ゼネラル・エレクトリックの投資格付けアップデート(2022/1)

はじめに

2022年1月4日(火)の米国市場はダウ工業平均が0.59%上昇したものの、S&P 500は0.06%下落、NASDAQも1.33%の下落とまちまちな状況だったのだが、そんな中自分の所有銘柄であるゼネラル・エレクトリック(GE)は

3%超の上昇と市場に比べてかなりのパフォーマンス。

上昇の原因は掲題の通りGEの格付アップデートによるものだったと思われる。以下にその内容を確認しておく。


Credit SuisseのアナリストJohn Walsh氏のGE投資格付けアップデート

投資格付け:NeutralからOutperformに上方修正

目標株価:114ドルから122ドルに上方修正

以下はJohn Walsh氏の目標株価引き上げの要旨。

  • 2021年12月に、GEは2023年に航空事業部門の売上とフリーキャッシュフローがパンデミック以前のレベルに戻るとしている
  • スピンオフへの触媒(Catalyst)は欠けているものの循環的な経済回復とフリーキャッシュフローはGEの株価上昇に寄与する
  • GEにはまだ戦略的な不確実性(保険、航空事業の自己資金)があるため我々のトップピックではないが、スピンオフは強みのある立場からのものだと考えている(we do think the separation is from a position of strength)

1番目の「2021年12月に~」というのは調べたのだが自分にはその情報は発見できなかった。ただ英語で「In December, GE noted that aviation revenue and FCF (free cash flow) could return to pre-pandemic levels in 2023. 」としているので、どこかでその旨の情報が開示されたのだろう。


まとめ

昨日のGE株は上昇したものの将来的なスピンオフ発表後のGE株価を見てみると

発表のあった11月9日を頂点として2021年末まで右肩下がり。結局スピンオフ発表はGE株価上昇のきっかけとはならなかった。

今回の投資格付けアップデートに伴うGE株上昇は恐らく一時的なものと思われる。というのも2022年1月25日に2021年第4四半期の決算発表があるので、市場はそこでの情報を見て判断する可能性が高い。

最新の四半期決算で会社分割を含めたどの様なアップデートがあるかに注意しておきたい。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントの入力は終了しました。