ワンダーウーマン1984の初動とHBO Max(2020/12)

はじめに

先日自分の所有銘柄のAT&T(T)傘下のワーナーメディアが2021年公開映画を米劇場公開と同時にストリーミング・サービスHBO Maxで配信するハイブリッド配給モデルを発表したが、それに先立ってワンダーウーマン1984が2020年12月25日に米国で公開された。

その初動結果が等発表されていたのでその内容について整理しておくことにする。


ワンダーウーマン1984の米国公開初動

以下はワーナーメディアの企業ページより引用・抜粋。

2020年12月27日発表のニュースタイトルは、

  • Warner Bros. Pictures Fast-Tracks Development on Wonder Woman 3
    ワーナー・ブラザースはワンダーウーマン3の制作を急ぐ

となっており、サブタイトルは、

  • Wonder Woman 1984 Exceeds Projections As The Top Post-Pandemic Domestic Opening Weekend Of The Year With $16.7 Million In Box Office, And $85 Million Worldwide To Date
    ワンダーウーマン1984の(北米)興行収入は1670万ドルで、パンデミック後の国内オープニングウィークエンドオブザイヤーのトップとして予測を上回り、全世界では8500万ドルの興行収入となっています
  • WW1984’s HBO Max Debut Breaks Usage Records
    WW1984のHBO Maxデビューが使用記録を更新

となっている。以下に本文でのポイントをあげてみる。

  • Today, Warner Bros. Pictures announced that it will fast-track development on the third installment of the Wonder Woman franchise
    本日、ワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズは、ワンダーウーマンフランチャイズの第3弾の制作を早急に進めることを発表しました
  • Wonder Woman 1984 easily conquered the holiday weekend, exceeding box office projections as the top post-pandemic domestic opening weekend for any feature film this year, with $16.7 million in box office.
    ワンダーウーマン1984は興行収入が1670万ドルで、パンデミック後の今年の長編映画国内オープニングウィークエンドのトップとして興行収入の予測を上回り、休日の週末を簡単に征服しました
  • Wonder Woman 1984 took in an estimated $36.1 million globally from 42 markets in release this weekend (including U.S. and Canada). This takes the international running cume to $68.3 million, and the worldwide tally to $85 million.
    ワンダーウーマン1984は、今週末のリリースで42の市場(米国とカナダを含む)から世界で推定3610万ドルを獲得しました。これにより、国際的なランニングキューは6830万ドルになり、世界全体では8500万ドルになります
  • On HBO Max, anticipation for Wonder Woman 1984 was apparent, with nearly half of the platform’s retail subscribers viewing the film on the day of its arrival,
    HBO Maxではワンダーウーマン1984への期待が明らかでありプラットフォーム加入者のほぼ半数が公開日に映画を視聴しています
  • HBO Max also saw the total viewing hours on Friday more than triple in comparison to a typical day in the previous month.
    またHBO Maxは金曜日の合計視聴時間が前月の通常日と比較して3倍以上になりました
  • In the U.S., only 39% of U.S. cinemas (representing 56% of the box office) are currently open at limited capacity, with closures in top markets
    現在米国では、米国の映画館の39%(興行収入の56%に相当)のみが制限された状態でで営業しています

主なポイントはこの位だろうか。ちなみにボックスオフィス・プロによる週末の興行収入予想は1000~1500万ドルだった。


まとめ

この発表は12月27日(日)になされているので、翌28日(月)のAT&T(T)の株価にどの様な影響を及ぼすかはこれを書いている時点ではまだ不明。

個人的な思いとしては、

  • 米国封切り後すぐに発表タイトルにある様に、次作ワンダーウーマン3の制作について言及したという事は、それなりの成功と考えて良さそう
  • 米国の初週末興行収入については市場予測は上回っているものの、そもそも主要都市で映画館が閉鎖されているなどコロナの影響を多大に受けているため、予測自体が割り引かれているはず
  • HBO Maxがコロナによる劇場収入減をどこまでカバーできているのか(加入者がどれ程増えたのか)具体的な数値が気になる
  • もし劇場のみでの配給だった場合を想像すると、ハイブリッド配給モデルは良いタイミングだったと思われる

といったところが思い浮かぶ。米国でのコロナ状況やHBO Maxでの提供が上手く機能するかやや不安に思う所があったのだが、少なくとも大きく失敗したという事はなさそう。

あとはHBO Maxの加入者が12月初旬に発表された1260万人から、このワンダーウーマン公開でどれ程伸びたのかが気になる。恐らく1月27日に予定されている四半期決算で、HBO Maxの加入者数に関する最新情報が提供されると思うが、12月初旬の加入者数からどの程度増加するのかが今後のポイントだろう。

今月に入ってから配当据え置き発表などもありAT&T株にやや不安を感じていたのだが、一つのポイントであった映画が大コケしなかったようなので一安心。

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