P&G(PG)2019年第4四半期決算(2019/7)

はじめに

昨日は自分の保有しているプロクター・アンド・ギャンブル(PG)の2019年第4四半期決算の発表があった。P&Gを最後に購入したのは20076で、世界金融危機の前で10年以上経っている。総投資額も7,600ドル程度と自分のポートフォリオの中ではごく少ない。

ただ今後、銘柄を分散した投資を目論む場合には、追加投資をする選択肢として検討しても良いかもしれない。ということを踏まえて、第4四半期決算の内容を整理しておく。


2019年第4四半期決算概要

以下は、プロクター・アンド・ギャンブルの企業サイトより引用・抜粋。

  • 2019年第4四半期の総売上高(Net Sales)は1709000万ドル、前年同期は165億ドルで前年同期比4%の増加
  • 2019年第4四半期の一時項目を除いた利益(Diluted Net EPS)は1株当たり1.10ドル
  • 2019年第4四半期の純損益(Net Earnings/Loss)は524000万ドルの赤字、前年同期は189000万ドルの黒字。これはジレット事業に関してのれん代償却や、商標権など無形固定資産を減損処理するのに80億ドルの評価損を計上したため

  • 2019年の見通しと結果の対比では、以下の様に見通し以上の結果となったものが多かった

  • 2020年の見通しでは、既存ビジネスの売上成長(Organic Sales Growth)は3~4%の増加を見込んでいる
  • 2020年の見通しでは、Core EPS成長は4~9%の増加を見込んでいる


まとめ

昨日の決算発表を見る限りでは、2019年第4四半期、2019年通年、そして2020年の見通しのいずれも堅調に見受けられる。ジレット事業で80億ドルの評価損を計上していることや、グルーミング事業で過去12四半期のうち11四半期で売上高が減少していることは気に掛かるが、主要事業における両者の売上割合は限定されている(ジレット事業はCorporate)。

実際に昨日のプロクター・アンド・ギャンブルの株価は、

3.8%の上昇。昨日のダウ工業平均、S&P 500が微減だったことを考えれば、この上昇幅はかなりプロクター・アンド・ギャンブルの決算結果が良かったということだろう。

昨日の終値時点での配当率は2.47%。配当率だけ見ると自分のポートフォリオの中では真ん中程。ただ、冒頭に書いた通り最後にPG株を購入してから10年以上経過しており、投資額も1万ドルに満たない金額。そして今回の決算からの短中期安定性を考えると、PG株の追加購入も悪い選択ではないのかもしれない。

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