【2022年で一番大きい円資産減少】2022年12月末米国株資産

投資開始からの期間

2001年7月から数えて258ヶ月目(21年6ヶ月目)。


資産動向考察

2022年12月末の円ベース資産は以下の通り。

2022年12月末の円ベース資産は前月末に比べて約1140万円(7.4%)の減少。これが為替に拠る所が大きいのか、それともドルベースでも振るわなかったためなのかに気を付けて以下いつもの様に確認してみる(ドルベースでは恐らく9月が2022年で最悪だったが、為替がドル高になったことで円ベースの落ち込みは緩和されている)。

12月の市場推移

【ダウ工業平均】

2022年11月末終値:34,589.77

2022年12月末終値:33,147.25

2022年11月末/2022年12月末終値差異:4.17%下落

【S&P 500】

2022年11月末終値:4,080.11

2022年12月末終値:3,839.50

2022年11月末/2022年12月末終値差異:5.90%下落

【NASDAQ】

2022年11月末終値:11,468.00

2022年12月末終値:10,466.48

2022年11月末/2022年12月末終値差異:8.73%下落

2022年12月の米国市場はダウ工業平均が4.17%、S&P 500が5.90%、NASDAQ総合が8.73%いずれも下落している。前月2022年11月がいずれも5%前後の上昇だったので、その分を相殺した感じだろうか。特に12月半ば以降の下落基調が目に付く。

12月にあった主な出来事

  • 12月発表の米消費者物価指数(CPI)の前年比伸び率が前月よりも減速

12月13日に発表された米消費者物価指数(CPI)は11月と同様に伸び率が落ちたのだが、市場は翌日のFOMC会合結果待ちという感じでそれほどの上昇はせず。ただし米10年債の利回りは大きく低下し、ドル円為替レートもこの結果を受けて米利上げペースが落ちて日米金利差が縮まるとの思惑から大きくドル安となった。

12月14日にはFOMC会合の結果が発表され、市場予想通り50bps(0.5%)の金利引き上げとなったものの、同時に発表された経済予測で来年のフェデラルファンドレート予測中央値が前回より上昇するという市場の予想とは異なる結果となった。

当日は市場の方向感が定まらない動きとなり、その後は先述の米国市場の推移から見る限りではFRBの今後の利上げ減速はこれまで想定された程ではなく利上げが続く、つまり経済減速の可能性が高まると市場は捉えたようだ。

2022年12月20日に日銀が突如これまでの大規模な金融緩和策を修正し、長期金利の変動幅の上限をこれまでの0.25%程度から0.5%程度に引き上げることを発表。米国市場への直接的な影響は軽微だったが、ドル円為替は日米金利差が縮まるとの見込みから大きくドル安に振れた。

ただ一方で国債の買い入れを従来の月間7.3兆円から9兆円程度に増額するともしており、今後の日銀の政策がより不透明になった感もある。

  • ドルが前月に続いて大幅下落

2022年11月末のドル円為替終値は137.36円で前月比11.35円、割合では7.63%のドル安となっていたのだが、12月も上述の様な出来事の影響で12月末のドル円為替終値は131.11円で前月比6.25円、割合では4.55%のドル安となった。

この2ヶ月で20円近く、割合では10%を超えるドル安となったことになり、円ベース資産に与える影響はかなり大きい。この流れが2023年も続くのかどうかが気になるところ。

ただ自分がこれまでに購入したドルの平均為替レートは1ドル=105.3868円なので、配当金生活となった現在はこれを下回らない為替レートで収まって欲しい。

ポートフォリオ

2022年11月末と2022年12月末の自分の米国株ポートフォリオは以下の通り。

【2022年11月30日】

【2022年12月30日】

2022年12月に10%を超える上下動のあった銘柄は以下の5銘柄。

ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY):10.4%下落

チャーター・コミュニケーションズ(CHTR):13.3%下落

コルテバ(CTVA):12.5%下落

ウォルト・ディズニー(DIS):11.2%下落

ワーナーブラザース・ディスカバリー(WBD):16.8%下落

全体では所有24銘柄4銘柄が前月比上昇で19銘柄が下落、1銘柄が前月と同じ。10%の上下動があった銘柄いずれもが下落と冴えない結果となっている。

ポートフォリオ全体では5.4万ドル、割合にすると4.8%の減少となり、先に挙げた米国市場とほぼ同程度のパフォーマンスであった。ドルベース資産も減少はしたものの冒頭に挙げた円ベースの資産の減少よりはマシであり、やはり為替の変動が円ベース資産の減少を加速させたことが判る。


為替

先月終値:2022年11月30日1ドル=137.36円

今月終値:2022年12月30日1ドル=131.11円

2022年12月のドル円為替レートは、前述の通り前月に比べて1ドルあたり6.25円、割合で言うと4.55%の大幅ドル安。詳細については既述と重なるので割愛。


まとめ

累計投資:80,000,000円(今月追加投入なし)

米国株:141,272,796円

外貨MMF:44,870円

USドル:1,823,113円

日本円:449,867円

資産:143,590,646円

累計損益(累計投資と資産より):63,590,646円/79.5%

累計引落額:7,500,000円(今月引落し無し)

2022年12月はFOMC会合前までは方向感が定まらない感があったが、それ以降は下落傾向となり円ベースでは前月比7.4%、ドルベースでは4.8%の資産減少となりこれは2022年で最も大きい前月比での落ち込みとなっている。

年末に向けて気分が落ち着かず2023年がどうなるかが気に掛かる。日米の金利政策、中国のCOVID-19、ロシア/ウクライナ情勢、米国のインフレ、1月半ばから本格化する米企業の四半期決算等々が複雑に絡み合って不安定な相場が続きそうな気がするのだが、さてどうなることだろうか。

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