退職の業務引継ぎに関する個人的な雑感(2020/9/19)

はじめに

2020年9月13日のブログで自分が完全リタイアするタイミングについて考え、

完全リタイアするタイミングは何時が適当なのか(2020/9)

翌日9月14日にはその勢いもあり上司に退社の意思を伝えた。

退職の意思を伝えました(2020/9/14)

そこから退職手続きが始まると共に業務の引継ぎが始まった。その中で感じた事を思いつくまま書き記しておく。個人的な備忘録に近いので、他の人には当てはまらない事が多いだろうことは先に述べておく。


引継ぎに関して感じた事

外資系企業

自分が勤めている会社は米国本社のいわゆる外資系企業。そのためもあってか全社的に退職はリストラも含めて頻繁にあり、企業風土的に人材の入れ替わりはさほど珍しい事ではないというバックグラウンドがあると思う。

海外の同僚では、ニュースでたまに聞く前日あるいは当日にリストラを告げられ、引継ぎをすることも無く入館証を取り上げられ退社すると言った事も実際にある会社なので、私が所属しているのは日本法人であり多少違いはあるのだが、人が辞める事に対してHRも組織も慣れていると感じた。

上司の理解

実際に自分の退職の意志が固い事を確認してから、非常に有難い事に上司は迅速に、私が居なくなっても影響度合いが少ない引継ぎに向けて動き始めてくれた。引継ぎ先の確保・調整など余計な負荷をかけてしまい申し訳ないと思っている。

仕事の形態

これも外資系という事と関係があるのかもしれないが、自分の役職がいわゆるジョブ型/プロジェクト型に近いポジションであった事は、引継ぎに影響しているだろう。

自分と同じ役職の人は日本に複数おり、1人が複数の案件/仕事を担当するのが普通。また案件/仕事によっては、必ずしも日本人である必要はない。実際に今回引継ぎ相手となったのは日本人と海外の人双方となっている。恐れていたのは仕事の引継ぎをする人がいない、という事だったのだが、調整が上手くいってくれたのでその事態は避けられた。

それでも手間はかかる

ある程度想定はしていたが引継ぎ先が決まってから実際の引継ぎ作業が始まると、退職するにもかかわらず仕事/作業量が増えた。

自分が抜けるという事で引継ぎというある意味余計な仕事が発生する訳で、客観的に考えれば当然のことだよなあ。

それにしても、如実にメールの量と打合せの回数が今週増えてしまった。日本のカレンダーでは四連休になるのだが、海外への引継ぎにそれは関係ないわけで。

まあ四連休といっても現在の状況では、あえて外出する事もないので致し方ないと割り切るしかない。実際余計な手間を引継ぎ相手にはかけてしまっているので。


まとめ

なんだかんだいっても、1週間である程度引継ぎのメドは立ってきた。それには上に挙げた様な事柄が大きいとは思う。

逆に想像してみると、

  • 退職になれていない企業
  • 上司の理解が得られない
  • 仕事の形態の特性上引継ぎ先が見つからない(見つかりにくい)

だった場合には、円滑な引継ぎ(ひいては退職)というのはもしかすると難しかったかもしれない。そう考えると一時的にメールや打ち合わせの量が増えるのは、仕方のない事として受け止めるべきだろう。

今後の予定では、来週には社外の関係者に伝えて基本的に引継ぎ作業は終わりの予定。遅くとも10月は有給休暇消化という事になるだろう。今の所は退職願いを出してからストレスが減った感はしないが、あともう少しの辛抱なので何とか我慢しよう。

最後になるが、辞める意思を伝えてから2日後の9月18日(水)に人事から、

「現在の労働基準法において、有給休暇年度の期間において社員の有給休暇取得が5日に満たない場合、会社は時季指定の上で必ず5日以上の取得を実現することが要求されています」

というメールが有給休暇の取得日数が少ない人に対して出され、自分にも来た。

いやいや、遅いよ・・・。

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