はじめに
2020年10月末に退職/完全リタイアしてから、11回目となる米国株配当の生活費への充当を2023年11月に行った。
完全リタイアしてから前回2023年7月まで配当金の生活費充当は、
- 米国株配当をドルで受け取る(それ以外の選択肢なし)
- 定期的にドルで受け取った配当を円に変換して生活費へ充当
というステップで行っていたのだが、最近のドル高傾向によりドル配当を円に変換する際に為替レートによっては雑所得が発生していた。
しかし2023年半ばに楽天証券が米国株配当をドルで受け取るか円で受け取るか選択できる形式を提供する様になったため、自分は米株配当金を円で受け取る様に変更し、それに伴ってドル円変換をする必要がなくなり雑所得が発生することもなくなっている。
以下、今回の新たな米国株配当の生活費への充当を整理しておく。
実際の手続き
今まではドル円変換を行っていたのだが、今回は上述の通りドル円変換をする必要はなく円で受け取っていた米国株配当100万円をそのまま楽天証券口座から11月24日に出金指示を出し、11月27日にPayPay銀行の口座に振込。
PayPay銀行の口座を確認し
27日に楽天証券の口座より100万円入金されていることを確認。
引退してから生活費への充当額
完全リタイア後生活費に充当した金額は以下の通り1050万円。
2023年は
完全リタイア後10回目のドル配当金生活費充当(2023/7)
に続き今回を合わせて300万円生活費へと配当金を充当したことになる。
まとめ
今回2023年10月の米国株ドル配当を円に変換しての生活費充当は100万円。完全リタイア後にアップデートした想定キャッシュフローでは配当金の生活費充当は95万円だったのだが、最近のドル高もあって円での受取配当が増えていることもあってキリの良い100万円としている。
それにしても前回までは
- 生活費に充当するためドルを円に変換するという余分なステップ
- ドル円為替差益による雑所得のことを考え、変換時の為替レート/変換額を意識
といったことが必要だったのだが、今回は単純に楽天証券口座の米国株円配当を出金するだけでかなり手間が減った印象がある。来年の確定申告の際には3月、7月の際のドル円変換の為替差益を考慮する必要があるが、この方式で行けば再来年の確定申告時にはその手間もなくなるだろう。
自分が完全リタイア前に20年以上してきたバイアンドホールドの米国株投資をしていた時の様に米国株の配当金を再投資する場合には、ドルで配当を受け取った方が良いが完全リタイアして投資をする余裕までは無くなった現在、やはり早めに米国株配当の受け取りを円に変換しておいて良かったと思う。
ただこれもドル円為替レートやその他様々な状況が影響してくるので、こうして代わり映えのしないことが多いが情報を確認して適宜整理し続ける様に心掛けていこう。