投資開始からの期間
2001年7月から数えて227ヶ月目(18年11ヶ月目)。
資産動向考察
2020年5月末の円ベース資産は以下の通り。
2020年4月末と5月末の月末だけ比較すると上記の通りほぼ変わらず。
市場と比較することに何の意味もないことは重々承知しているが、参考として5月のダウ工業平均とS&P 500はどうだったかというと、
4月に比べて市場が約4%上昇(図で5%超となっているのは起点がもう少し前のため)しているのに比べると今一つの気もするが、一時9500万円程度まで減少したこと
を思えば満足してしかるべきだろう。
5月にあった主な出来事
- 所有米国株が四半期決算を発表(4月より継続)
自分の所有銘柄で重要なもの(ポートフォリオに占める割合の大きい銘柄)の決算は大体4月に終わっていたが、エクソン・モービル(XOM)、ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY)の決算発表が5月にあった。
エクソン・モービルはCOVID-19による需要の落ち込みやOPECプラスの減産調整関連で予想通り酷い決算。ただ懸念していた配当減や配当停止には至らなかった(配当維持の発表は4月29日)のでひとまずは良し。
ブリストル・マイヤーズは決算内容としてはまずまず。オプジーボの売上減は気になるところだが、
オプジーボとヤーボイの肺癌への併用療法が承認(2020/5)
といったニュースもあり今後に期待。ただ短期的には5月後半の市場上昇の波に乗れていないのだよなあ。
- 所有米国株を15年超振りに売却
時たま言及してきた塩漬け状態のJCペニー(JCP)株が破産法を申請し、ニューヨーク証券取引所からOTC市場に移ったこともあり、15年超振りに米国株を売却した。詳しくは以下。
売却時から少し時間をおいて振り返ってみたが、自分が久しぶりに株を売却したことに対する感慨は全くない。ただこれは長らく低迷期間が続いており、破産法申請という事情があったためであろう。
- 米中の対立が表面化
5月はCOVID-19に端を発する米中の対立が顕著になった月でもあった。
トランプ氏が香港治安法に関して今週対中制裁を示唆(2020/5)
トランプ氏が新型コロナに関して対中報復を示唆(2020/5)
ただし、結局報復の内容は想定したほどではなく、今のところ市場への影響はほとんどないと言っても良い程度。ただ今後どうなるかについては引き続き注意が必要だろう。
- AT&T傘下のワーナーメディアがストリーミングサービスHBO Maxを開始
AT&T株価の起爆剤になるかと期待していたHBO Maxが5月27日にサービスを開始。ただ以下にまとめたように、
2020/5/27開始のHBO Maxの初動はどうだったのか?
情報が少ないこともあり、株価への影響も限定的。大失敗になってはいないのでまずは良しだろう。
- アメリカ各州がロックダウンを段階的に解除
これだけではないのだが、結果的に見るとロックダウンの解除による経済活動再開への期待から上に挙げた様に5月後半市場が上昇しているようで、これを書いている6月第1週目もその流れを継続している。
個人的には先に述べた米中対立がもっと市場全体を押し下げる要因になると思ったのだが、それを上回る経済再開の期待値ということなのだろうか。
自分の2020年4月末と2020年5月末のポートフォリオは以下の通り。
【2020年4月30日】
【2020年5月29日】
ざっと見てみるともちろんそれなりに動きはあるものの、驚くほどに4月末と5月末で差がない印象。月末ベースで見るとこういう月もあるのか。実際には結構上下があった月なのだが。
為替
先月終値:2020年4月30日1ドル=107.18円
今月終値:2020年5月30日1ドル=107.79円
1ドルあたり0.57円、割合で言うと0.61%のドル高。5月初めは106円台前半までいった時もあったが概ね107円台で落ち着いた推移だった。
まとめ
累計投資:79,000,000円(今月追加投入無し)
米国株:105,045,470円
外貨MMF:35,886円
USドル:735,915円
日本円:50,798円
資産:105,868,069円
累計損益(累計投資と資産より):26,868,069円/34.0%
冒頭の図で4月末資産と5月末資産がほとんど変わりないと述べたが、実際にはUSドルがドルベースの受取配当のため前月に比べ70万円ほど増えているのが大きかったのか。それがなければ4月末に比べてまたマイナスだった事になる。
とはいえ、2月末、3月末の惨状を思い起こしてみれば、想定よりかなり良かった5月だったと言えるだろう。ちなみにこの4月、5月の資産1億500万円程度は、2020年3月を別にすると、月中に1億円を割った2018年12月の1億200万円の頃と同じぐらい。1年半前の水準に逆戻りしたことになる。
今後の展望としては、5月のまとめではあるがこれを書いている日本時間6月5日までは、何故か5月後半からの流れがまだ継続して市場は上昇中。これがいつまで続くのか。上昇して喜ばしいはずなのに、米中対立や米国内の暴動などを思うと今一つスッキリしない。またどこかで急落という事にならないように願いたい6月だがさてどう着地するのだろう。