米国株式投資14年目の振り返り
米国株式を始めてから14年目となった2014年。月ごとの状況は以下を参照。
購入状況
2014年の購入状況は以下の通り。
2014年3月:KO(コカ・コーラ)350株 購入単価@38.555ドル
2014年6月:DIS(ウォルト・ディズニー)140株 購入単価@82.872ドル
2014年9月:MCD(マクドナルド)110株 購入単価@93.945ドル
2014年12月:XOM(エクソン・モービル)100株 購入単価@94.5ドル
購入回数は4回。2014年に購入した銘柄は、いずれも初期の段階でポートフォリオの銘柄を揃えるために10株購入し、それまで買い足していなかった銘柄(コカ・コーラは2012年8月に1:2の株式分割が行われているので20株)。全体的に株価が上昇したため、ようやくマイナス銘柄を買い足すことから、投資の分散が昨年に続いてできるようになった年。
2014年のドルベースの購入総額は44,880.45ドル。手数料合計は107.25ドル。総購入に占める手数料の割合は0.24%。
投資資金/資産状況
2001年投資資金:835,000円(累計投資資金:835,000円)
2002年投資資金:3,265,000円(累計投資資金:4,100,000円)
2003年投資資金:2,416,033円(累計投資資金:6,516,033円)
2004年投資資金:1,536,287円(累計投資資金:8,052,320円)
2005年投資資金:1,950,000円(累計投資資金:10,002,320円)
2006年投資資金:2,500,000円(累計投資資金:12,502,320円)
2007年投資資金:3,160,000円(累計投資資金:15,662,320円)
2008年投資資金:3,100,000円(累計投資資金:18,762,320円)
2009年投資資金:4,000,000円(累計投資資金:22,762,320円)
2010年投資資金:3,000,000円(累計投資資金:25,762,320円)
2011年投資資金:4,000,000円(累計投資資金:29,762,320円)
2012年投資資金:4,000,000円(累計投資資金:33,762,320円)
2013年投資資金:4,000,000円(累計投資資金:37,762,320円)
2014年投資資金:4,000,000円(累計投資資金:41,762,320円)
2014年も前年と同様に年間400万円の投資を実施。累積投資額が4,000万円を突破。
2014年の資産状況は以下の通り。
2014年は前半はほぼ変わらずの状態が続き、後半になってから右肩上がり。残念ながら8,000万円には届かなかったが結構な上昇幅が続いた。
以下は累計資産のグラフ。
こうしてみると、2012年後半を境にしてそれ以前とそれ以降の資産の増加が大きく良い方に変化していることが分かる。2013年単年だけでは、期間が1年だけなのでまだ良かったとは判断できなかったが、2年続くとさすがに市場が上向いているというのを実感できたと思う。2013年に大きく上がった理由は既に書いているが、2014年もそれが継続していたためだろう。
続いて投資資金を除いた損益ベースでの2014年グラフ。
この2014年単年のグラフでは分からないのだが、2013年12月の損益が約2,300万円あったので、実はスタートの2014年1月から大きく凹んでいたことになる。2014年8月にようやく2013年12月水準に達して、その後順調に資産が増加していったことになる。損益も4,000万円が見えてきた。
2014年までの累計損益のグラフは以下の様になった。
2012年の後半から、2013年中ごろ、2013年上半期と下落/停滞があったが、基本的には上昇傾向。下落/停滞も利益確定などの調整だったのだろうか。
配当金
2001年総配当金額(税引後):0円
2002年総配当金額(税引後):19,436円
2003年総配当金額(税引後):66,616円
2004年総配当金額(税引後):108,972円
2005年総配当金額(税引後):162,596円
2006年総配当金額(税引後):248,963円
2007年総配当金額(税引後):352,701円
2008年総配当金額(税引後):446,275円
2009年総配当金額(税引後):309,206円
2010年総配当金額(税引後):314,511円
2011年総配当金額(税引後):336,760円
2012年総配当金額(税引後):377,505円
2013年総配当金額(税引後):511,893円
2014年総配当金額(税引後):615,427円
2014年の税引後受取配当合計は約10万円程前年に比べて増加し、初めて年の受取配当が60万円を超えた年となった。為替のドル高と、昨年に続き2014年も配当がそれなりの銘柄を購入したためだろう。この頃はまだ保有株数の多いシティグループの四半期配当が@0.01ドルに過ぎなかったのが、思うように配当が増えない理由だろうか。
配当が思う程では無かったのが気になったので調べてみると、2014年から軽減税率が廃止されたのが意外と大きかったのか。
上場株式等の配当・譲渡所得等に係る税率は、2013年(平成25年)12月31日まで約10%(所得税7%、住民税3%、復興所得税0.147%)の軽減税率が適用されていたのが、2014年(平成26年)1月1日から廃止され、約20%(所得税15%、住民税5%、復興所得税0.315%)の税率に戻っている。この約10%分がそれなりに影響を及ぼしたのだろう。
為替
2014年の為替レートは以下の通り。
2014年は後半にドル高が一気に進行し、2014年12月月末為替レートは1ドル=120円に近くなっていた。前年2013年は1年で10円程度ドル高になったのだが、2014年はそれ以上のドル高となった。また2014年の為替レートのグラフは既に掲載した、資産、損益のグラフの傾向とよく似ている。株価の上昇と為替のドル高が上手く働いてくれたのだろう。
投資開始からの為替レートは以下の通り。
この頃は日銀による金融緩和政策もあってドル高が進んだのだったなあ。このようにある程度期間が経ってからはそれなりの理由付けができるのだが、当時は正確には判断できなかっただろう。それはこれを書いている今でも同じ。
まとめ
2014年の投資をまとめてみると以下の様な点がポイントだろう。
①投資を開始してから14年目で累計投資額が4,000万円を突破。この投資額が多いのか少ないのかは人によると思うが、自分の中では無理のない範囲での投資の積み重ね
②2014年11月末に円ベース資産が初めて7,000万円を突破。6,000万円を突破したが2013年の12月だったので、6,000万台から7,000万台へは約1年で到達したことになる
③累計損益も2014年11月末には初めて3,000万円を突破。こちらも2,000万円台に到達したのが2013年12月末だったので、約1年での到達
④為替レートはドル高だった2013年の傾向がさらに加速し、年末には1ドル=120円手前まで
⑤年間の税引後配当は昨年と同様の10万円強の増加
⑥購入した銘柄はいずれも10株保有の銘柄(株式分割のあったコカ・コーラを除く)であり、昨年に続いて自分の所有銘柄の中での分散投資が行われた
⑦1月に中国の景気後退に関する懸念で大きく値を下げた以外は、市場に大きなマイナスのインパクトを与える出来事が無かった
⑧軽減税率が廃止され、配当に係わる税金が約10%から約20%になった(戻った)
総じて満足のいく年だったと思うのだが、過去のメモを見ると受取配当がそれ程増えていない点は気になっていたようだ。自分の投資スタイルはバイアンドホールド/長期投資であるので、基本的には売却をしないことが前提であるが、この配当金だけではリストラなどにあった場合、資産の取り崩しをせざるを得ないと考えていた。
2014年末では45歳でもあり、上記の様に今後の生活を色々考えていたようで、それが2015年の投資にはどう反映されていったのか。いずれにせよ、2014年は2013年には及ばなかったが好調な年であったと言える(2013年は投資額を除いて約2,300万円増加、2014年は約1,450万円増加)。