はじめに
昨日2021年2月9日は自分の持ち株であるデュポン・ドゥ・ヌムール(DD)の2020年第4四半期決算が発表された。以下にその内容を確認して整理しておく。
2020年第4四半期決算概要
以下の情報はデュポン・ドゥ・ヌムールの企業サイトより引用・抜粋。
- 2020年第4四半期の総売上(Net Sales)は52億5200万ドル、前年同期は52億400万ドルで前年同期比1%増
- 2020年第4四半期の継続事業による1株当たり損失(Income(Loss) per common share from continuing operations)は0.37ドル、前年同期は0.24ドルで前年同期比54%増
- 2020年第4四半期のNon-GAAPベース調整後一株当たり利益(Adjusted EPS)は0.95ドル、前年同期は0.88ドルで前年同期比8%増
以下は各事業部ごとの内容。
Electronics & Imaging部門:
売上は前年比9%増の10億2100万ドル。インターコネクトソリューション(プリント基板)が2桁台の成長、セミコンダクターテクノロジーが一桁台後半の成長だったことが寄与している。
Nutrition & Biosciences部門:
売上は前年比3%増の15億200万ドル。純粋に販売・出荷量が前年比上昇した事が要因。ただこの部門は2月1日にIFFとの合併が完了している。
Transportation & Industrial部門:
売上は前年比1%増の11億6800万ドル。価格の低下を出荷量の増加で相殺している。
Safety & Construction部門:
売上は前年比2%減の12億2400万ドル。価格は1%上昇したものの出荷量が7%減少したため。
財務状況については以下の通り。
2月1日にIFFへ合併したNutrition & Biosciences部門の取引に関して受け取った特別現金支払い73億ドルのうち50億ドルを債務返済へ充当するとしている。
IFFとの合併については、
掲題の通り「Complete」とされている。2月3日の発表によればデュポン株1株につきIFF株0.718株が割り当てられるはずだが、今のところ楽天証券からのアナウンスは無し。自分の英語力に今一つ自信が持てない・・・。
2021年第1四半期及び通期の見通しについては以下の様に発表している。
2021年第1四半期
- 売上(Net Sales):37億5000万ドル~38億5000万ドル
- Adjusted EPS(調整後1株当たり利益):0.75ドル~0.77ドル
2021年通期
- 売上(Net Sales):153億9000万ドル~155億9000万ドル
- Adjusted EPS(調整後1株当たり利益):3.30ドル~3.45ドル
市場予測との比較
今回の主な決算内容と市場予想とを比べてみると、
- 2020年第4四半期の総売上(Net Sales)は52億5200万ドル、市場予想の52億5000万ドルとほぼ変わらず
- 2020年第4四半期のNon-GAAPベース調整後一株当たり利益(Adjusted EPS)は0.95ドル、市場予想の0.89ドルを上回っている
となっている。
まとめ
上記の様な決算を受けてデュポンの株価は、
と3.02%の下落。同日のダウ工業平均が0.03%、S&P 500が0.11%それぞれ下落、NASDAQが0.14%上昇しているのと比べるとかなり見劣りがする結果となった。
決算内容自体は悪くなかったし、アナリストとのカンファレンスコールでも特に問題となるような質疑は無かったと思うのだが。
過去3ヶ月の株価を振り返ってみると、
2021年1月以降の株価の動きはダウ工業平均よりも同じセグメントのダウ・インク(DOW)と似たような上下動。昨日も決算内容よりセグメント全体の傾向が株価に反映されたのだろうか。
冷静に考えると3ヶ月前に比べれば約20%株価は上昇しているので、昨日の決算を受けての下落を含めてもそれ程悪くは無いだろう。ただ1月半ばからの下落傾向が続いているのは気に掛かる。決算内容自体は悪くなかったと思うので、この傾向が一時的なものであることを願いたい。
最後に配当だが決算資料でも何度か言及されているが、アナリストとのカンファレンスコールで最高経営責任者(CEO)のEd Breen氏が、
- With regards to dividends, we intend to maintain our current quarterly per-share dividend of $0.30 per share.
配当については、現在の四半期配当の1株当たり0.30ドルを維持する予定です - Going forward, we will target a payout ratio between 35% and 45%, and we will work with our board to increase our dividend annually as we grow earnings.
今後は配当性向35%〜45%を目標とし、取締役会と連携して収益の増加に応じて毎年配当を増やしていきます
としており、業績によっては増配がなされるかもしれない。