米DISHのワイヤレスプラン報道でAT&T株下落(2023/5)

はじめに

つい数日前に自分の所有銘柄であるAT&T(T)の経営陣による最新情報アップデートをまとめたのだが、その際に

「今後のAT&T株だが、こういった講演でのアップデートなどで具体的にキャッシュフローの改善が言及されない限りは弱気な株価推移が続きそうな気がする。いつかはキャッシュフローの懸念が株価に反映されて、この下げ基調が止まってくれることを期待したいのだが正直しばらくはAT&T株にとって厳しい日々が続くことを覚悟しておいた方がいいだろう。」

と書いておりAT&T株は冴えない動きが続くだろうとは思っていた。

しかしながら僅か数字後の2023年5月25日(木)のAT&T株は

5%を超える大幅下落。最初はこのAT&T株下落原因が不明だったのだが同業のTモバイル(TMUS)株やもベライゾン(VZ)株もAT&T程ではないにしても3%程度の下落。

同日の米国市場が

ハイテク株が上昇をけん引してS&P 500、NASDAQ総合がプラス、ダウ工業平均がやや下落となったのと比べても、AT&T及び同業他社の下落は際立っている。

そこで更に調べてみると掲題の米ディッシュ・ネットワークに関する報道が通信関連銘柄の株価に影響を及ぼした模様。以下、情報を整理しておく。


2023年5月25日のウォール・ストリート・ジャーナルの報道

以下はウォール・ストリート・ジャーナルの報道より引用・抜粋。

  • ディッシュ・ネットワークはアマゾンを通じて携帯ワイヤレスプランを販売するための交渉を進めている
  • ディッシュはモバイル周波数ライセンスだけで約300億ドルを費やしており、数年間にわたって米国内に携帯電話基地局のネットワークを構築してきている
  • ディッシュはアップルのiPhoneが同社の5Gネットワ​​ークで動作できることを保証する必要があり、連邦規制当局はディッシュが特定のネットワークマイルストーンに適合する期限を6月14日に設定した
  • アマゾンの米ウェブサイトを通じて販売される新しい携帯プランの詳細は早ければ6月にも発表される可能性がある

あくまで事情に詳しい関係者の話として報道されている。この報道を受けて両社は

  • アマゾン:コメントせず
  • ディッシュ:広報担当者が「現時点ではアマゾンといかなる販売計画や提携も行っていない」とコメント

と述べている。


まとめ

ディッシュの広報担当者が報道を否定したものの、ウォール・ストリート・ジャーナルの報道がそれなりに具体的であったこともあってか、市場がこの報道をある程度可能性が高いものと判断したためAT&T及びその他通信銘柄が下落したのだろう。

ちなみに同日のディッシュ株は

7%を超える大幅上昇となって終えている。

もしこのウォール・ストリート・ジャーナルの報道が正しいとすると、ただでさえ冴えない状況が続いている自分の主力所有銘柄であるAT&T株にとっては更なる逆風となる。

昨日の下落を受けて年初来のAT&T株下落幅は数日前に挙げた時から更に拡大し

15%を超えてしまっている。

そして自分の投資額/取得価額に対しては

投資額で10万ドルを超えるマイナス、取得価額に対しては45%マイナスとなってしまった。

今後の株価や配当(特に後者)次第では、AT&T株の取り扱いを真剣に考える必要がある時期になっているかもしれない。色々考えている内に懸念材料(キャッシュフロー、同業他社の動向、等)が払拭され株価が回復してくれるといいのだが、その可能性は残念ながら薄いのだろうなあ。

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