新型コロナで懸念していたAT&T(T)の配当発表(2020/3)

はじめに

現地時間3月27日(金)の米国市場閉場後に、AT&T(T)の四半期配当の発表があった。

ここ最近の自分にとってAT&Tの配当は大きな懸念事項であり、以下の様に配当に関する整理をしている中で、折に触れてAT&Tにも言及してきていた。

新型コロナ影響下での所有米国株の配当状況確認(2020/3)

ボーイング(BA)の配当停止(2020/3/20)と配当金生活

そんな状況下でようやく(自分は3月上旬と思っていた)発表された、AT&Tの最新の四半期配当内容について掲載しておく。


AT&T(T)の2020年3月27日発表の四半期配当

以下はAT&Tの企業サイトより引用。短いので全文掲載しておく。

AT&T DECLARES QUARTERLY DIVIDEND
AT&Tは四半期配当を発表します

The board of directors of AT&T Inc. (NYSE: T) today declared a quarterly dividend of $0.52 a share on the company’s common shares. The dividend is payable on May 1, 2020, to stockholders of record at the close of business on April 9, 2020.
AT&T Inc.(NYSE:T)の取締役会は本日、同社の普通株式の1株当たり四半期配当0.52ドルを宣言しました。 配当金は2020年5月1日に、2020年4月9日の取引終了時に記録にある株主に支払われます

いつも通りに事実を淡々と発表していた。


まとめ(というか雑記)

ということで、前回の四半期配当と同じ一株当たり@0.52ドルの配当が維持されたことになる。

こうやって発表されてしまえば、前四半期から@0.51ドルを@0.52ドルに引き上げたばかりであるし、増配を36年続けているのだから、配当減はそうそう起こり得ることではない、と思わなくもないのだが、実際には上に挙げたリンクでのコメントを見ればわかるように冷や冷やものだったのが正直なところ。

今まで増配を続けてきたからといって、今後も増配が続くとは限らない事は認識しておかなければならない。実際自分の手持ち株の中でもゼネラル・エレクトリック(GE)の配当の様な実例があることだし。

GEは1929年の世界恐慌以来減配をしていなかったのだが、世界金融危機の2009年に約80年振りに減配をしており、それからいったん持ち直したものの、2017年、2018年に再び減配を繰り返し、1年以上一株当たり配当が@0.01ドル(1セント)の状況が続いているのだから。

昨日まとめた投資格付けの整理でも、AT&Tは3月になって格下げとなっているので、今回配当維持がされたからと言って安心は禁物だろう。既述のAT&Tの投資格付けが下がっている理由もまだ確認していないし、5月に予定されているAT&Tの動画配信サービスHBO Maxもこの状況でどうなるのか。

今の自分のAT&T株四半期配当は直近の税引後で約30万円強。年間120万円超となり、自分の年間総配当の約1/3強を占めているので、やはり注視せざるを得ない。とりあえずはこういった事自体を踏まえて、AT&Tに限らず自分の所有銘柄の中で分散を心掛けるべきなのだろう。集中投資は当たった時は見返りも大きいが、外した時の危険性が高過ぎるというのを改めて再認識させられた今日この頃です。

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