2021年配当金生活予実管理まとめ

はじめに

2020年10月末で退職し2020年11月から完全リタイア/配当金生活が始まったのだが、配当金生活の予実管理を開始した2021年1月から1年が経過したので、そのデータを見て配当金生活を振り返ってみることにする。2021年1月からとするのは切りがいいのと2020年11月、12月は退職直後で予実管理の「予」に関する不透明な部分が大きく予実管理をしなかった(出来なかった)ため。


2021年の年間予実管理結果データ

以下は2021年の年間予実管理結果データ。各項目については想定キャッシュフローを参照。

【予想】

【実際】

【比較】

収入

項目予想実際差異
収入配当金充当3,500,0003,500,0000
その他入金(還付金等)9,800,00010,432,450632,450
合計13,300,00013,932,450632,450

支出

支出住居費(水道光熱費含む)1,200,0001,148,84251,158
生命保険806,000705,735100,265
国民年金408,000393,06014,940
健康保険料756,000734,48621,514
通信費180,000148,35031,650
医療費120,000121,257-1,257
住民税957,400669,800287,600
生活費(食費含む)1,800,000824,882975,118
合計6,227,4004,746,4121,480,988

2021年の年間予実考察

【収入】

配当金充当

予想と実際の差異は無く予定通りに配当金充当を行えた。

その他入金(還付金等)

予想では確定申告に伴う還付金を前年実績から35万円としていたが、実際には確定申告まとめで整理した以下の点から

  • 約100万円投資して破産法適用となったJCペニー株の売却損が配当所得との損益通算対象となったこと
  • 2020年10月で退職したため、例年であれば会社で処理していた年末調整を確定申告で反映したため
  • 基礎控除額が改正により今回から38万円から48万円に増えた

想定を大幅に上回る還付金となった。ただしこれは2021年に特有のもの。

【支出】

住居費(水道光熱費含む)

予想と実際の差異はほとんど無し。

生命保険

6~9月の保険料を勘違いして各3万円多めに見積もっていたため、10万円程度予想より少ない出費となった。

国民年金

予想は単純に月額の国民年金保険+付加年金2年分としたものだが、実際は前納による割引のため少し少ない金額で済んでいる。

健康保険料

国民年金保険と同様1年分を前納したことによる割引のため、予想よりやや少ない金額で済んでいる。

通信費

基本料金内での使用に留まっていることもあり予想ほどの費用はかからず。

医療費

2021年年間で唯一予想より高くなった項目。これは2021年に初めて滑液包炎(両肘)、末梢神経障害(左手指)となったため。滑液包炎は一時的なものであることを期待したいが、末梢神経障害は今後も継続的な内服薬の服用が必要。

住民税

2021年2月引き落とし分は想定キャッシュフロー作成前に判明していたので予実は変わらず。2021年6月以降の予想は前年の住民税を元にしていたのだが、実際には2021年6月に確定した2020年分の住民税を整理した際に気付いた様に

  • 2020年10月に退職したので、住民税の元となる総所得金額から11月、12月の給与所得を除くべきだったことを間違えて含めてしまった
  • 税制改正により住民税の基礎控除額が33万円から43万円へと増加
  • 控除分として2020年に支払った2021年の1~3月分の健康保険、国民年金が含まれていた

といったことから実際2021年に支払った2020年の住民税が予想より大幅に少ないことになった。

生活費(食費含む)

2021年で予実の年間差異が一番大きかった項目。元々月15万円の生活費を見込んでいたが実際の月平均は68,740円であった。

理由としては2021年はCOVID-19の影響により緊急事態宣言の期間が長く、不要不急の外出を控えていたことが出費が予想より大幅に少なかったことが原因だろう。

ちなみに月生活費の実績にはカードの引き落とし額を使っており、カードが23日〆の翌月払いのため純粋にその月の月初から月末の生活費と言う訳ではない。6月の出費が2万円強と著しく少ないのは、GWと緊急事態宣言に備えて5月に引き落とされた4月分の出費で米や乾物などを多めに購入しておいたためで、その分5月の生活費がやや多めとなっている。


まとめ

2021年は完全リタイア後1年目という事で予想していた金額が実際には収入、出費ともそれなりにズレている項目があった。特に収入では還付金、支出では住民税の乖離が大きかった。そしてCOVID-19のために不要不急の外出を控えていたことで、食費を含んだ生活費が元々想定していた15万円から大幅に少なかったのが非常に大きい。

結果、実際の2021年1月末の預貯金と2021年12月末の預貯金は5万円程しか減っていないことになった。

預貯金の減少が少なかったのは望外の結果だが、これはあくまでCOVID-19下という特殊な状況下での出費が少ない生活スタイルと、大きな日用品買い替えなどが発生しなかったことに拠る所が大きいのを忘れてはいけない。一方で、生活費の出費が少なかったからといって支出を我慢した生活を送った訳ではないので総じて満足のいく1年だったと感じる。

2022年がどうなるかは分からないが、予想していない出費が発生せず、2021年の様に金銭的なストレスを感じない配当金生活が送れることを願いたい。

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