はじめに
9月も10日となり、そろそろ今月の米国株定期購入に向けて本格的な検討を始める時期になった。ただここ最近の市場の下落(左記より後も大きな下落あり)を考えるとなかなか難しい。そこでまずは個別銘柄の検討に入る前に所有銘柄の配当率を確認しておくことにする。
2020年9月9日閉場後の配当率
以下は2020年9月9日米国市場閉場後にYahoo! Financeで管理している自分の所有銘柄を配当率の高い順にソートしたもの。
これを2020年6月に検討した際の銘柄を振り返ってみると、
までを日々配当率の高い順に検討していた。6月は同じ日ではなく日々チェックしていたので多少のズレがあるのだが、配当率を比較してみると以下の様になる。
銘柄 | 2020年6月税引前配当率 | 2020年9月10日税引前配当率 | 差異 |
エクソン・モービル(XOM) | 6.87% | 9.11% | 2.24% |
アルトリア・グループ(MO) | 7.84% | 7.91% | 0.07% |
AT&T(T) | 6.89% | 7.08% | 0.19% |
フィリップ・モリス(PM) | 6.27% | 5.92% | -0.35% |
ダウ・インク(DOW) | 6.63% | 5.84% | -0.79% |
クラフト・ハインツ(KHC) | 4.82% | 5.04% | 0.22% |
ケマーズ(CC) | 6.25% | 4.82% | -1.43% |
6月からこれら銘柄の配当に増減は無かった(はずな)ので、期間中の株価の上下が配当率の差異となって表れている。
ケマーズ(CC)は元々値動きの激しい銘柄なので仕方がないとしても、やはり目を引くのはエクソン・モービル(XOM)の配当率が9%台になっている点。すなわち期間中の株価が大きく下落していることになる。実際に株価を確認してみると
6月10日:@50.56ドル ⇒ 9月10日:@37.95ドル。24.94%の下落。
という事になる。
まとめ
これを書く前は、単純に9月の配当率が高い銘柄から個別銘柄の期間中アップデートを含めて購入検討をしようと考えていたのだが、明らかにエクソン・モービル(XOM)の配当率の上昇、すなわち株価の下落振りが際立つ結果となった。この結果だけで、エクソンを今月の購入検討候補から外してもよい気がするのだが、配当・株価以外の要因も一応整理しておくことにしよう。
ただ今回はこれら配当が高い銘柄から選択するのか、それともこれらより配当は低くてもより安定的と思われる銘柄を購入する可能性も結構ある気がする。冒頭にも書いた通り、9月になってから市場がやや不安定にも思えるので、目先の配当率の高さを取るか、それよりも安定性を取るかの判断が悩ましい。
実際の購入までは期間があるので、個別銘柄の検討を進めると共に市場の動きを確認していきながら最終的な追加購入銘柄を決めることにしよう。正直なところ現時点では、これを買い足したいというのが全く頭に浮かばない状況ではある。