はじめに
新型コロナウイルスの影響を受けて、自分の所有米国株銘柄の投資格付けにもいろいろ変化が出ているようなので、ここでその情報を整理しておくことにする。
今回はあくまで格付け自体のデータのみの整理。実際の購入に際してはその格付けの理由付けをきちんと調べて自分で納得できるかどうかが重要なことに注意。そして納得できたとしても、その見通しが外れることもままある点にも留意が必要。あくまで自分の投資の参考情報として留めておくべきだろう。
自分の所有銘柄格付け情報
以下の情報はYahoo! Financeの個別銘柄に掲載されている直近6回の格付け情報の画像。あくまで直近6回であり、銘柄によっては格付け時期が古いものもあり、また他にも格付けをしている会社はあるので、必ずしも総合的な格付けではなく、あくまで直近であることには注意。主な英語の意味合いとしては、以下の様なものだろうか。格付けをしている会社によって微妙に異なるので、全てをカバーしてはいない。
Maintains、Reiterates:そのまま格付け変更なし
Upgrade:格付け引き上げ
Downgrade:格付け引き下げ
Initiated:格付け開始
Buy、Overweight、Outperform:買い
Neutral、Hold、Equal-weight、Market Perform:中立
Sell、Underweight、Underperform:売り
ボーイング(BA)
買い:2、中立:4
ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY)
買い:2、中立:4
シティグループ(C)
買い:5、中立:1
ケマーズ(CC)
買い:2、中立:4
チャーター・コミュニケーションズ(CHTR)
買い:4、中立:2
シスコ・システムズ(CSCO)
買い:2、中立:4
コルテバ(CTVA)
買い:2、中立:3、売り:1
デュポン・ドゥ・ヌムール(DD)
買い:6
ウォルト・ディズニー(DIS)
買い:5、中立:1
ダウ・インク(DOW)
買い:4、中立:2
ゼネラル・エレクトリック(GE)
買い:4、中立:2
JCペニー(JCP)
中立:2、売り:3
JPモルガン・チェース(JPM)
買い:4、中立:2
ケロッグ(K)
買い:3、中立:3
クラフト・ハインツ(KHC)
買い:1、中立:5
コカ・コーラ(KO)
買い:6
マクドナルド(MCD)
買い:5、中立:1
モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)
買い:5、中立:1
アルトリア・グループ(MO)
買い:5、中立:1
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)
買い:6
フィリップ・モリス(PM)
買い:5、中立:1
AT&T(T)
中立:5、売り:1
ワブテック(WAB)
買い:5、中立:1
エクソン・モービル(XOM)
中立:4、売り:2
まとめ
あくまで直近の格付け情報の整理という事で事実を淡々と記載しただけなのだが、思いの外気付いてしまったことがあるので記しておくことにする。
- ボーイング(BA)の直近格付けはいずれも3月だが、その内2社が「買い」としている
2019年の737MAX機の問題が解決していない事に加え、新型コロナウイルスの影響で旅客需要が減ると思うし、フリーキャッシュも怪しい気がするのだが、2社が買いで、4社が中立としており、売りがなかったのは意外。
- AT&T(T)の格付けが直近6回すべて下落。うち3つは3月に入ってから
AT&Tは自分の所有資産の中で、投資額が1番多く、資産では2番目なので、これがコケるとただでさえ新型コロナウイルスの影響で激減している資産が、更に減ることになってしまう。AT&Tの投資格付けについては別途詳細に調べた方が良さそうだ。
総評としては、思ったよりも売り一色という格付けでは無かったのも意外ではある。繰り返しになるが、投資格付けが必ずしも正しいとは限らないので、こうやって整理した結果で気になった点を掘り下げておくのも、新たな視点、気付きを得るのに有効だと思う。問題なのは、格付け理由の記事・資料が自分の英語力にとってはかなりハードルが高いのだよなあ…。