投資開始からの期間
2001年7月から数えて257ヶ月目(21年5ヶ月目)。
資産動向考察
2022年11月末の円ベース資産は以下の通り。
2022年11月末の円ベース資産は前月末に比べて約780万円(4.2%)ほど減少。2022年11月は生活費充当のため100万円を上記口座から引き落としているが、それを加味しても680万円の減少ということになる。
ただしこれは為替レートが前月に比べて大きくドル安になったことが原因。以下それを含めた11月の情報を整理・確認していくことにする。
11月の市場推移
【ダウ工業平均】
2022年10月末終値:32,732.95
2022年11月末終値:34,589.77
2022年10月末/2022年11月末終値差異:5.67%上昇
【S&P 500】
2022年10月末終値:3,871.98
2022年11月末終値:4,080.11
2022年10月末/2022年11月末終値差異:5.38%上昇
【NASDAQ】
2022年10月末終値:10,988.15
2022年11月末終値:11,468.00
2022年10月末/2022年11月末終値差異:4.37%上昇
2022年11月の米国市場はダウ工業平均が5.67%、S&P 500が5.38%、NASDAQ総合が4.37%といずれも約5%前後上昇している。
上記11月の市場推移を見てみるといずれも上旬は前月とほぼ同じかやや下落していたのだが、11月10日と11月30日に大きく上昇しているのが判る。詳しくは以下で。
11月にあった主な出来事
11月10日(木)に米労働統計局から発表された2022年10月の米消費者物価指数(CPI:Consumer Price Index)の前年比伸び率が前月よりも減速し市場予想も下回った。
それを受けて3市場とも先述の様に大幅上昇(前日比でDOWが3.70%、S&P 500が5.54%、NASDAQ総合が7.35%)。米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを落とす可能性が出てきて、債券から株式へと資金が流入したためと思われる。
そして11月30日(水)には米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がワシントンで講演を行い利上げペースを従来の想定よりも早く鈍化する可能性をしたことから、やはり市場は前日比で大きく上昇(DOWが2.18%、S&P 500が3.09%、NASDAQ総合が4.41%)。上昇の理由は11月10日と同じ。
- ドルが大幅下落
2022年10月31日(木)のドル円為替の終値は148.71円、そして11月30日(水)の終値は137.36円と前月比で一気に11.35円、割合では7.63%のドル安となった。
このドル安は特に上に挙げた米国市場が上昇した10日の影響が大きい。1日で前日比5.49円、割合で3.75%のドル安となっている。30日のパウエル議長講演は日本時間では12月1日のこととなるのだが、12月1日は前日比2.00%のドル安。
ドル安の理由は米国市場の上昇とは逆で、利上げペースが落ちるとの憶測で日米金利差が想定より広がらないとの思惑からドルを売って円を買う動きとなったためだろう。
ポートフォリオ
2022年10月末と2022年11月末の自分の米国株ポートフォリオは以下の通り。
【2022年10月31日】
【2022年11月30日】
2022年11月に10%を超える上下動のあった銘柄は以下の6銘柄。
ボーイング(BA):25.5%上昇
デュポン・ドゥ・ヌムール(DD):23.3%上昇
ゼネラル・エレクトリック(GE):10.5%上昇
モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ):10.0%上昇
プロクター・アンド・ギャンブル(PG):10.8%上昇
ワーナーブラザース・ディスカバリー(WBD):12.3%下落
ボーイングとデュポンが20%を超える上昇となっているが、ボーイングは2022年投資家向け説明会がポジティブな内容だったこと、デュポンはRogersの買収を撤回したことがいずれも11月初旬にあった事に加えて先述の市場上昇があったため。
ワーナーブラザースの下落は11月に行われた決算発表が低調だったため(決算発表後に12.87%下落)。
全体では所有24銘柄21銘柄が前月比上昇で、下落となったのはワーナーブラザースに加えて、ウォルト・ディズニー(8.1%下落)、ケロッグ(5.0%下落)の3銘柄。ディズニー株もケロッグ株も11月に行われた四半期決算発表で大きく下落したのでこの結果はやむを得ないところ。
ポートフォリオ全体では4.7万ドル、割合にすると4.45%の増加となり、先に挙げた米国市場をやや下回るパフォーマンスとなった。円ベースの資産は冒頭の様に減少したものの、ドルベースのポートフォリオはまずまずの増加という結果になっている。
為替
先月終値:2022年10月31日1ドル=148.71円
今月終値:2022年11月30日1ドル=137.36円
2022年11月のドル円為替レートは、前述の通り前月に比べて1ドルあたり11.35円、割合で言うと7.63%の大幅ドル安。
9月、10月と140円台が続いていたが、先述の様に11月発表の米消費者物価指数を受けていっいに130円台に。6~8月は概ね130円台だったのだが、今後この程度で落ち着くのか、それとも再び140円台のドル高になるのか、それとも5月以前の水準(2月までは115円前後)に戻るのか、全く想像がつかない。
まとめ
累計投資:80,000,000円(今月追加投入なし)
米国株:152,802,136円
外貨MMF:46,723円
USドル:1,687,186円
日本円:449,867円
資産:154,985,912円
累計損益(累計投資と資産より):74,985,912円/93.7%
累計引落額:7,500,000円(今月100万円引落し)
2022年11月は米国株ドル資産が4.5万ドル程増加したものの、ドル円為替が10円超大幅にドル安となったことや、配当金を円変換して生活費に充当したため円ベースでは約780万円減少。
先月は米国株投資を始めて20年超で初めて累計投資額8000万円の倍となる1.6億円の資産(円ベース)となったのだが、残念ながらそれを維持することは出来ず一過性の事となってしまった。今までもこういった具合に徐々に資産額を増やしてきているのであまり気にせず、気長に考えるべきだろう。
11月は特に米国のインフレ動向、FRBの金利政策に関連して米国市場、ドル円為替が大きく変動した印象があるので、12月はそれらが市場の予想内に収まって不利な資産変動とならないことを願いたい。