【米株資産は低調だが配当はまずまず堅調】2023年8月米国株配当

2023年8月米国株受取配当

2023年8月の米国株受取配当状況は以下の通り。

ドルベースの税引前一株当たり配当を加えると以下の様になる。

約定月銘柄単価数量受渡金額[円]
2023年8月BRISTOL-MYERS0.572,200128,813
2023年8月JP MORGAN CHASE1.0010010,300
2023年8月AT&T INC.0.27757,990227,757
2023年8月PROCTER&GAMBLE0.940712912,668
2023年8月GE HEALTHCA TECH0.03160505
2023年8月CITIGROUP INC0.535,750320,158
2023年8月WABTEC CORP0.1720357

2023年8月の受取配当で前回と違いがあった銘柄はシティグループ(C)。前四半期の一株あたり配当が@0.51ドルだったのが、今回は@0.53ドル。割合にすると3.9%の増加。

前月7月の配当まとめでシティの増配については既に書いたのだが、再度記すと16回(4年間)据え置きだった配当が増配となっている。今年2023年春先には米地銀が破綻して一時金融不安もあったことを考えると増配自体が望外であり、増配率も3.9%とまずまず。ただ直近シティの株価は下落傾向にある(2023年8月は13.3%下落)ので一抹の不安は残る。


2023年8月の配当発表銘柄

2023年8月に次回の配当を発表した自分の所有銘柄は以下の通り。

*回数は配当が前回と変わらない回数。5回目以上が過去1年間で増配の無い銘柄

*配当は税引前一株当たり配当

ティッカー銘柄発表日権利落日権利実施日配当回数
MOアルトリア・グループ2023/8/242023/9/142023/10/100.981回目
CSCOシスコ・システムズ2023/8/162023/10/32023/10/250.393回目
DOWダウ・インク2023/8/92023/8/302023/9/80.7018回目
KHCクラフト・ハインツ2023/8/22023/8/312023/9/290.4019回目

2023年8月の配当発表銘柄で前回と違いがあったのはアルトリア・グループ(MO)。前四半期の一株あたり配当が@0.94ドルだったのが、今回は@0.98ドル。割合にすると4.3%の増加。

アルトリア・グループは配当を毎年増配してくれるのが有難い。ただ最近は直近の2023年第2四半期決算もパッとせず、それ以降の株価も市場の下落と同様冴えない状態が続いており、増配が今後10年、20年続くのかは懸念がある。

またダウ・インク及びクラフト・ハインツは気が付けば4年以上増配無しが続いている。クラフト・ハインツは株価が冴えないので仕方がないが、ダウ・インクは今後増配してくれると嬉しいのだが。


まとめ

【2023年8月】

税引後円配当:700,558円

【2023年1月~8月末】

税引後円換算配当:2,848,141円

2023年8月の受取配当はシティの配当が前回2023年5月と比べて

と約2.5万円増えているのだが、これは為替を含めた円ベースでの話。

確定申告を有利にするため米国株配当受取を円ベースに変えてから受取時のドル円為替レートが把握できなくなってしまったのだが、手持ちのデータから計算するとドルベースの四半期配当増は約80ドルで、シティの増分の半分以上は為替レートが5月よりもドル高(恐らく5月比べて5円以上違う)になったため。

前回に比べて増加したシティの円ベース配当の半分以上が有利な為替であったことは残念だが、冷静に考えるとドルベースで四半期約80ドル、年間で約320ドルの配当増は、これまで配当が4年据え置きだったことを思うと悪くはない。

自分の所有米国株はドルベースでは必ずしも好調ではないのだが、1年の2/3が経過した時点で配当減/配当停止となった銘柄は今のところ無く、為替がドル高に振れていることもあって配当はまずまず堅調。ドルベースの米国株資産については諦めているが、配当に関してはこの状況が続いてくれることを期待したい。

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