AT&TのCFOによる最新アップデート、他(2022/1/6)

はじめに

2022年1月3日(月)に米国市場が始まり2021年末には落ち着いていた感がある個別株に

シティグループ(C)が久々に4%と大きく上昇(2022/1)

ゼネラル・エレクトリックの投資格付けアップデート(2022/1)

と2日続いて大きな変動、ニュースがあった。

そして1月5日にも掲題のAT&T(T)に関するニュースがあったので以下にまとめておく。


Citi’s AppsEconomy ConferenceにおけるAT&T最高財務責任者Pascal Desroches氏のアップデート

以下はAT&Tの企業ページより引用・抜粋。

  • For the fourth quarter of 2021, AT&T delivered total postpaid net adds of 1.3 million, including approximately 880,000 postpaid phones.
    2021年第4四半期にAT&Tは約88万台の後払い電話を含め、合計130万の後払い純増を実現しました
  • For the full-year 2021, postpaid phone net adds were 3.2 million, AT&T’s highest annual postpaid phone net adds in more than a decade as the company continues to benefit from strong network performance and its disciplined and consistent go-to-market strategy.
    2021年通年の後払い電話の純増額は320万で、AT&Tの強力なネットワークパフォーマンスと統制のとれた一貫した市場開拓戦略の恩恵を受け続けているため、AT&Tの年間後払い携帯電話の純増は過去10年以上で最高です
  • AT&T added approximately 270,000 fiber subscribers for the quarter. Full-year 2021 fiber net adds totaled about 1.0 million, the fourth consecutive year in which the company has added 1 million or more fiber subscribers. AT&T ended the year with an additional 2.6 million fiber customer locations, compared to its prior expectation of about 2.5 million.
    AT&Tはこの四半期に約27万人のファイバー加入者を加えました。2021年通年のファイバーネットの追加は合計で約100万であり、同社が100万以上のファイバー加入者を追加したのは4年連続です。AT&Tは従来の予想であった約250万に比べて、260万のファイバー顧客ロケーションで年末を迎えました
  • AT&T ended the year with approximately 73.8 million total global HBO Max and HBO subscribers, ahead of management’s prior guidance that end-of-year subscribers would be at the high end of its 70 million to 73 million subscriber target.
    AT&Tは年末の加入者が7000万から7300万の加入者目標の上限になるという経営陣の事前のガイダンスに先立ち、HBO MaxおよびHBO加入者の合計約7380万人で年末を迎えました

HBO Max/HBOの加入者数について補足すると、10月の2021年第3四半期決算で発表のあった2021年9月末の加入者数6940万人から440万人の増加となる。


まとめ

上記の内容を受けて2022年1月5日のAT&T株は

2.22%の上昇。

AT&T株だけを見るとさほどの上昇ではないのだが、同日のダウ工業平均が1.07%、S&P 500が1.94%、NASDAQが3.34%と大きく下落していたことを考えると市場はかなりポジティブに反応したと言えるだろう。

2021年12月下旬にAT&TのXandr売却発表時にはその前週の投資格付けアップデートも踏まえて

「とはいえひと月前の株価水準にも達しておらず、あくまでここ一週間では持ち直しているに過ぎないので来年1月26日(水)に予定されている2021年第4四半期決算の結果が判明するまでまだまだ安心はできないだろう。」

と書いており、実際に売却後12月下旬はクリスマス休暇もありほとんど変わらずだったのだが2022年に入ってからは上昇。過去3ヶ月のAT&T株を見てみると

と12月半ばの投資格付けアップデート以降は回復傾向にあるようにも見える。1月下旬の2021年四半期決算発表の内容が良ければ、この回復傾向も信頼できるのかもしれない。

また1月5日の米国市場閉場後にウォール・ストリート・ジャーナルがAT&T傘下のワーナーメディアとViacomCBSが共同所有(50:50)するCW Television Networkをすべてあるいは主要な株式を売却する可能性についての報道(第1候補はNexstar)があり、この結果もAT&T株に影響を与える可能性がある。

それにしても1月に入ってからAT&T以外にも所有銘柄、市場関連で様々なアップデートがあり自分の整理が追い付かない状態となっている。重要な事を見落とさないように注意しておきたい。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントの入力は終了しました。