米国株式投資12年目の振り返り
米国株式を始めてから12年目となった2012年。月ごとの状況は以下を参照。
購入状況
2012年の購入状況は以下の通り。
2012年3月:C(シティグループ)350株 購入単価@37.475ドル
2012年6月:C(シティグループ)550株 購入単価@26.4342ドル
2012年9月:C(シティグループ)400株 購入単価@33.2956ドル
2012年12月:C(シティグループ)350株 購入単価@39.505ドル
購入回数は4回。そして購入した銘柄はすべてシティグループだった。2011年もすべてシティグループを購入していたので、まるまる2年シティグループを購入していたことになる。
2012年のドルベースの購入総額は54,800.08ドル。手数料合計は105ドル。総購入に占める手数料の割合は0.19%。
2012年もシティグループの購入が続いた理由としては、やはり取得価額比で見た割安/値頃感が一番大きかった事だろう。2011年と同様にここでシティグループの購入を止めるほどの理由はなかったと判断して買い続けることにしたのだろう。
投資資金/資産状況
2001年投資資金:835,000円(累計投資資金:835,000円)
2002年投資資金:3,265,000円(累計投資資金:4,100,000円)
2003年投資資金:2,416,033円(累計投資資金:6,516,033円)
2004年投資資金:1,536,287円(累計投資資金:8,052,320円)
2005年投資資金:1,950,000円(累計投資資金:10,002,320円)
2006年投資資金:2,500,000円(累計投資資金:12,502,320円)
2007年投資資金:3,160,000円(累計投資資金:15,662,320円)
2008年投資資金:3,100,000円(累計投資資金:18,762,320円)
2009年投資資金:4,000,000円(累計投資資金:22,762,320円)
2010年投資資金:3,000,000円(累計投資資金:25,762,320円)
2011年投資資金:4,000,000円(累計投資資金:29,762,320円)
2012年投資資金:4,000,000円(累計投資資金:33,762,320円)
2012年も前年と同様に年間400万円の投資を実施。
2012年の資産状況は以下の通り。
2012年は5月に大きく凹んだが、6月からは右肩上がりのグラフとなった。昨年の円ベース資産は上下動が激しく不安定なグラフだったが、それに比べれば2012年は好調だったと言えるだろう。また初めて円ベースの資産が3,000万円を超えた(2012年12月)年となった。
4月、5月とマイナスになっており、前半はまだ欧州債務危機の影響があったと思うのだが、こうしてみると2012年の後半にはそれも払拭されたように見える。
累計のグラフで見ても、上昇基調になってきていることが伺える。昨年は停滞しているように見えたのだが。
投資資金を除いた損益ベースでの2012年のグラフは以下の通り。
2012年の損益ベースでは12月末時点にマイナス15,347円まで回復。5月末時点ではマイナス900万円近くまであった事を考えると、かなり好調だったことが分かる。
続いて累計損益のグラフ。
2012年末には累計投資損益はほぼトントンになったのだが、これは2008年1月(プラス256,291円)、2008年2月(マイナス535,979円)以来実に約5年振りとなる。しかし、ほぼ5年間投資損益がマイナスだったにもかかわらず、やり方を変えずによく投資を続けていたのものだ。まだ40歳前後という年齢のせいだったろうか。これが45歳を超えていたらこの様な投資を続けられていたかは個人的には疑問。
配当金
2001年総配当金額(税引後):0円
2002年総配当金額(税引後):19,436円
2003年総配当金額(税引後):66,616円
2004年総配当金額(税引後):108,972円
2005年総配当金額(税引後):162,596円
2006年総配当金額(税引後):248,963円
2007年総配当金額(税引後):352,701円
2008年総配当金額(税引後):446,275円
2009年総配当金額(税引後):309,206円
2010年総配当金額(税引後):314,511円
2011年総配当金額(税引後):336,760円
2012年総配当金額(税引後):377,505円
2012年は前年に比べて約4万円の増加。2011年は2010年に比べて約2万円の増加だったので、配当の面でも段々上向いてきているというのが数字としても表れていたのではないだろうか。受取配当時の為替レートは2011年と2012年でそれほと大きな差は無かったことだし。
為替
2012年の為替レートは以下の様であった。
2月、3月と1ドル=80円台になりこのままドル高が進むかに見えたが、再び70円台になりそれがしばらく続き、9月からドル高が進んで、1ドル=85円も突破していた。
投資開始からの為替レートは以下の様になっている。
2012年末の終値は1ドル=86.75円だったのだが、1ドル=85円となったのは2010年7月の1ドル=86.46円以来。逆に言うと2年と少しの間1ドル=85円以下が続いていたことになる。円ベースの資産はその間当然目減りするわけだが、この期間もドル購入から米国株購入を定期的(3ヶ月)にしていた訳で、その間はドルが多く買えた、すなわち多く米国株を購入できたことにもなる。結果的にはこの頃も購入を続けていたことが、現在の状況につながっていると思う(特にシティグループ(C))。
まとめ
2012年の投資をまとめてみると以下の様な点がポイントだろうか。
①2012年12月末に円ベース資産が初めて3,500万円を突破
②累計損益も2012年12月末にはほぼプラスマイナスゼロに回復
③為替レートは前年が大幅にドル安に変動だったが、後半はドル高に転じて1ドル=85円を回復
④年間の税引後配当は前年とほぼ変わらず
⑤特にシティグループの株価回復が大きく寄与。2012年1月末の終値が一株あたり@30.72ドルだったのが、2012年12月末の終値は一株あたり@39.56ドルまで回復していた。約30%弱上昇していることになる。
2012年は後半に急回復して資産が初の3,500万円突破、累計損益もほぼプラスマイナスゼロとなった。また上で見てきたようにある程度長いスパンで見てみると、2012年は回復傾向が顕著だったと言える。
ただ、この見解はあくまで2019年3月にこれを書いているからそう判断できるのであって、2012年末当時ではまだまだ予断を許さないと思っていたことだろう。さすがに累計損益のマイナスが約5年続いている状況では、このまま上昇してくれるか半信半疑だったのではないだろうか。
データからすると2013年には累計損益がプラスに転じそうな感じがするが、実際にはどうだったか。現在(2019年)から見ると2013年は流石にプラスだった様な気もするのだが…。