ケロッグ(K)スピンオフの新株付与割合決定(2023/9)

はじめに

週末楽天証券口座にアクセスしたところ、以下のお知らせが来ているのに気が付いた。

ケロッグは2022年6月1日に三社分割を発表していたのだが、その後2023年に入ってから植物由来食品事業を保持して北米シリアル事業がスピンオフされる形に変更している。

2023年8月には投資家向け説明会で分社後の事業について説明していたが、その際にはスピンオフの具体的な日程や付与割合などは明らかになっていなかった。

以下、明らかになったスピンオフの情報について確認し整理しておくことにする。


2023年9月11日にケロッグ取締役会がスピンオフを承認

以下はケロッグの企業ページより引用・抜粋。

  • ケロッグの取締役会は、以前発表したケロッグをケラノバとWKケロッグ カンパニーに分割することを承認
  • 2023年10月2日にスピンオフが完了すると、ケロッグはケラノバに改名され、ティッカーシンボル「K」でニューヨーク証券取引所(NYSE)で引き続き取引され、WKケロッグはNYSEでティッカーシンボル「KLG」として取引される
  • 2023年10月2日午前12時01分(東部夏時間)に、2023年9月21日時点のケロッグ株主は、所有するケロッグ(K)の株式4株ごとにWKケロッグ(KLG)の株式1株を受け取る


まとめ

ケロッグのスピンオフ新株付与割合決定は冒頭に書いた様に発表があってしばらく経って気が付いた、つまり発表時には自分が気が付く程ケロッグ株には大きな変動は無かったはず。

実際に発表のあった9月11日のケロッグ株を確認してみると

前日比で上昇はしているものの0.72%。同日の米国市場が

だったのと比べるとやはりスピンオフの新株付与割合が明らかになっただけでは株価への影響は薄かったようだ。

それよりもついでに確認した最近のケロッグ株の低迷が気にかかる。過去3ヶ月の株価推移を見てみると

8月3日の2023年第2四半期決算以降は市場(S&P 500)もパッとはしていないのだが、ケロッグ株はそれよりも低調な動きとなっている。期間中特にケロッグに悪材料があった訳ではなさそうで、自分が所有している銘柄でケロッグと同じConsumer DefensiveセクターのPackaged Foodsインダストリーに属するクラフト・ハインツ(KHC)も見てみると

他所のズレはあるもののケロッグと同様の動きになっているので、Consumer DefensiveセクターのPackaged Foodsインダストリー全体が振るわないということなのだろう。こういった業界全体が下落傾向の時は我慢するしかないのだが、いつになったら回復傾向に転じてくれることやら。

10月のスピンオフ時に改めてケラノバ、WKケロッグの取得価額調整をまとめるが、8月のスピンオフ後事業説明ではスピンオフ後の配当も両社合算で現在と変わらないとしていたので、株価に大きな変動はないだろうと思っているが、さてどうなるだろうか。

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