【損益がプラスに】2004年米国株式投資考察(資産/購入/配当)

米国株式投資4年目の振り返り

米国株式を始めてから4年目の2004年はどうだったのか。月ごとの状況は以下を参照。

2004年1月

2004年2月

2004年3月

2004年4月

2004年5月

2004年6月

2004年7月

2004年8月

2004年9月

2004年10月

2004年11月

2004年12月


購入状況

2004年の購入状況は以下の通り。

2004年2月:BMY(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)100株 購入単価@28.755ドル

2004年3月:EDS(エレクトロニック・データ・システムズ)20株 購入単価@19.27ドル

2004年5月:EDS(エレクトロニック・データ・システムズ)230株 購入単価@16.04ドル

2004年8月:BMY(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)200株 購入単価@23.42ドル

2004年11月:BMY(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)150株 購入単価@24.05ドル

購入回数は5回(内1回は誕生日手数料無料)、ドルベースでの総購入価額は15,240.4ドル、手数料合計は126ドル。総購入に占める手数料の割合は0.83%。といったところが数値的なまとめになるだろうか。

2004年は3月にEDSを購入したことで、投資前に想定したポートフォリオ銘柄がようやく揃った年であった。想定していた18銘柄を揃えるのに33ヶ月/2年9ヶ月かかったことになる。とはいえポートフォリオ銘柄中9銘柄は10株しか保有していなかったので、実際には十分な分散が出来ているポートフォリオとは言えない状況だった。ここから分散に行くのかそれとも集中に向かったのか興味深いところ。

個別銘柄でいうと2004年に購入したのはBMYとEDSの2銘柄のみ。↑で分散/集中に言及したが、少なくとも2004年は明確に分散よりも集中重視で購入していたようだ。購入時における基本スタンスが値頃感のある銘柄購入なので、どうしてもそうなってしまうのか。これは現在2018年でもそうかもしれない。


投資資金/資産状況

2001年投資資金:835,000円(累計投資資金:835,000円)

2002年投資資金:3,265,000円(累計投資資金:4,100,000円)

2003年投資資金:2,416,033円(累計投資資金:6,516,033円)

2004年投資資金:1,536,287円(累計投資資金:8,052,320円)

昨年も投資資金が2002年より減っていて驚いたのだが、まさか2004年も前年比減少していたとは。かなり驚いた。2003年のまとめでも書いたが、経年で着実に投資金額が増加していると思っていたのに、単年どころか2年連続で投資資金が減っていたとは。ただ冷静に考えてみると2002年の300万超の投資資金は別格で多いような気がする。投資を始めたばかりで色々面白かったのか、それとも2002年はマイナス幅が大きかったので、何とか資金を投入して挽回しようとしていたのか。まさか翌年2005年も投資資金が減少していたりはしないといいのだが。

累計投資資金の点では3年半で800万円を超える投資になった。上記の様に投入資金のペースは落ちているが、累計なので当然着実に増えてはいる。

2004年の資産状況はグラフ化してみると、以下の様になる。

2004年3月に大きく凹んだ資産を6月で回復した後は横ばいの状況が続いたが、11月、12月の2か月で大きく増加した。2001年1~10月までの10か月は650~750万円の間で変動していたのが、11、12月で750~850万円の資産に。増加するときは一気に増えるものだが、逆に下落するときも一気に減少する。

投資を始めてからの累計の資産グラフは以下の通り。

累計でみると、あまり資産に変動がない期間が続いた後、短い期間で上昇、そしてまた変動のない期間が続く階段上になっているような気がする。このグラフは投入資金も含んでいるのでその分を差し引いて考えないといけないのだが、それにしても2004年3月の下落は累計の中でも目に付く程の落ち込みでだった。

2004年の投資損益グラフは以下の様になった。

2004年は損益が初めてプラスに転じた月が発生した年であった。

まずは年明け1月、2月と順調だったのだが、2004年3月に急降下したのを11月、12月で挽回したというのが如実に分かるグラフ。1年を通してみると2月の最高点に年末で帳尻を合わせた感じで、年初と年末だけ見ると損益にそれほど大きな差異はないという結果になるのだが、グラフの通り多くの期間はマイナスだったわけで。一部のデータだけ切り取るとなかなか全体像が見えてこないなあ、と考えさせられるグラフである。

