ケマーズ(CC)の株価乱高下(2019/12/19、20)

はじめに

昨日2019年12月20日はケマーズ(CC)とデュポン(DD)の訴訟がケマーズ有利の判決が出たことで、19日のケマーズの株価が上昇した(デュポンは変わらず)ことについて整理したのだが、本日21日に自分のポートフォリオを確認してみたところ、ケマーズの株価が大きく下落していた。

前日の7.32%上昇を打ち消すような下落だった。もしかすると昨日まとめた内容が間違っていたのかと思い、情報を調べてみたところ別の要因によるものだった。以下にその情報をまとめておく。


2019年12月20日のケマーズ株下落の要因

2019年12月20日にケマーズの株価が下がった要因は、JPモルガン・チェースのアナリストが目標株価を21.00ドルから19.00ドルに引き下げたことらしい。ただし、投資格付けは中立(Neutral)のまま。

これを機会に、2019年11月4日の第3四半期決算発表以降に投資会社/アナリストがケマーズに対して言及したものを可能な限り調べてみた。

11月6日:

CFRA(米国の機関投資家向け株式調査会社)が「保留(Hold)」から「購入(Buy)」に格上げ

SunTrust Banksが、価格目標を20.00ドルに引き上げ。格付けは「保留(Hold)」

この翌日7日に4.58%上昇

12月17日:

SunTrust Banksが、2019年第4四半期の1株当たり利益見込みを以前の0.60ドルから0.44ドルへ引き下げ。11月の目標株価と格付けは変わらず。また、2021年度のEPSを4.73ドルと推測

この場合は翌日18日に0.1%下落でほぼ変わらず。

そして12月20日にJPモルガン・チェースが目標株価を引き下げている。


まとめ

上記の様にアナリストによるケマーズ株の目標株価引き下げという出来事があり、ケマーズ株が下落したことには自分としては一応納得のいく理由付けが出来たので良かった。自分の整理、まとめのソースは米国すなわち英語がベースであるので、こういう風に株価が乱高下すると、自分の英語理解が間違っているのでは、あるいは情報を見落としてしまっているのでは、と思ってしまう。

それにしても最近のケマーズの株価は安定しないなあ。1日に5%近くも株価が変動するのは、長期投資/バイアンドホールドというスタンスである自分にとってもストレスを感じる。まあ、ケマーズは元々デュポンからスピンオフした銘柄であり、それを加味した投資金額が約1,700ドルと少ないのが救いではある。いずれにせよ、昨日もまとめたように、ケマーズ株はこのまましばらくは様子見でいるのがよいだろう。

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