019年上半期各月の受取配当状況は以下を参照。
最新の年間受取配当状況はこちらを参照。
上半期配当のポイント
ゼネラル・エレクトリック(GE)株の受取配当減
2019年1月にゼネラル・エレクトリック(GE)の配当を受け取ったのだが、前回の2018年10月より大幅に減少。2019年1月の受取から一株あたり配当が@0.12ドルから@0.01ドルへと1/12に。為替を考慮しないと円ベースでは約23,000円から約3,000円へと減少。年換算すると10万円の減少。円ベースの受取配当が1/12になっていないのは、2018年9月にゼネラル・エレクトリック(GE)株を買い足したため。まだGE株を追加購入してから1年経っていないので、長期投資という観点から判断を下すのは早いのだが、直近の配当と言う意味では失敗だったよなあ。GE1,400株分、約16,500ドルで購入したのだが、これを配当率の5%程度の株購入に回していれば、年間7.5万円ぐらい配当が増えていたことだろう。
あまり株式購入に関しての後悔はしないようにしているのだが、このGEのケースは2018年9月に購入した翌月の10月に配当減が発表されているので、もう少し情報収集をしていればなあ、と思わないでもない。
クラフト・ハインツ(KHC)株の受取配当減
2019年3月のクラフト・ハインツ(KHC)の受取配当は、前回2018年12月に比べると一株あたり配当が@0.625から@0.4ドルへと約36%の減少。為替を考慮しないと円ベースでは約5,000円から約3,000円へと減少。
これは2019年2月に多額の減損処理などを発表したため。その後もクラフト・ハインツは決算処理などが遅れており、まだ2019年第1四半期の決算も発表されていない。
ここ半年のクラフト・ハインツの株価チャートは上記の通り。これを見ると株価/配当の上昇は、遅れている第1四半期の決算発表が余程改善しない限り見込めなさそうだ。
ダウ・デュポン(DWDP)の三社分割
2019年4月からダウ・デュポンが段階的に分割し、最終的にはダウ・インク(DOW)、デュポン・ドゥ・ヌムール(DD)、コルテバ(CTVA)となった。
配当の面では、ダウ・デュポンが3月、6月の2回、ダウ・インクが6月の1回の配当となっている。下半期はダウ・デュポンの配当が無くなる代わりに、デュポン・ドゥ・ヌムール、コルテバの配当が入って来る予定ではあるが、所有株数が少なく、配当率も1%台(2019年7月21日時点)なので、全体の配当に対する影響は軽微。
まとめと下半期への展望
2019年1~6月の主要配当データは以下の通り。
税引前ドルベース受取配当合計:19,554.24ドル
税引後ドルベース受取配当合計:14,033.30ドル
税引後円ベース受取配当合計:1,531,220円
平均受取為替レート:109.1133
これをどう捉えるべきか。比較の対象として2018年下半期(7~12月)の同データをまとめてみる。
税引前ドルベース受取配当合計:19,148.98ドル
税引後ドルベース受取配当合計:13,751.41ドル
税引後円ベース受取配当合計:1,529,370円
平均受取為替レート:111.2155
2018年下半期の配当と2019年上半期の配当はあまり変わっていないことが分かる。これは自分で確認してみて正直意外の感がある。それもダメな方に…。というのは2018年の税引後年間受取配当が270万円程だったので、2018年下半期の受取配当は150万円に到達していないと考えていたため。
やはりGEの配当減が大きかったか。その配当減を2018年12月、2019年3月に購入した分の配当で相殺した感じ。逆に追加投資がなければ、受取配当は2018年下半期より減少していた可能性が高い。平均受取為替レートが2円程ドル安になっている割に、円ベースの税引後受取配当合計がほぼ変わらないのは、たまたま保有株数/配当額の多い銘柄の配当受取時のレートがそこそこだったためだろう。
2019年の下半期配当についても考えてみる。
良さそうな点は、所有株数の多いシティグループが配当増を予定していること。シティグループの配当は四半期で約2.5万、年間で約10万円程度増える見込み。
まずそうな点は為替レートが徐々にドル安になっている、つまり円ベースの受取配当は減少する可能性があること。楽天証券の米国株配当はドルで受け取りなので、円ベースの受取配当は今の時点ではあまり意味が無い。受け取ったドルベースの配当はドルのまま再投資をしているし、為替レートがドル安になる方が、受取時の円ベースで源泉徴収される税金は低くなる。ただし、将来的に配当金だけで生活する場合には、当然ドル高になった方が円ベースで受け取れる金額は大きくなるので、受取為替レートには気を付けておく必要がある。
最後に繰り返しになるが、2019年上半期の受取配当と2018年下半期の受取配当がほぼ同じだったことはショックだった…。