遂にJCペニー(JCP)破産法申請か(2020/5/10)

はじめに

もう長らく自分の中では無いものとしてきたJCペニー株であり、ここ最近株価が数十セントのため何もニュースがなくても株価の変動率が激しいので気が付かなかったが、掲題の通り遂に破産法申請かというニュースが5月8日(金)に報道されていた。

以下にその内容を確認し、これまでの自分のJCペニー株投資をおさらいしておくことにする。


2020年5月8日の報道

以下はロイターの記事より引用・抜粋。

  • J.C. Penney Co Inc is preparing to file for bankruptcy protection as soon as next week with plans to permanently close about a quarter of its roughly 850 stores, becoming the latest major U.S. retailer to succumb to fallout from the coronavirus outbreak, according to people familiar with the matter.
    関係者によると、JCペニーは来週早々破産保護を申請する準備を進めており、約850店舗の約4分の1を恒久的に閉鎖する計画で、コロナウイルスの大流行による倒産に屈する最新の主要な米国の小売業者になります
  • The Plano, Texas-based company, which employs nearly 85,000 people, is in discussions with creditors for a so-called debtor-in-possession loan to bolster its finances while it navigates bankruptcy proceedings, the sources said. The loan could total between $400 million and $500 million, some of the sources said.
    85,000人近くの従業員を抱えテキサス州プラノに本社を置くJCペニーは、破産手続きを進める際に財政を強化するために、debtor-in-possessionと呼ばれるローンについて債権者と協議中です。融資の総額は4億ドルから5億ドルになる可能性がある、とある情報筋は語りました
  • J.C. Penney has not made a final decision on how to address its strained finances, and is also considering alternatives that include negotiating a deal with creditors outside of bankruptcy court or obtaining additional financing, the sources said.
  • J.C.ペニーは、緊張した財政への対処方法について最終的な決定を下しておらず、破産法廷の外で債権者との取引交渉または追加の資金調達を含む代替案も検討している、と情報筋は述べました
  • J.C. Penney declined to comment.
    JCペニーはコメントを控えました

これまでの自分のJCペニーへの投資

これまでのJCペニーの購入履歴は以下の2回。

2003年3月:購入金額189.1ドル。取得株数10株。取得価額@18.91ドル

2013年3月:購入金額11,266.85ドル。取得株数740株。取得価額@15.225ドル

合計の購入金額は11,456ドル、総取得株数は750株。今までの平均取得価額は@15.2746ドル。

2013年3月に購入した際には既に配当を停止していたので、配当受取は2003~2012年の約10年に10株保有していただけとなり、税引後円ベース5,166円のみ。

今考えてみると何故2013年にJCペニー株を購入したのか理解に苦しむが、まだその頃は回復の余地があると考えたのだろう。実際には以下の様に株価が戻ることは無かったのだが…。


まとめ

まだJCペニーからの正式な申請が出ている訳ではないのだが、2019年ぐらいから以下の様な報道もあり危ないとは思っていた。

対中追加関税とJCペニーのペニーストック化(2019/5)

JCペニー債務再編アドバイザー契約報道に伴う急落(2019/7)

JCペニー(JCP)のNYSE上場廃止懸念(2019/8)

JCペニー(JCP)の株価が再び1ドル割れ(2020/1/14)

先週はニーマン・マーカス・グループやJクルー・グループなどの主要小売も経営破綻しているので、今回は流石にダメではないかと思う。

破綻となると20年近く米国株投資をしてきて2回目のこととなる。1度目は自分が株式投資を始めて2ヶ月目に購入したエクソダス・コミュニケーションズという銘柄。投資を始めて間もないこともあり、右も左も分からない中での破産法申請から無価値証券という流れだった。その経緯はブログを書き始めてから以下で思い出しながら振り返っている。

バイアンドホールドと無価値証券(失敗事例など)

今回破綻ということになれば、どういう経緯を経て無価値証券となるのかについて実体験としてもう少し詳しくまとめることができるだろう。

自分の中では既に折り合いのついている銘柄ではあるのでそれ程ショックではないのだが、自分が保有している危なそうな銘柄かつ投資額がJCペニーより多いボーイング(BA)、エクソン・モービル(XOM)、ゼネラル・エレクトリック(GE)がJCペニーと同じ様な道をたどることにならなければいいのだが、と願わずにはいられない。

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