モンデリーズ(MDLZ)2020年第1四半期決算(2020/4)

はじめに

昨日2020年4月28日に、自分の所有株の一つであるモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)の2020年第1四半期決算発表があった。

これまでモンデリーズに関しては、

  1. 自分が元々ポートフォリオとして揃えようとした銘柄ではなく、スピンオフによって所有している銘柄
  2. 配当率が自分の所有銘柄の中ではそれ程高くない(2020年4月28日時点で2.1%)

という理由で、このブログでは四半期決算のまとめをしていなかったのだが、新型コロナウイルスの影響が気になるので、今回は整理しておくことにする。


自分のモンデリーズ株所有経緯

自分のモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)株を保有するに至った経緯は以下の通り。

  1. 元々2001年7月に米国株式投資を始めた際に、初期に揃えようとした銘柄がフィリップ・モリスで、それを購入(2002年3月、2003年3月)・保持
  2. 2003年1月にフィリップ・モリスの商号、ティッカーがアルトリア・グループ(MO)に変更
  3. 2007年4月にアルトリア・グループ(MO)株式10株につき、クラフト・フーズ(KFT)株式6.92株が付与されるスピンオフを実施し、クラフト・フーズ株を入手
  4. 2007年7月にクラフト・フーズ株を買い足し
  5. 2012年10月にクラフト・フーズが、北米食品部門をクラフト・フーズ・グループ(KRFT)として3:1のスピンオフを実施。残ったグローバル市場向け部門はモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)に商号変更

という流れ。それ以降モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)株を買い足したことはなく、結局現在299株を一株当たり取得価額@24.31ドルで所有している。

事業としては消費者向けのスナック食品の製造・販売が主体で、有名なブランドとしては「Nabisco」、「Oreo」、「Trident」、「Halls」などがある。


2020年第1四半期決算概要

以下はモンデリーズ・インターナショナルの企業サイトより引用・抜粋。

  • 2020年第1四半期の純売上高(Reported Net Revenues)は67億700万ドルで前年同期比2.6%増
  • 2020年第1四半期の希薄化後1株当たりの利益(Adjusted Diluted EPS)は0.69ドルで為替レートの影響を除いた恒常為替ベース(constant-currency basis)では前年同期比10.8%増

第2四半期の見通しに関しては、

とTailwinds(追い風)、Headwinds(向かい風)を述べるだけで、具体的な数値は示されなかった。決算発表後のアナリストとのカンファレンスコールでも質問を受けていたが、最高財務責任者(CFO)のLuca Zaramella氏が、

  • It is quite difficult to predict at this point in time, and there could be both positive and negative impact affecting our quarterly earnings.
    この時点で予測することは非常に困難であり、四半期収益にプラスとマイナスの両方の影響が及ぶ可能性があります

と述べるに留まっていた。まあ正直なコメントではある。

通期の見通しに関しては、

と他の決算を発表した企業でもあったようにwithdraw(撤回)している。


まとめ

この決算内容を市場予測と比べてみると、

  • 2020年第1四半期の純売上高(Reported Net Revenues)は67億700万ドルで、市場予測の66億1000万ドルを上回る
  • 2020年第1四半期の希薄化後1株当たりの利益(Adjusted Diluted EPS)は0.69ドルで、市場予測の0.65ドルを上回る

となり売上、1株当たり利益共に市場予測を上回っていた。

年初来の株価の動きをダウ工業平均、S&P 500と比較してみると以下の様になる。

1月29日の決算発表で大きく上昇してからは市場を上回るパフォーマンスで推移している。

モンデリーズ・インターナショナルの決算発表は米国市場閉場後に行われたので、本日の株価がどうなるか。発表の内容を見るとそれ程悪くないと思う一方で、今後の見通しが不透明なのが気に掛かるところではあるが、今日は米国の第1四半期GDPの発表が行われるので結局それにつられることになるのだろうなあ。

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