2001年8月末米国株資産及び購入/売却履歴

投資開始からの期間

2001年7月から数えて2ヶ月目。


入金/米国株購入/米国株売却

2001年8月の米国株式資産及び購入/売却履歴について。

前回よりさらに写真の映りがよろしくない。まあ必要なデータは見えるからいいだろう。

この月は結構興味深い。何故ならタイトルにあるバイアンドホールドから逸脱した唯一の売付をこの月に行っているから。試しの売買というサイクルを実施した結果の考察をしてみよう。

まず、ARBA(アリバ)株は先月に@4.0867ドルで370株購入している。売却は上の通り@4.50ドル。単純に考えると、

4.50-4.0867*370=152.9ドル

となるが、これに売却手数料の21ドルを加味すると130ドル程度。当時の為替レートを上の画像の119.25円とすると、

130*119.25=15,502.5円

ぐらいが一応の利益ということであったのか(税金を加味しない場合)。

今にして思うと特に投資を始めた初期段階での短期売買はうまみがない、と気付くのだが。投資資金が少ないので、売買手数料の割合が利益を圧迫している。10%の上昇で、利益が概ね1.5万円強ぐらい。そこから手数料分(21ドル)を加味すると、売買の2回で4,000円。利益の3割ぐらいが手数料でなくなるわけで。

また、そもそもこの時のARBAのように短期間で10%上昇する株はかなり珍しいケースであることを今では経験則として認識している。ビギナーズラックがたまたま1回目に来たということなのだろう。

ただ、これを受けてEXDS(エクソダス・コミュニケーションズ)を@2.5ドルで660株購入している。これが正直よく分からない。恐らく少額とはいえARBAで利益が出たので、また短期売買での利益を狙ったのだろうと思われる。少なくともEXDSは長期保有で考えていたポートフォリオには入っていなかったのだから。

上に述べたように短期売買で良い点は少なかったと思うのだが、当時は二匹目のどじょうを狙ったのだろうなあ、調子に乗って。

EXDS自体については、ホスティングやデータセンターサービスをアグレッシブに行っている会社であったことが選んだ理由だったと思う。値動きが激しいことが期待でき、短期売買向きと判断したのだろう。価格も@2.5ドルと低いので、@2.8ドルぐらいを目標にしていたと思う。実際には下に書くように購入してから月末に向かって下落が続いた様子。

ちなみに画像では@2.5ドルだが、実際には1,671ドル/660株で@2.53ドルぐらい。これは画像の買付単価に手数料が含まれていないため。手数料は1,671ドル-2.5*660=21ドル。手数料は1.2%程度か。


ポートフォリオ

EXDS(エクソダス・コミュニケーションズ) 660株 @2.53 想定月末単価@0.9 取得価額比-64.4%

先月のARBAに代わってEXDSがポートフォリオ銘柄に。購入して半月で半値以下になってしまっている。考察についてはまとめを参照。


為替

先月終値:2001年7月31日 1ドル=125.06円

今月終値:2001年8月31日 1ドル=118.78円

1ドルあたり6.28円、割合で言うと5.02%ドル高。投資を開始してからいきなり大幅な為替変動の洗礼を受けた様子。

ただ救いなのは、これが米国株式投資を始めてから2か月目だったという点。

初期の段階でこのような事態を経験したことは、

①このような急激な変動が起こり得るという経験

②総投資金額がまだ少なく、投資における為替の影響はまだ軽微

という点で良かったのではないかと今では思う。また投資の初期という視点とは別に、

③同じタイミングでEXDS株が酷いことになっていたので、為替まで気が回らなかった

という点も恐らくは為替の大きな変動から目をそらす一助になっていたはずである。


まとめ

という上のような事情を経て、月末の資産がどうなったかというと、

累計投資:200,000円(今月投入なし)

米国株:71,297円

外貨MMF:6,117円

資産:77,417円

累計損益(累計投資と資産より):-122,586円/-61.3%

となった。個別株の月末時の価格までは記録していないので、資産全体の価値しかわからないのだが、この月の場合はEXDS1銘柄しかないから大体計算できる。

71,297円÷660株=@108円。為替を120円とすると@0.9ドル。つまり@2.5ドルから@0.9ドルに下がったわけで、65%程度下がっていた様子…。今書いてみると笑うしかないが、当時はどんな思いだったのだろうか。短期売買にしても上がるときのことは考えていても、下がるときにどうするか(損切の目安など)を明確に決めていなかったので、ずるずる下がるのを見ていただけだったのか、それとも何らかのサプライズで株価が上昇することを期待していたのか。両者のミックスなのだろうが後者の意識の方が強かったようだ。下落の理由としては資金繰りの悪化が取り沙汰されていた模様。

そもそもEXDSの状況を自分で納得するまで確認していないまま購入したことがダメだろう。少なくともニュースを調べていればある程度状況は分かったはず。自分に都合のいい記事しか見ていなかったのだろうなあ。

さてEXDSがどうなったかは当然自分では覚えているのだが、その正確なタイミングがいつだったかは忘れている。来月のデータを確認してどうなるか。

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