最近の米国指標を振り返って思う事(2021/3/23)

はじめに

ここ最近は自分の所有している米国株個別の情報を確認することが多かった気がするが、ここで米国市場の指標についても確認してみることにする。


過去1週間に発表された米国の指標

全てではなく自分が重要だと思うのものを列挙。

【3月16日(火)】

2月小売売上高(前月比):前回7.6%。予想-0.5%。実際-3.0%

2月小売売上高(自動車除く)(前月比):前回8.3%。予想-0.1%。実際-2.7%

2月鉱工業生産

(前月比):前回1.1%。予想0.3%。実際-2.2%

【3月17日(水)】

2月住宅着工件数(年率換算件数):前回158.4万件。予想156.0万件。実際142.1万件

2月住宅着工件数(前月比):前回-5.1%。予想-1.0%。実際-10.3%

2月建設許可件数(年率換算件数):前回188.6万件。予想175.0万件。実際168.2万件

2月建設許可件数(前月比):前回10.7%。予想-7.2%。実際-10.8%

【3月18日(木)】

新規失業保険申請件数(前週分):前回71.2万件。予想70.0万件。実際77.0万件

失業保険継続受給者数(前週分):前回414.4万人。予想407.0万人。実際412.4万人

3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数:前回23.1。予想23.0。実際51.8

こうやって確認してみると、フィラデルフィア連銀製造業景気指数だけが予想より良好(しかも大幅に)で、それ以外の指標は軒並み予想以下になっている。


まとめ

何となく直近の米指標を振り返ってみたのだが、思った以上に予想より低くて驚いている。

ただ実際の市場は以下の様にマイナス0.5%以下に収まっており、日ごとの変動はあるものの上記の指標によって大きく影響を受けた感はない。

勿論指標以外にここ最近は米国債も市場に影響を与えているので、指標だけで市場が上下するわけではない。

年初来の米国市場の動きは

といずれもプラスになっているのだが、先に挙げた直近の指標や、それ以外にも最近は欧州でのコロナ第三波、米ロの対立、米中の対立など市場に影響を与えそうな報道がなされており、個人的には今後の米国市場の先行きに不安を感じてしまう。

だからといって何か積極的に行うかと考えると、自分の長期投資というスタイルを崩すほどでもない。ここしばらくは市場が低調になる可能性があり、それにつれて自分の資産も目減りする可能性がある、という心構えをしておいて実際に下がった時のショックを和らげるぐらい。

どうも完全リタイアに入ってから資産が減少することに対して過度に敏感になっている気がするが、これは良くない傾向だろう。働くことがなくなって米国株関連の情報収集に割く時間が多くなったのが一因の気がする。コロナ禍で外出も控えているため時間もあるし。

少し時間の使い方について考えた方が良さそうだ。

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