アルトリア(MO)2023年第2四半期決算(2023/8)

はじめに

2023年8月1日(火)には自分の所有しているアルトリア・グループ(MO)の2023年第2四半期決算発表があった。

前回の決算まとめ時

「今回の決算を株価の面では無難に乗り切ったが、今後のアルトリア株は決算内容を見る限りでは特段の上昇材料が見当たらないのであまり期待しない方が良い気はしている。直近の上昇傾向がもしかすると続く可能性もゼロではないのだろうが、その可能性は低いだろう。」

と、あまり期待はしていなかったようだが実際の決算結果及び株価はどうだったのか。以下に決算内容を確認し情報を整理しておく。


アルトリア・グループ2023年第2四半期決算概要

以下の内容はアルトリア・グループの企業サイトより引用・抜粋。

  • 2023年第2四半期の売上高(Net Revenues)は65億800万ドル、前年同期比0.5%減少
  • 2023年第2四半期の物品税控除後の売上高(Revenues net of excise taxes)は54億3800万ドル、前年同期比1.2%増加
  • 2023年第2四半期の1株当たりの調整後利益(Adjusted diluted EPS)は1.31ドル、前年同期比4.0%増加

  • 2023年第2四半期のタバコ製品の出荷量は前年同期比8.3%の減少

2023年通期見通し

2023年通期の見通しについては、前回決算時から今回決算までの間の2023年6月1日に以前まとめたNJOYの買収が完了したことを発表し、併せて以下のアップデートも行っていた。

  • 2023年第2四半期からNJOYの業績は「その他」のカテゴリーで報告される
  • 2023年通期の調整済み希薄化後EPS見通し:4.89~5.03ドル、2022年(4.84ドル)比で1%~4%の成長率(前回決算時の4.98~5.13ドル、2022年(4.84ドル)比で3%~6%の成長率から下方修正)
  • 通期の調整済み希薄化後EPS見通し下方修正の理由は、NJOYブランドへの投資が反映されたため

今回の決算では上記6月1日発表の調整済み希薄化後EPS見通しから変更なし。

その他

その他決算発表及びアナリストとのカンファレンスコールで気になった点は以下の通り。

  • 2023年第2四半期に4億7200万ドルの自社株買いを実施。2023年末までの自社株買戻し残は5億2800万ドル
  • 7月(今回の四半期決算には含まれない)に、2022年10月に発表されたフィリップ・モリスが米IQOS販売権取得をしたことによる17億ドルの支払い(加えて利息1億ドル)を受領
  • 過去数四半期にわたる高インフレの累積的な影響がATCs(Adult Tobacco Consumers)の支出行動に影響を与えたと考えている

市場予測との比較

今回の主な決算内容と市場予想とを比べてみると、

  • 2023年第2四半期の物品税控除後の売上高(Revenues net of excise taxes)は54億3800万ドル、市場予想の54億3000万ドルをやや上回っている
  • 2023年第2四半期の1株当たりの調整後利益(Adjusted diluted EPS)は1.31ドル、市場予想の1.30ドルをやや上回っている

となっている。


まとめ

上記の様な決算発表を受けてアルトリア・グループの株価は

前日比0.53%の下落。同日の米国市場が

まちまちだったものの前日と比べるとそれ程大きな動きではなかったことを考えるとアルトリア株の動きはやや低調だったと言える。売上やEPSはほぼ市場予想通りだったものの、相変わらずタバコ製品の出荷量が減少していることが株価が伸び悩む主な原因だろう。決算資料やカンファレンスコールでは買収した電子タバコNJOYの今後の市場拡大プランや無煙タバコ製品の好調振りを強調していたが、市場規模もあり特に材料視はされなかったようだ。

決算後数日を含めたアルトリア株の年初来の動きを見ると

市場(S&P 500)が16.3%上昇しているのに対して4.3%の下落とかなり見劣りがする一方で、アルトリア株は細かいレンジでの動きが続いており株価変動が少ないともいえる。

今後のアルトリア株だが、決算後は市場自体も下落が続いているので決算を受けての動向は判断しづらい。ただ年初来からの傾向を見る限りでは、それ程上下動のない株価推移が続くのではないだろうか。株価の上昇にはあまり期待できない一方で、現在税引前で8%を超える配当率となっているのは悪くない。何とかこの株価/配当水準を維持してもらいたい。

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