投資開始からの期間
2001年7月から数えて219ヶ月目(18年3ヶ月目)。
資産動向考察
2019年9月末の円ベース資産は以下の通り。
2019年9月末は8月末に比べて約960万円の増加。実際には米国株定期購入に際して100万円を入金しているので約860万円の増加ということになる。切りがよい1,000万円の増加とはならなかったが、それは高望みし過ぎだろう。
2019年9月は1日に米中貿易摩擦に関して以下の動きがあった。
9月1日:
■米トランプ政権による対中制裁関税「第4弾」が発動。1250億ドル相当以上の中国からの輸入品を対象に15%の追加関税を課す
■中国は報復措置として、米国から輸入する750億ドル相当の製品の一部に追加関税を課す。計5078品目のうち、9月1日付で1717品目に5~10%の追加関税を課す。残りは12月15日に発動
しかし、この後は米中双方が歩み寄りの姿勢を見せたり、恐らく10月1日の中国国慶節を鑑みてあまり大きな動きは無かった。
また、米利下げは17、18日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を1.75-2.00%に25ベーシスポイント(bp)引き下げることを決定した。利下げは7月に続き、今年に入ってから2回目。予想通りであり大きなインパクトは無かったと言える。
以下はダウ工業平均の2019年9月のチャート。
やはり月初にそれなりに下がってはいたが、その後は大きく下落する局面は無かった。
自分の8月末と9月末のポートフォリオは以下の通り。
【2019年8月30日】
【2019年9月30日】
2019年9月で大きく上昇したのは、以下の2銘柄。
シティグループ(C):
(69.08 – 64.35)×5,750=27,197.5ドルの増加
AT&T(T):
(37.84 – 35.26)×7,990=20,614.2ドルの増加
シティは米利下げが想定通りだったこともあり概ね堅調。AT&Tはアクティビストの動きなどが影響したのか大きく上昇。まあAT&Tは自分の資産が減少した8月でも、7月に比べれば1万ドル程上昇していたので、上昇傾向が継続していたともいえる。
一方で下落が目立ち懸念されるのは、タバコ銘柄であるフィリップ・モリス(PM)とアルトリア(MO)。この点に関しては既にまとめている通りではあるが、8月に発表された合併協議は成立せず。そして米国を含めた世界的な電子タバコ規制のニュースが多かった。
また今月はエクソン・モービル(XOM)株を追加購入したのだが、それの良し悪しを判断するには時期尚早だろう。
為替
先月終値:2019年8月31日 1ドル=106.31円
今月終値:2019年9月30日 1ドル=108.08円
1ドルあたり1.77円、割合で言うと1.66%のドル高。8月のドル安からまた108円台となった。5、6、7月と為替の月末終値はいずれも108円台だったので、それに準じるぐらいまで戻ったことになる。
まとめ
累計投資:77,000,000円(今月追加投入1,000,000円)
米国株:128,036,504円
外貨MMF:35,984円
USドル:60,839円
日本円:49,121円
資産:128,182,448円
累計損益(累計投資と資産より):51,182,448円/66.5%
2019年9月は久しぶりに累計損益が5,000万円を超えた。これは2018年9月以来1年振りのこと。所有銘柄が上昇したことに加え、ドル高になったことの相乗効果の結果と言える。
ところがこれを書いている2019年10月3日現在、つまり10月になってからは大幅に下落。以下は前月比の資産状況。
10月1日、2日の2日間で500万円超のマイナス。9月の増加分を吐き出すところまでは流石に行かなかったが、僅か2日という事を考えると10月の資産の行く末が思いやられる。
それにしても、一年前の2018年10月も一気の急落を経験したのだよなあ。当然、昨年と状況、要因は変わっているのだが。今回は米国の指数である9月ISM製造業景況指数が47.8と予想の50.0を下回り、米国の景気後退が懸念されているため。その要因の一つとしてはやはり米中貿易摩擦があるのだろう。所有している銘柄の四半期決算内容では、それほど米中貿易の影響は感じ取れないのだが、実体経済/景況には影響が出始めたのだろうか。特に製造業の指数ということもあり、関税の影響を受けやすかったような気がする。
いずれにせよ、ようやく昨年の10月、12月に凹んだ分の回復に近付いてきた2019年9月だっただけに、このまま去年のような状況になるのは勘弁してもらいたいところなのだが、さて10月はどうなることか。