2001年9月末米国株資産

投資開始からの期間

2001年7月から数えて3ヶ月目。


入金/米国株購入

前月2001年8月に@2.5ドルで660株購入したEXDS(エクソダス・コミュニケーションズ)がどうなったか。

タイトルの2001年9月で容易に想像できるし、さすがに自分でも覚えている。2001年9月11日はいわゆるアメリカ同時多発テロ事件が起こっている。ちょうど寝ようとしたぐらいの時間にテレビで臨時ニュースが流れてきたのだった。

株の取引きはしていないが、証券会社に口座に10万円を入金したのでその画像を。


ポートフォリオ

今月は所有銘柄に変化はなし。

EXDS(エクソダス・コミュニケーションズ) 660株 @2.53 想定月末単価@0.14。取得価額比 −94.5%

EXDSの状況については下のまとめで詳述。


為替

先月終値:2001年8月31日 1ドル=118.78円

今月終値:2001年9月28日 1ドル=119.56円

1ドルあたり0.78円ほど、割合で言うと0.65%ドル高。2001年9月はアメリカ同時多発テロ事件のために為替に大幅な変動があったかと思っていたのだが、実際には一月単位ではあまり変わらなかった模様。為替は本当に読みにくいことを再確認。このブログを書いて当時のデータを確認して当然大きな変動があると思ったのだがなあ…。


まとめ

累計投資:300,000円(今月追加投入100,000円)

米国株:11,317円

外貨MMF:104,313円

資産:117,684円

累計損益(累計投資と資産より):-182,316円/-60.8%

株式の売買はしないで、投入した10万円を外貨(ドル)MMFに。元々のルールで10万円では手数料の割合が多過ぎるし、実際問題2001年9月の時点ではその後どうなるか全く予想がつかなかったので購入はなし。

上の画像では為替レートが不明であるが、100,000円が822.7ドル分のMMFになったので、単純に計算すると1ドル=121.55円ぐらいか。先月の外貨MMF購入時のレートが1ドル=119.25円なので、2円ぐらい円安になっていた模様。これは少し意外な気がする。今だとリスク回避などと言われて円が買われて円高になるケースだと思うのだが。

そして問題のEXDS株を計算してみると、

11,317円/660株=17.14円、これを上のレート1ドル=121.55円に当てはめてみると、

EXDSの月末単価は@0.14ドル

とまあ絶望的な価値になっていました。先月の月末単価@0.9ドルから@0.14ドル、つまり前月比マイナス84.4%ぐらい。さらに言うと購入時単価が@2.53ドルなので、そこから考えるとマイナス95%ということでほぼゼロに近い、と。

アメリカ同時多発テロが止めを刺したということになるのだろうか。先月の時点で購入時の半額以下と大暴落していたので、テロが起こらなくても暴落が続いていた可能性は高い。

いずれにせよ、2001年の9月26日にEXDSは破産法の申請をしたので、上場廃止にはなっていないが、この時点でほぼ紙くず同然、と。売却をするには遅すぎたので、そのまま売らずに持っておいて、どこかの会社が買収してくれることを期待していたのだろうな。

ということで無理やり10万円を入金して、全体の資産がほぼゼロという状況を避けた2001年9月だったといえる。10万円入金しなかったら、累計投資が20万円で資産額が11,371円なので、マイナス94.4%という酷い状況を記録しなくてはならなかった訳で。マイナス60%も大概ひどい数字ではあるのだけれども、それでもマイナス94.4%に比べればまだまだマシと判断したのだろう。

今これを書きながら思い出しても酷い月だったといえる。この状況を今だったらどうしていたのか。

  • そもそもよく調べないで銘柄を購入しない。EXDSはニュースにはそれなりに出てきていたが、その実態についてはあまりに無知だった
  • 短期売買はしない。そもそも長期保有を原則として始めた株式投資の考え方に反している。EXDSは先月たまたまうまくいったARBA(アリバ)のケースに引っ張られた短期売買を狙った銘柄であった
  • 短期売買は、まさにこのような状況になる可能性が高い。基本短期での上昇を見込み値動きの激しい銘柄を選ぶので、ARBAのように上がればいいが、下がった時のこと、つまり損切りのことを最初から考えておかなければダメだ

上のことは、そもそも論なので2001年9月の状況だったら、どうしたかということにはあまり関係がない。実際問題としては、手の出しようがなかったというところか。先に言ってしまうが結局EXDSは売らなかった。あの時点では遅すぎたこともあり、そのまま保持し続ける選択肢がよかったのではないかと今でも思う。上に書いたように他の会社が買収する可能性もゼロではなかったはずだし。

いずれにせよ、初期投資の段階で手痛い経験をしたことが、実際の投資を始める前に立てた長期保有という原則を長い期間にわたって続けられていることの一因ではないかと思う。うん。そう考えれば、全く無駄というわけでもなかったのだろう、と自己を正当化して2001年9月のまとめはおしまい。

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