米国株資産暴落とバイアンドホールド

2018年10月10日の米国市場暴落に伴う資産減少

昨日(2018年10月10日)は、ダウ工業平均が前日比831.83ドル安の2万5598.74ドルで取引終了。それに加えて為替も1ドル113円前半から112円前半へと1円程度のドル安に。それに伴って米国株に投資している自分の米国株資産も当然のごとく減少。

まずは楽天証券口座の資産状況。

円ベースで430万円ほどの減少。

管理ツールとして使用しているYahoo!Financeに登録しているドルベースのポートフォリオ全体の状況は、

ということで30,000ドル程の減少。

(追記)

翌日2018年10月11日も続落したのでその状況を。

昨日よりはマシだが375万円のマイナス。2日合わせて800万円のマイナス…。

そしてドルベースでは、

となった。ドルベースだと1日目より2日目の方が下落が激しかった。これは円ベースの方は1日目に為替もドル安に振れたため。

1日目、2日目の下落幅を整理すると、

1日目:円ベース -430万円、ドルベース ‐3万ドル
2日目:円ベース -370万円、ドルベース ‐3.4万ドル

ということで2日合計でマイナス800万円マイナス6.4万ドルということになった。追記で3日の合計を書く羽目にならないといいのだが。


バイアンドホールド/長期投資観点での対応

これが単なる調整局面なのか、ある程度の長期に渡るものなのかは気になるところだし、色々な記事で分析や意見が出ている。

それはそれとして参考にはするのだが、では実際にこの状況で自分が取れる対応の選択肢を考えると、少し乱暴かもしれないが以下の3つになると思う。

  1. 売る
  2. 買う
  3. 何もしない

自分のバイアンドホールド/長期投資というスタイルからは、1と2を選択肢に入れるのは微妙なところではあるが、それぞれについて考えてみる。

暴落時に売却

メリット:これ以上の下落が起こった場合に利益を最大化、損失を最小化できる

デメリット:暴落が短期的/一時的なもので株価が上昇した場合、売却しなければ得ることが出来た利益を逃すことになる

この選択肢は自分に取っては厳しい。理由としては、

  1. 今まで株式を売却したことが15年以上米国株投資をして1回しかないので、売却に関する経験がない。またその経験も投資開始1ヶ月そこそこであり、投資金額が少ない時期。現在は売却に関わる税金の絶対額が跳ね上がっていることもあり、売却して利益確定が本当にいいのか判断がつかないのが正直なところ
  2. 短期的な株価の上下に関して、自分の判断力/能力をあまり信頼していない。売却はしていないのだが、株価はチェックしており、何となく上がりそうだ、下がりそうだ、ぐらいの感覚で株価を見ることがあるのだが、その結果予想通り上がった/下がったとなることは、少なくとも自分が短期売買をしてもいい、と思う確率ではない

という2点が大きい。自信をもって売却できるぐらいであれば、そもそもバイアンドホールド/長期投資はしていないのだろう。

暴落時に購入

メリット:暴落が短期的/一時的なもので株価が上昇した場合、安値で購入することで何もしないでいるよりも大きな利益を得ることができる

デメリット:これ以上の下落が起こった場合に何もしなかった場合よりも損失がさらに膨らむことになる

この選択肢は自分としては無くもないのだが、今回は取らない。理由としては、そもそも先月に株式購入をしているため投資資金がない。また生活防衛資金以外の預貯金が無い訳ではないのだが、上記暴落時に売却の2で述べた理由を考えると、追加投資をするまでには至らない。最近の投資スタイルは3ヶ月に1回余剰資金を米国株購入に充てているので、もし暴落のタイミングが3ヶ月目の給料日(正確にはドル変換した後)であれば、購入をするだろう。

何もしない

上記2つの選択肢ほど、予想が当たった場合の大きなリターンが無い一方で、予想を外した場合の損失も少ない。

【短期的に市場が下落した場合】

売却:損失最小、購入:損失最大、何もしない:中間

【短期的に市場が上昇した場合】

売却:利益最小、購入:利益最大、何もしない:中間

ということになるはず(もしかして考え方に論理的誤りがあるかもしれないので注意)。

また、今まで通してきたバイアンドホールド/長期投資というスタイルからしても、この選択肢が一番しっくりくる。


まとめ

結局今回の暴落でも特に今すぐには能動的にはアクションを起こさず、ポートフォリオの動きを眺めている。

多少は落ち着いた感じで眺めていられる理由は以下の様なもの。

  • 1日でのこの位の金額の下落は今までに何回か経験している。確か最大500万円前後が1日の最大下落幅だったはず
  • 資産は430万円3万ドルほど下落(次の日も入れると800万円6.4万ドルほど下落)しているが、あくまで見かけ上の資産。確定しない限り実際の損にはならない
  • 先月に比べれば資産は減少しているが、先々月に比べれば今回の下落を受けてもまだプラスの状況(2日目を入れるとこの記述は成り立たず2018年6月よりはまだプラス、というう状態)
  • 資産/株価が減っても現在の配当に直ぐ影響が出ることはないはず(中期的には配当増がなかったり、減配などがあるかもしれないが)

という風に考えているのだが、勿論このような暴落がない方が良いのは当然。この記事も、このような暴落にあってもバイアンドホールド/長期投資というスタイルを変えないための理由を、自分の中で正当化/補強する意味合いがあるのも正直なところ。

バイアンドホールド/長期投資はこれまでの15年超の経験ではうまく機能してきたが、それが続く保証はないので、このような機会に考えを整理するのは今後の投資に役立つと思う。

しばらくは様子を見ながら、自信をもって何もしないという選択をした(今は消極的に何もしないという状況)、という状態にしたいところである。

(追記)

これから1週間後の自分の受け止め方も別記事で整理してみた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントの入力は終了しました。