ネットフリックスの決算後時間外急落と所有関係銘柄(2022/1)

最後に追記(本取引での株価)あり

はじめに

2022年1月20日(木)の米市場閉場後にネットフリックス(NFLX)の2021年第4四半期決算発表があった。

自分はネットフリックス株は所有していないが、同様のストリーミングサービスを提供しているウォルト・ディズニー(DIS。Disney+を提供)及びAT&T(T。HBO/HBO Maxを提供)を保有しているので、それらの動向を確認する際にネットフリックスを参考・引用することは以前にもあった。

そして昨日のネットフリックスは決算を受けて掲題の通り

時間外で20%超、100ドル以上の急落となっている。

あくまで時間外取引であるので21日の通常取引でネットフリックス株がどうなるかは不明だが、以下にネットフリックスの決算発表から急落した要因を確認しておくと共に、その要因が自分のストリーミングサービス関連所有銘柄であるディズニー、AT&Tに影響を与えるかどうかについて整理しておくことにする。


ネットフリックス2021年第4四半期決算概要

以下はネットフリックスの企業サイトより引用・抜粋。自分はネットフリックス株を保有していないのであくまで簡単に。

  • 2021年第4四半期の売上(Revenue)は77億900万ドル、前年同期比16%増
  • 2021年第4四半期の希薄化後一株当たり利益(Diluted EPS)は1.33ドル、前年同期比11.8%増

フリーキャッシュフローのマイナスが目に付くが、通年のフリーキャッシュフローは元々ネットフリックスが見込んでいた範囲内であり問題視はされていない様子。

2022年第1四半期の見込みも上表右端に示されているが、特に悪いところは見受けられない。

問題なのは2022年第1四半期の有料加入者見込みで、

  • For Q1’22, we forecast paid net adds of 2.5m vs. 4.0m in the year ago quarter
    22年第1四半期の有料加入者の純増は、前年同期の400万に対して250万になると予測しています

としている点。この見込みはアナリストの予想590万の半分以下であり、加入者数の伸びも

過去に比べて鈍化する可能性がある。また2021年第4四半期の加入者増は830万で、市場予想の840万を下回っていた。

これらが先に挙げた時間外取引でのネットフリックス株急落につながったと思われる。


自分が所有するストリーミングサービス提供企業の時間外取引株価と雑感

【ウォルト・ディズニー】

ウォルト・ディズニーが時間外で3%を超える下落となっているのは、前四半期決算からディズニー・プラスの加入者数について更新されておらず、その際は加入者数が減速傾向であったこともあり、ネットフリックスの低調な次四半期加入者数見込みからディズニー・プラスも低調になる事が連想されているのだろう。

ウォルト・ディズニーにはディズニー・プラス以外にもテーマパーク事業があるが、COVID-19の影響で低迷しており、ストリーミングサービスの動向が株価に与える影響は最近それなりに大きい傾向がある気がする。

【AT&T】

AT&Tの時間外取引の下落が目立つほどではないのは、AT&Tは年初にカンファレンスでアップデートを行っており、その際既に提供された昨年のHBO/HBO Maxの加入数がAT&Tの見込みを上回っていたためと思われる。

またAT&Tはディズニーとは逆にストリーミングサービス部門の良し悪しは最近あまり大きな影響が無い(ように思える)点も反映されているのだろう。


まとめ

あくまで上記は決算発表を受けての時間外取引から判断したものであり、時間外取引の上下、特にその上下の幅は通常の取引には必ずしも反映されないので本日1月21日(金)の株価がどうなるかは分からない。

ただ、ネットフリックスの加入者増加鈍化の原因が、ネットフリックスに限らないストリーミングサービス市場の飽和によるもので新規加入者を獲得することが難しくなっていると市場が判断したためであれば、自分が所有しているディズニー、AT&T株への影響について気に留めておく必要はある。

ディズニーは2月9日、AT&Tは1月26日とこれから決算発表があるのだが、その際の両社の今後のストリーミングサービスに関する見通しについて今回のネットフリックスの決算結果を踏まえて注意しておくことにしたい。


追記(本取引での株価)

実際2022年1月21日(金)の本取引でネットフリックス、ウォルト・ディズニー、AT&Tそして市場がどうなったかというと

【ネットフリックス】

【ウォルト・ディズニー】

【AT&T】

【米主要3市場】

と個別株のそれぞれが時間外取引よりマイナス幅が大きくなっているものの、同日の米主要3市場が大きく下げた事を考えると概ね前日20日の閉場後時間外取引を反映している様に見える。昨日書いたことはそれ程的外れではなかったのだろう。

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