米国株投資額と手数料並びに投資タイミング

米国株式投資手数料へのスタンス

個別の米国株式をある程度分散して買う、という大方針は決めたが実際にどう購入するかという点も始める前に考えた。基本的には、

  • 手数料は投資額の2%以下、できれば1%以下になるように

という1点を気を付けることにした。

なるべく手数料は少ないに越したことはない、というのが参考にした本でほぼ共通した見解だった。単純に考えてみても、手数料の割合が多ければそれを含めてトントンにするには、手数料の割合分の株価が上昇しなければならない訳なので(売却を含めれば、売却手数料や税金なども考慮する必要が出てくる)。


投資額と投資タイミング

当時の米国株式の購入手数料は、確かネット証券で3000円前後だったと思う(記録が散逸してしまっているのであくまで見当だが)。手数料を2%まで許容すると概ね15万が1回の投資額。1月5万投資に回せるとして3か月に1回購入できる、といった具合に購入することにした。とはいえ、投資を開始した当初は色々試してみているの必ずしも3か月に1度ではなかったはずである。

これも個人的にはよかった点の一つ。3か月に1回投資を行うのは、自分の中で長すぎもせず短くもなかった。自分の性格にあっていたのだと思う。当初から今日までずっとそのタイミングでの購入を続けており、定期的な投資がまずまず無理なくできている。月によっては多少投資に回す金額が足りない時もあったが、その際はボーナスなどから補填して2%を超えないように調整した(はず)。ただあくまで目安ではあるので、その時の総資産(株以外)状況や生活に無理のない範囲で投資金は確保していたはず。

また、別の理由として大きかったのはDLJディレクトSFG証券の株式ツールMarketSpeedの無料使用期間が90日(確か)だったこと。その間に1回MarketSpeedを通じて株式売買すれば、無料使用期間がまた90日延長(というのが基本のはず)だったので、投資資金が貯まる3か月と同じタイミングでツールを使って投資を行ってきた。

これが1年に1回の投資タイミングだったら手数料の割合は少なくなるが、分散というよりは集中に重きが置かれ過ぎになるだろうし、逆に1か月に1回であったら手数料の割合が大きすぎるし、短期的な株の値動きに気を取られていた可能性が高い。


まとめ

投資資金額は、手数料2%以下から勘案して最低と思った15万円から徐々に無理のない範囲で増やしてきており、現在投資に対する手数料の割合は1%を下回っている。

投資の初期段階を除いて90日に1回株式購入というのは変わっていない。サラリーマンを辞めるまでは、この投資スタンスは変わらないだろうと思う。このやり方が良いか悪いかを判断することは難しいし、何より今までの経験から積極的に変える理由がないので。

株価の動きは予測できないし自分ではコントロールできないが、投資のタイミングや手数料は自分である程度はコントロールできる。株式投資をする上で数少ない自分でコントロール出来る事柄に注意を払わない理由はない。

また、株式投資を長くやっていると取得価額から数%上昇させるのがどれだけ大変かが身に染みて分かってくる。購入時の売買手数料はハンデを背負っているようなもので、そのハンデは可能な限り極小化するように努めるべきだろう。


補足追加

自分の投資経歴を振り返っている中で、手数料が自分が米国株投資を始めた(始める前)の時点から変わって来ていることに気が付いたので、その時点(2019年5月)での米国株式手数料について整理し直してみた。

基本的なスタンスは変わらないと思うのだが、2019年5月時点での楽天証券の米国株式購入手数料は、自分が米国株式投資を始めた2001年7月時点と比べると、投資金額によってはかなり割安になっているのでうらやましい限り。

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