【資産激減の年】2008年米国株式投資考察(資産/購入/配当)

米国株式投資8年目の振り返り

米国株式を始めてから8年目に入った2008年。月ごとの状況は以下を参照。

2008年1月

2008年2月

2008年3月

2008年4月

2008年5月

2008年6月

2008年7月

2008年8月

2008年9月

2008年10月

2008年11月

2008年12月


購入状況

2008年の購入状況は以下の通り。

2008年3月:C(シティグループ)400株 購入単価@23.293ドル

2008年6月:C(シティグループ)500株 購入単価@20.463ドル

2008年9月:C(シティグループ)480株 購入単価@20.125ドル

2008年12月:C(シティグループ)1,720株 購入単価@6.885ドル

購入回数は4回。銘柄はいずれもC(シティグループ)。ドルベースでの総購入価額は41,050.19ドル、手数料合計は134.82ドル。総購入に占める手数料の割合は0.32%。前年に比べて購入金額が10,000ドル強増加していた。

2007年のサブプライムローン問題顕在化によりCの株価が下がった事を受けて、2007年12月から2008年の5回連続でCを購入したことになる。他の銘柄も下がってはいるのだが、Cが最も値頃感/割安感があると考えていたのだろう。

2007年12月にCを購入した際は単価が@30.89ドルだったのだが、1年後の2008年12月は@6.885ドルと4分の1~5分の1になってしまっていた。これでも値頃感/割安感があると考えていた大きな理由は、昨年末の時点で筆頭株主の1、2位がアラブ首長国連邦のアブダビ投資庁とサウジアラビアのキングダム・ホールディング・カンパニーであったこと。いわゆるオイルマネーがいざという時には支えてくれるだろう、ということを自分の投資の拠り所としていたのだろう。結果的にCは世界金融危機で破綻することはなかったのだが、今にして思うと危険な考え方だったかもしれない。Cは結果オーライではあったが、今後投資を行う際には、株価が割安であるかどうかをもう少し多面的に判断する様気を付けた方がいいだろう。


投資資金/資産状況

2001年投資資金:835,000円(累計投資資金:835,000円)

2002年投資資金:3,265,000円(累計投資資金:4,100,000円)

2003年投資資金:2,416,033円(累計投資資金:6,516,033円)

2004年投資資金:1,536,287円(累計投資資金:8,052,320円)

2005年投資資金:1,950,000円(累計投資資金:10,002,320円)

2006年投資資金:2,500,000円(累計投資資金:12,502,320円)

2007年投資資金:3,160,000円(累計投資資金:15,662,320円)

2008年投資資金:3,100,000円(累計投資資金:18,762,320円)

2008年は2007年とほぼ変わらない投資額であった。2008年8月に所有していたEDS(エレクトロニック・データ・システムズ)がHPQ(ヒューレット・パッカード)に買収されて、所有株が現金化され、それを原資として2008年9月の株式購入をしたため結果的に年間の投資金額を減らしたことになった。

あまりグラフという形で認識したくはないのだが、2008年の資産状況はどうだったか。

2008年8月までは何とか持ちこたえた感があるのだが、やはりリーマン・ブラザーズ経営破綻、バンク・オブ・アメリカがメリルリンチを救済合併などのイベントがあった2008年9月、10月で資産が急減している。まあこればかりは仕方がなかっただろう。

年初と比べると資産が約500万円減少しているのだが、これはあくまでも2008年に投資した310万円を含んだもの。損益のグラフは酷いことになるのだろうなあ。

続いて累計資産のグラフ。

2007年6月に一度だけ超えた2,000万円からほぼ半減してしまっている。また2008年9月、10月の資産減少の急降下がひと際目立つグラフになっている。

投資資金を除いた損益ベースでの2008年のグラフは以下の様になった。

グラフの形は概ね上の2008年資産のグラフと同じだが、2008年12月は資産のグラフでは上向きだが、損益では下降している。これは2008年12月に100万円追加で投資しているため。

2008年1月はまだ損益がプラスだったのがじりじりと下がりマイナス100~200万円ぐらいをウロウロしていたのだが、9月以降に一気に下がり年末には約マイナス750万円。2001年7月に投資を開始してから最悪の資産減少となってしまった。

続いて累計損益のグラフ。 

累計資産のグラフを作成した際に薄々と感じてはいたが、思ったよりも累計損益のグラフは酷いことになっている。思ったよりも酷いと感じた理由としては、

  • 2007年6月ピーク時点からの急降下が資産に比べて急
  • 年度またがりの2007年12月から2008年1月にかけても資産減少が大きかったのだが、年度ベースの損益ではそれが見えないため、急減がより一層分かりやすくなっている

という2点だろうか。

2007年6月の600万円プラスから2008年末のマイナス800万円弱の期間では、1年半でマイナス1,400万円の減少になっており、それまでの投資開始から6年間からコツコツ積み上げてきた損益が突き抜ける感じでマイナスになっているのが心理的にも大きい。

また、上に書いた様に2007年12月から2008年1月も260万円の急減であったので、2007年後半の急降下っぷりが見た目に明らかになってしまっている。これも精神的によろしくない。