いずれにせよ、2004年はプラスに始まりプラスに終わったということで結果だけ見れば良い年だったと言えるだろう。

次に累計投資損益のグラフ。

端的に言って乱高下の激しいグラフというのが印象。もう少し落ち着いた傾向の分かりやすいグラフになってくれると有難いのだが。2003年後半から順調に改善してきてプラスになった損益が、繰り返すが2004年3月に急降下し、小動きを経て2004年末に急上昇している。あまり精神衛生上良くない損益の動きが続いていたと言えるのではないだろうか。

ただ年度で大雑把に見てみると、

2001年:0~マイナス50万円

2002年:0~マイナス150万円

2003年:0~マイナス150万円

2004年:50万円~マイナス50万円

という幅の中に納まる損益の動きになっている。ほんの少しずつだが、時間が経過するごとに損益も良くなっているような気がしないでもない。


配当金

2001年総配当金額(税引後):0円

2002年総配当金額(税引後):19,436円

2003年総配当金額(税引後):66,616円

2004年総配当金額(税引後):108,972円

総配当金額は投資開始4年目にして10万円を超えていた。各月の記事でたまに触れていたと思うが、あまり配当を重視していなかった初期段階の割には年間10万円の配当になるのは、思っていたより早かった印象がある。これは2003年から2004年にかけて値頃感があると思っていたBMY(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)を淡々と買い足していったおかげだろう。パフォーマンスはぱっとしないが、配当率自体は悪くなかった銘柄だったので。

ちなみに単一の銘柄で四半期配当が一番多かったのは、上記の理由もあり2004年11月のBMYで13,155円。単一の銘柄で月配当が1万円を超えた初めての銘柄でもあった。


為替

2004年月末為替レートの幅は1ドル=102.47円(12月末)~111.46円(7月末)と、10円以内の幅には収まっていた。

まず目に付くのは3月のドル安。ポートフォリオの主力銘柄も下がったが、それに加えてドル安となったため、悪い意味での相乗効果の結果が発生してしまい、上で記述したように円ベースの資産、損益が急降下している。

一方で10~12月にかけてもドル安が進行していたのだが、こちらは円ベースでの資産、損益とも改善しているので、為替の変動以上に所有銘柄のパフォーマンスが良かったということになる。このように為替の影響が大きい場合に、株式が上昇してその為替分をカバーあるいは上回ってくれればいいのだが、実際には大きな為替変動があった場合にはポートフォリオ全体でそれをカバー/上回るのはかなり難しいような気がする。今回はあくまでたまたま好結果だったということだろう。

参考として投資開始からの月末為替レートの動きは以下の通り。

全体の傾向としては円高ドル安が進行しているように見える。


まとめ

2004年に自分のポートフォリオへ影響を与えたのはどのような出来事だったのか。

2004年11月:2004年アメリカ合衆国大統領選挙でジョージ・W・ブッシュが再選

大きなところではこれ位か。ジョージ・W・ブッシュが再選を果たしたことが、2004年末のポートフォリオ銘柄の上昇に結構貢献していたと思われる。

ポートフォリオでは、2004年3月にEDS株を購入したことで、投資前に想定していたバイアンドホールド用のポートフォリオ銘柄が揃ったことになる。

また投資のタイミングが2月、3月、5月、8月、11月の5回と2003年の4回とほぼ同じタイミング。やはり2003年から約3か月に1度の購入という投資スタイルに切り替えたようだ。

上記の様なことを加味して2003年をまとめてみると、

①累計投資額が800万円を超えた。投入資金は2002年から2003、2004年と減少傾向

②1回の購入金額は大体30~40万円ぐらい

③初めて損益がプラスに転じた月が出てきた。2004年末もプラスで終了

④為替レートは後半からドル安が進行

想定していたポートフォリオがEDSを購入したことで揃った

⑥2004年の購入銘柄はEDSとBMYの2種類のみ。集中重視の投資だった

⑦税引後配当が10万円を超えた

といったところが目に付く1年だった。

まとめると2004年は投資損益がプラスになった年であったことに尽きるだろう。昨年まで足掛け3年マイナスだったものが、なんとかプラスに転じることもあるようになってきた。これが継続してプラスを維持するようになればいいのだが。

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