米国株式投資と為替について

為替の不確実性

為替は米国株を買う上で考えざるを得ない不確実性だと思う。為替がどうなるかは誰にもわからない。ただ自分が米国株式を始める際に考えた、というよりは自分を納得させるのに使った論法は大体以下の通り。

①為替がどうなるかは(誰にも)もわからない

②円高の時はたくさん米国株式が購入できる

③円安の時は今まで購入していた米国株式の評価額が円換算では上昇している、円で受け取る配当も増加する

④基本定期的に米国株式(ドル)を購入し長期投資(バイアンドホールド)をするつもりであるので、長い目で見れば為替の振れ幅は収束していくことが期待できる

⑤万が一ドルを円に換える(米国株を売る)場合も外貨預金などと違って売却(為替)のタイミングは自分で決められる

以上のようなことを考えていたわけだが、今見てどうだろう?…。自分て見ても今一つ説得力に欠けるような気がする。

結果的にはこれを書いている現在2018年5月でドルの平均取得価額はこのサイトについて(詳細)に書いているように104.8円で、5月は108円台~110円ぐらいを行ったり来たりしている。まあ許容範囲な気もするが、あくまでこれを書いているタイミングでたまたまそうであっただけで、来週には1ドル150円になるかもしれないし、1ドル80円になるかもしれない。回避策としてはドルベースで考える/投資するしかないのだろうが、日本在住の身としては色々ハードルが高すぎると思う。


まとめ

冒頭に書いた通り、米国株式をやるなら為替の不確実性を踏まえた上で行うしかない、ということか。

長い間米国株式投資を続けてきた経験からすると、あまり為替を気にし過ぎるのは得策ではないと思う。実際15年超続けていると、それが良いか悪いのかは何とも言えないがある程度の為替の変動については気にしなくなってきたような気がする。さすがに1ドル=80円ぐらいの際は結構気を揉んだが、繰り返すように何もしていないわけで。結局何もしない/できないのでだから気にしても仕方がない。

ただし、色々考えては見たが自分はバイアンドホールドの長期投資をしているため、結局為替が上下しても含み損益、つまり名目上の評価損益に影響が出るぐらいなのか。あくまで売りの確定をしない限りは。それ以外での影響は、株式の配当が結局円ベースなので円高であれば金額が減るし、円安であれば金額が増えることと、税金関係で多少気を付けることが必要といった点ぐらいではないのだろうか。


補足

もし、自分の投資スタイルが短中期的な売買を繰り返すものであったとしたら、為替の問題は現在よりもはるかに複雑で切実なものになっていたであろうことは容易に想像がつく。他の米国株式投資をしている人達はどう管理しているのだろう。

例えば、1株100ドルで購入した銘柄が200ドルになったので売却しようとした際に、購入時の為替が1ドル110円だったのが、売却時に1ドル100円だったりしたらどう考えるのか。

と書いている途中で気が付いたのだが、今米国株式をやっている人は恐らく特定口座で取引をしているのではないだろうか…。当然そうだろうな。自分が投資を始めたのは2001年7月で、その当時は海外株式用の特定口座が存在していなかったのでその存在を忘れていた。楽天証券では今調べたら2004年の12月から対応を開始した様子。ただし、一般口座で管理している株式を特定口座に振り替えることはできなかったのでそのまま一般口座のままなのだが。特定口座であれば、楽天証券の説明文を読む限りでは(きちんと理解はしていないが)、為替の状況も踏まえて損益の管理が出来そうな気がする。

為替のことを書いているつもりだったのだが、最後の方は自分の知識不足に気付いてしまう流れになってしまった。特定口座に変えられないのは今も同じだが、証券会社の新サービスにもきちんと注意を払うようにしよう。何か見落としていることがあるかもしれないので。


補足2(2018年8月)

過去に自分が行ってきたバイアンドホールド米国株式投資の実際/実践を3年分ぐらい書いたので、米国株式投資と為替について再度補足を。

一言でいうと、

机上の方針と実際では、米国株式投資における為替の影響は思ったより大きい

ということになるだろうか。

上に書いてきたことは必ずしも間違っているとは思わないが、月ごとの資産状況を振り返ってみていると、時期的なもの(2001年7月~2004年10月)も影響しているのかもしれないが、月ごとに結構変動している。主要なデータをピックアップしてみると、

最もドル高:2002年1月末 1ドル=134.59円

最もドル安:2004年10月末 1ドル=105.79円

前月比で最も為替が変動:2001年11月末 1ドル=123.41円 ⇒ 2001年12月末 1ドル=131.67円。円ベースで8.26円、割合で言うと6.69%の為替変動(ドル高)

前月比で2番目に為替が変動:2004年3月末 1ドル=104.30円 ⇒ 2004年4月末 1ドル=110.41円。円ベースで5.86円、割合で言うと6.11%の為替変動(ドル高)

と言った具合。これほど大きな変動はないにしても、前月に比べると為替が1%以上変動している月が40か月中22か月と半分以上という結果。詳細についてはブログの各月を参照。

為替の変動がさらに厄介なのは、円ベースで資産を管理している場合保有米国株の上下にかかわらず全体に上記のような為替変動が反映されること。

為替の変動1%と書くと、投資の初期段階、例えば資産が100万円の場合1万円と大したことが無いように感じられてしまうのだが、投資が進んで資産が1億円の場合には為替だけで100万円の変動が発生することになるわけで、その影響は思ったよりも大きい。

バイアンドホールドを自称/自負している自分としては、上のまとめで書いているように各月の円ベースでの資産額はそれほど気にしなくてもよいという考え方は間違ってはいないと思うのだが、それでも過去のデータを整理してまとめていると、「そうは言ってもなあ…」という気持ちになるのを防ぐことは出来ないのが実際のところ。

上で書いた通り、為替は不確実なものとして捉えるしかない、というのを投資開始から3年間分ぐらいのデータを整理して再確認してしまいました。

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