ボーイング(BA)年次株主総会まとめ(2020/4/28)

はじめに

昨日2020年4月27日に自分の所有しているボーイング(BA)社の年次株主総会が開催された。

明日4月29日に2020年第1四半期決算発表が行われることもあり、大したアップデートはないだろうと思っていたのだが、個人的に気にしている配当についての言及があったので、以下に整理しておく。


ボーイング(BA)年次株主総会概要

以下はロイターの記事より最高経営責任者Dave Calhoun氏の発言を引用・抜粋。

  • “We know we’re going to have to borrow more money in the next six months in order to get through this really difficult moment, to provide the right liquidity to the supply chain that represents our industry,”
    「ボーイングはこの困難な時期を乗り越えると同時に、航空産業の供給網に適切な流動性を供給するために、向こう6ヶ月融資を受ける必要があります」
  • “Our first priority is going to be to pay that back, the principle and the interest that goes with it.”
    「ボーイングはこうした融資の返済、および利息の支払いを最優先します」
  • “That process could take three to five years… It’s going to be a while before dividends come back.”
    「こうしたプロセスには3〜5年かかる可能性があります。配当を再開するまでしばらく時間がかかります」

まとめ

Dave Calhoun氏の発言からすると、今後3~5年はボーイングからの配当が見込めないことが想定される。先月配当停止の発表があった際には、配当停止の期間については「The company will suspend its dividend until further notice(当社は追って通知があるまで配当を停止します)」とだけしていたので、それよりは期間がやや明確にはなった。ただし、配当を再開するのが3~5年後だとしても、元の水準の配当額ではなく最小の配当からのスタートになるだろう。

現在の自分のボーイングへの投資は以下の通り。

平均購入価額が@132.04ドルで、昨日終値が@128.68ドル。トータルでは639.01ドル、2.55%のマイナスという状況。資産額は128.68ドル×190株=24,449.2ドルで約250万円ぐらいになる。

そう考えるとボーイング株をどう扱うのが得策なのか。有力な選択肢は2つ。

  1. バイアンドホールドを続ける(このまま所有)
  2. 売却をして、他の配当を継続している銘柄に乗り換える

売却時の税金等を考えないで約250万円を税引後配当率3%程度の銘柄にすれば、年間7.5万円、3年で22.5万円、5年で37.5万円が見込める。税引後配当率5%程度の銘柄であれば、年間12.5万円、3年で37.5万円、5年で62.5万円が見込める。

こうして書いてみると、2番目の方がいいような気が強くなってくるのだがどうだろう。新たに購入した銘柄の株価下落や配当減の可能性もあるが、今のボーイング株よりはその可能性が少ない銘柄が大多数だろう。

今すぐに決定しなければならない訳ではないのだが、これは別途真剣に考える必要が出てきた、というのが現時点での自分の正直な感想。明日4月29日の決算発表の内容も踏まえて検討することにしようか。ただ自分の判断は誤ることも多々あるので、明日の決算で大幅に株価が下落して、売るに売れない塩漬け状態になる可能性もあるのだよなあ…。

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