バイアンドホールド/長期投資を標榜しているとはいえ、さすがにこの急角度での資産減少に当時の自分は凹んだのではないだろうか。10年以上経って振り返ってこれを書いている今でもかなりモヤモヤした気分であるのだから。


配当金

2001年総配当金額(税引後):0円

2002年総配当金額(税引後):19,436円

2003年総配当金額(税引後):66,616円

2004年総配当金額(税引後):108,972円

2005年総配当金額(税引後):162,596円

2006年総配当金額(税引後):248,963円

2007年総配当金額(税引後):352,701円

2008年総配当金額(税引後):446,275円

2008年の配当は、まだ株価下落の影響をそれほど受けていなかったようで2007年から約10万円ほど増加している。ただし来年2009年以降は減ったはず。少なくともCの配当が2009年から大幅に減少(@0.16⇒@0.01ドル)したはずだし、それ以降一時期無配当の時期もあったはずだからなあ。

2008年時点では年齢もまだ40歳前ということもあり、配当を重視はしていなかったようだ。

2008年までの税引き後受取配当累計は1,405,559円となり、100万円を突破して150万円近くになっていた。累計でかつ受取配当なので、ここだけは資産が減ろうが無配当になろうが減ることは無いので書いていてほっとする。


為替

2008年の為替レートは以下の様であった。

実はこの年の資産や損益の減少には、この為替が大きく関わっていた。最もドル高だった8月が1ドル=108.81円、そこから年末には1ドル=90.95円になってしまっている。割合にすると15%強はドル安になったことになる。単純に考えて2008年8月の資産が1,600万円ぐらいだったので、240万円ぐらいは為替に拠るマイナスとなる。

為替については何回か触れてきたように、日本円ベースで米国株投資をする以上ドル円の為替は仕方ないものとして捉えているのだが、それにしてもこの時期はきつかった。

投資開始からの為替レートは以下の様になっている。

目に付くのは2007年6月から為替もドル安に推移していて、長期的な視点で見ると資産、損益の減少とある程度リンクしていること。また一気にドル安が進行しており、1ドル=90円割れが現実的になっている。これ以降で確か1ドル=80円ぐらいまで行った気がするのだが、それがいつのタイミングでどれ位の期間続いたのか。

このように為替がドル安に振れている時には、円ベースで資産の減少は仕方ないものとして受け止めて、同じ円でたくさん米国株が購入できるという点を考えるべきだろう。


まとめ

2008年も2007年に続いて色々とポートフォリオ資産に影響を及ぼす出来事があった。全てを挙げているときりがないので、主だったところのみ。

2008年3月16日: JPモルガン・チェース(JPM)が、経営危機に陥っていたベアー・スターンズの買収を発表

2008年3月31日:アルトリア・グループ(MO)1株につき、フィリップ・モリス(PM)1株付与の権利落日

2008年5月13日:ヒューレット・パッカード(HPQ)がエレクトロニック・データ・システムズ(EDS)の買収を発表

2008年5月30日:JPモルガン・チェース(JPM)がベアー・スターンズを救済合併

2008年8月26日:ヒューレット・パッカード(HPQ)がエレクトロニック・データ・システムズ(EDS)を買収

2008年9月15日:リーマン・ブラザーズ経営破綻、バンク・オブ・アメリカがメリルリンチを救済合併

2008年10月3日:アメリカで緊急経済安定化法が成立。米国政府は7000億ドルの公的資金を投入して不良資産を買い取ることを決定

2008年10月18日:シティグループとJPモルガン・チェースが緊急経済安定化法の公的資金資本注入を受け入れる。それぞれ250億ドル

2008年11月23日:FRBがシティグループに対し追加で200億ドルの資本注入、および不良資産3600億ドルの政府保証を発表

自分のポートフォリオに影響があった大きな出来事はこんなところだろうか。

2008年の投資のまとめとしては、

①2008年2月に累計損益がマイナスになり、12月にはマイナス760万円となった

②2008年末の資産は約1,100万円となり、2007年末から約700万円強減少した(2007年末は約1,850万円)

③年4回の購入はいずれもシティグループ

④為替も大きくドル安となり、円ベースの資産、損益の減少幅を一層大きくすることになった

⑤フィリップ・モリスがアルトリア・グループからスピンオフして、所有銘柄が一つ増えた

⑥エレクトロニック・データ・システムズが買収され、所有銘柄が一つ減った

⑦資産、損益の減少にも関わらず、年間の税引後配当は約45万円に増加した

2007年も大概酷い結果だと思ったのだが、2008年はそれに輪をかけて低調な年であった。所謂リーマン・ショックが起こった年でもあり、世界全体の市場が下落したので仕方がないとは言えるのだが。

当時のメモを振り返ってみると、まだ40歳手前ということもあり、もし投資がダメになっても働ければ何とかなる、といった雰囲気が感じ取られた。50歳手前の2018年現在で同じような状況になったら、落ち着いてはいられないだろう。

まだまだ世界金融危機の終わりが見えない2008年であった。

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