【好調な年だった】2006年米国株式投資考察(資産/購入/配当)

米国株式投資6年目の振り返り

米国株式を始めてから6年目の2006年。月ごとの状況は以下を参照。

2006年1月

2006年2月

2006年3月

2006年4月

2006年5月

2006年6月

2006年7月

2006年8月

2006年9月

2006年10月

2006年11月

2006年12月


購入状況

2006年の購入状況は以下の通り。

2006年3月:BMY(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)200株 購入単価@23.0075ドル

2006年6月:BMY(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)200株 購入単価@25.0375ドル

2006年9月:BMY(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)150株 購入単価@25.26ドル

2006年12月:BMY(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)350株 購入単価@25.45ドル

購入回数は4回。銘柄はBMYのみ。ドルベースでの総購入価額は22,305.5ドル、手数料合計は126ドル。総購入に占める手数料の割合は0.56%。

2004年2005年と続けて投資の集中と分散に言及したのだが、2006年もやはりそれについて触れなければなるまい。

2004年、2005年はBMY以外の銘柄も購入していたが、2006年はBMYのみという購入状況となった。2006年という点で見れば結果的に完全に集中になっているのだが、月々のポートフォリオの状況からすると、BMYの値頃/割安感からして悪い選択ではなかったと思う。

2005年の考察では、ずっとBMYが値頃感があるのは他に要因があったのでは、という旨を書いたのだが、2006年も下がったことはあっても最悪取得価額比マイナス10%程度に留まっていたことなどを考えると、他の所有銘柄に比べるとパフォーマンスの悪い時期が長くはあるが、何らかの理由があって下落傾向が続いている訳ではなかったことが分かる。これがBMYの株価が下落傾向にあったのであれば2006年の購入は失敗の可能性が高かったのだろうが、そうではない。実際に2006年末にかけては上昇傾向にあったようなので、来年2007年はそろそろBMY以外の割安感のある株を購入したのではないだろうか。


投資資金/資産状況

2001年投資資金:835,000円(累計投資資金:835,000円)

2002年投資資金:3,265,000円(累計投資資金:4,100,000円)

2003年投資資金:2,416,033円(累計投資資金:6,516,033円)

2004年投資資金:1,536,287円(累計投資資金:8,052,320円)

2005年投資資金:1,950,000円(累計投資資金:10,002,320円)

2006年投資資金:2,500,000円(累計投資資金:12,502,320円)

2006年も2005年に続いて投資金額は前年度比で増加しており、2002~2004年の不安定な投資資金から落ち着いてきた感じがする。2006年は入金回数で言うと4回であり、株式を購入するタイミングでの入金スタイルが確立した時期でもあったようだ。

累計投資金額は1,250万円。昨年2005年に1,000万円の大台を超えているので、特にコメントがしづらい金額となっている。

では2006年の資産状況をグラフ化してみる。

前半1月から7月までは上下があったが150万円程の間で収まっており、8月以降はほぼ右肩上がり。12月に大きく上がっているのは投資した多めの100万円も含まれているため。いずれにせよ、2005年に続いて順調に資産は増えていたと言える。

続いて累計の資産グラフ。

昨年2005年も思ったが、投資期間が長くなるほど単年の凸凹が均されて右肩上がりになっている様なグラフになってきている。投資資金を含んでいるため、余程大きく株価が下落したり、為替がドル安に振れなければ、こういった形になってくるのは想定通りなのだろう。

ただし、頭では分かっていても、一定の短期間を抜き出してみると下落はあるわけで、その際に自分が如何に冷静にバイアンドホールド/長期投資の意識を保っていられるかが重要だろう。実際にはそれが自分にとってはとても難しい。これを書いている現在2018年、2006年から10年以上経った今でも。

投資資金を除いた2006年の損益グラフは以下の様になった。

投資資金を含めた既述のグラフとは微妙に異なり、1月に150万円ぐらいでスタートした損益が3月に100万円ほど増えたが4、5月で元に戻り、6、7月はほぼ変わらずという現状維持。ただ8月からは11月を除いて順調に右肩上がりであったようだ。7月から250万円ほど増加していることになる。

続いて累計の損益グラフ。

やはり投資期間が長くなると、マイナスの幅、期間が相対的に減少している様に見える。あくまで見えるだけで、その時点で見れば絶対額は変わらないのだが。

2001年7月から2005年4月まで数回のプラスを除いてほぼマイナスだったのが、2006年は一度もマイナスに損益が落ちることはなかった。1,250万円の投資で400万円位のプラスということで、最初の4年間の低空飛行からするといい意味での安定期に入ったと言えるのではないだろうか。


配当金

2001年総配当金額(税引後):0円

2002年総配当金額(税引後):19,436円

2003年総配当金額(税引後):66,616円

2004年総配当金額(税引後):108,972円

2005年総配当金額(税引後):162,596円

2006年総配当金額(税引後):248,963円

2006年も少しずつではあるが配当の額が増加。これは2006年に購入した株がそれなりの配当を出しているBMY(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)だったおかげ。

こうやって数値にして並べてみるとピンとこないが、月に2万円の不労所得(税引後)と考えるとなかなかではないだろうか。

今までの累計配当は税引後で606,583円となり50万円を超えた。


為替

2006年の為替レートは以下の通り。

元々自分の中では為替は不確実なものであるのだが、振り返っても為替の方向性が見えない2006年であった。前年2005年がほぼドル高傾向だったので、余計そう感じるのかもしれない。

投資開始からの為替レートは以下。


まとめ

2006年のポートフォリオに影響を与えた出来事は以下の様なものか。2006年もあまり特筆すべきものはなかったと思う。

2006年7月:日本銀行がゼロ金利政策を解除

2006年11月:アメリカで中間選挙が行われ、民主党が上下両院で多数党に(大統領は共和党のジョージ・W・ブッシュ)

いずれも市場に織り込み済みだったのか、株式市場、為替に与えた影響は限定的だった様子。

2006年のまとめとしては、

①株式購入月に資金を投入するという現在のやり方が確立された

②2004年末、2005年末に続き3年連続で損益プラスとなった

③損益が初めて1年間通してプラスとなった

④2006年は購入銘柄の集中傾向に拍車がかかり、購入した銘柄はBMYのみだった

といったところになるだろうか。

2005年、2006年とその前の4年間の低迷期間を抜け出してようやく投資が安定し、グラフ化したデータからは長期投資/バイアンドホールドの良い点(経年に従ってマイナス期間の比率が減少してくる、マイナスの幅も小さく見える(ただし、スナップショット/絶対値では変わらない点には注意))が伺えるようになってきた2006年と言えるのではないだろうか。

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