50歳・独身・男性の年金見込みの実際(ねんきんネットより)

はじめに

この2019年3月で50歳になったので、年金定期便も65歳から受け取れる見込み金額が記載されるようになった(今までは実績に応じたその時点ので金額)。

いい機会なので年金情報を整理してみよう。ちなみにねんきんネット(https://www.nenkin.go.jp/n_net/index.html)に登録しているとハガキよりは便利な気が個人的にはする。


年金内容の確認

50歳の誕生月になると、ねんきんネットに登録している場合日本年金機構から、以下の様な内容を含むメールが届く。

○電子版「ねんきん定期便」のお知らせ

電子版「ねんきん定期便」のご用意ができましたので、お知らせいたします。

ユーザIDおよびパスワードを入力して「ねんきんネット」を利用できる方は、以下のリンク先より、「ねんきんネット」にログインの上、電子版「ねんきん定期便」をご確認ください。

これに従って電子版「ねんきん定期便」を確認してみた。

65歳から受け取れる年金額は今のところ年間2,071,186円。月にすると172,599円になる。

ただし、これは上の画像の下に書いてあるように「老齢年金の受取見込額は、現在の加入条件で60歳まで継続して加入したものとして計算しています。なお、加入条件や経済動向により見込額は変動します。」と言う前提の下でのはなし。平たく言うと、リストラや転職などがあった場合(個人的な要因)や、経済の状況、制度そのもの、繰り下げ/繰り上げ受給など(外的要因)によってこの見込額は変わる可能性がありますよ、という事だろう。

外的要因は別として、自分が60歳まで後10年今の状況でいられるとは思わないので、昨年までの実績に応じたものを確認してみる。以下は昨年49歳時のハガキのねんきん定期便。

画像にある様に「これまでの加入実績に応じた年金額」なので、この時点で国民年金、厚生年金保険を払わなかったらもらえる年金額(制度自体の変更で減る可能性はあるが)。

それが年額1,528,236円。月だと127,353円。実際には国民年金は払うだろうから、1,026,252+720,853=1,747,415円(月145,618円)という事になるのだろうか。

また今までに挙げた数値は税金・社会保険料を含んでいないので、受取金額は1~2割程度は目減りすることにも留意


まとめ

正直な感想としては、①思ったよりも少ないなあという事と、②今後10年間働いても年額50万円しか増えないのかという2点。

上の様に感じるのは、恐らくちまたに出ている様々な年金情報のためだろう。最近はWebで調べると、年金の平均受給額と言った情報がすぐ出てくるわけだが、大体は最新の受給額、すなわち1~2年前の実績値(しかも平均が多い)が多く、年々下がる傾向にある15年後の受給額ではないからなあ。ああいう情報はあくまで参考に留めておき、平均やデータと比較ではなく、自分の見込額をベースに考えるべきだろう。

今回は65歳時の自分の年金見込み額を具体的な数字として認識できた、ということが自分にとっては一番大きい。金額の多い少ないは仕方がないものとして、年金がもらえる予定なのは15年後(自分で書いていて気が滅入るなあ…)なので、それまではねんきんネットを適宜チェック(ただし、データの更新は確か1年に1回だけだった気がする。もう少し頻繁に更新してくれればいいのだが)して、自分の計画をブラッシュアップしていこう。

可能な限り自分の正確な収入/支出のデータを把握することが、自分の生活プランのスタート地点になることを忘れずに。ある程度可能性の高いデータがないと、現実的な今後の計画は立てられないと思う。モデルケースは参考にはなるのかもしれないが、結局のところ自分と他人とでは条件が千差万別なのであくまで参考に留めておくのが無難だろう。

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