ダウ三社分割後のコルテバ、デュポンの配当受取開始(2019/9)

はじめに

ダウ・デュポン(DWDP)が今年になって三社分割を段階的に実施してから、ダウ・インク(DOW)は2019年6月から受取が始まったのだが、先日ようやくコルテバ(CTVA)、デュポン・ドゥ・ヌムール(DD)の配当が入ってきた。

これを機に三社の配当を中心に整理しておくことにする。


DOW、CTVA、DDそれぞれの配当確認

分割前のダウ・デュポンの配当

そもそも分割前のダウ・デュポン(DWDP)の配当を最後に受け取ったのは、2019年6月(約定日は5月)。

分割前に所有していた256株のままなのだが、配当単価は一株あたり@0.14ドルと思ったより低い。これはおかしいと思ってその前の配当を確認。

2019年3月の配当時は、256株で配当単価は一株あたり@0.38ドル。この後2019年4月にまずはダウ・デュポンからダウ・インク(DOW)がスピンオフしたので、6月の配当はダウ・インクのスピンオフを勘案していたのだろう。したがって3月時点の配当(四半期税引後受取配当約70ドル、年間約280ドル)が三社分割前のベースとなるだろう。

ダウ・インクの配当

分割後のダウ・インクの配当は2回。

分割後の株数は85株になり、一株あたり配当は@0.7ドル。四半期税引後受取配当は約42ドル。2019年9月20日終値48.21ドル時点での税引前配当率は5.87%。

デュポン・ドゥ・ヌムール(DD)の配当

分割後初めてのデュポン・ドゥ・ヌムールの配当は以下の通り。

分割後の株数はこちらも85株、一株あたり配当は@0.3ドル。四半期税引後受取配当は約18ドル。2019年9月20日終値71.6ドル時点での税引前配当率は1.68%。

コルテバ(CTVA)の配当

分割後初めてのコルテバの配当は以下の通り。

分割後の株数はやはり85株、一株あたり配当は@0.13ドル。四半期税引後受取配当は約8ドル。2019年9月20日終値28.92ドル時点での税引前配当率は1.78%。


まとめ

三社分割後の税引後四半期配当を合計すると、42.69+18.31+7.94=68.94ドルとなり、分割前の68.78ドルとほぼ変わらず。その中で突出して配当率が高いのがダウ・インクということになる。

2019年9月は自分の定期購入のタイミングであるのだが、この三社の購入を検討するかというとかなり微妙。以下は三社の分割後の株価チャート。

ダウ・インク

デュポン・ドゥ・ヌムール

コルテバ

ダウ・インクは配当率は高いのだが、分割後は下落基調。デュポン・ドゥ・ヌムールは配当率が低い、コルテバは農産物を扱っているという企業特性から、米中の貿易摩擦の影響が特に大きい。また、いずれも短期間の割には株価のふり幅が大きいように思われる。

こういった情報の整理を踏まえて現在2019年9月21日の三連休初日は、来週の購入米国株を検討中。さて一体結論として何を買い足すことになるのか。

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