【ドル資産は減少、円資産は増加】2023年2月末米国株資産

投資開始からの期間

2001年7月から数えて260ヶ月目(21年8ヶ月目)。


資産動向考察

2023年2月末の円ベース資産は以下の通り。

2023年2月末の円ベース資産は前月末に比べて約450万円(約3%)の増加。

ただし2023年2月は米国株の配当が受取時で約60万円あり、後述する様にドル円為替レートが1月に比べてドル高になっているので米国株ドル資産は恐らく前月に比べて減少したのではないだろうか。

2023年2月の市場推移

【ダウ工業平均】

2023年1月末終値:34,086.04

2023年2月末終値:32,656.70

2023年1月末/2023年2月末終値差異:4.19%下落

【S&P 500】

2023年1月末終値:4,076.60

2023年2月末終値:3,970.15

2023年1月末/2023年2月末終値差異:2.61%下落

【NASDAQ】

2023年1月末終値:11,584.55

2023年2月末終値:11,455.54

2023年1月末/2023年2月末終値差異:1.11%下落

2023年2月の米国市場はダウ工業平均が4.19%、S&P 500が2.61%、NASDAQ総合が1.11%いずれも下落している。下落幅はハイテク大型銘柄の影響が強いNASDAQ総合、S&P 500、ダウ工業平均の順で少なくなっており、先月2023年1月もNASDAQ総合が10.68%、S&P 500が6.18%、ダウ工業平均が2.83%上昇していたので、2023年に入ってからはハイテク大型銘柄が比較的良好に推移しているようだ。自分はハイテク大型銘柄を持っていないので、自分の米国株ポートフォリオは市場に比べてあまりよろしくないのだろう。

2月にあった主な出来事

2023年2月はまず初めにFOMC会合結果の発表とパウエル議長の会見があった。FOMC会合とそれに伴う利上げは市場の予想範囲であったが、パウエル議長が会見でインフレ抑制が進んでいるとの認識をしたことで市場は上昇。2月前半に市場が上昇していたのはこの流れによるものだろう。

  • 米国企業の四半期決算(主に10~12月期)が一段落

2023年1月半ばから本格化した米国企業の四半期決算がほぼ一段落。自分が所有している銘柄も決算発表は終わったが、決算発表後に5%を超える上下動のあった銘柄はほとんど無かった気がするので無難に決算を乗り切った気がする。

  • 経済指標が未だインフレ圧力が強いことを示す

2023年1月の経済指標はインフレ減速傾向が強かったのだが、2月半ばに発表された米消費者物価指数(CPI)がその減速スピードが鈍ってきたことを示したのを皮切りに、その後の経済指標が未だインフレ圧力が強いことを示したため、インフレを抑えるため高レベルの利上げが長期化することが想定されるようになった。そして利上げ長期化から来る経済減速の懸念が高まり、先に挙げた様にFOMCを受けて上昇して始まった2月の米国市場は半ばから下落傾向を示し結局前月比マイナスで終わるという形となっている。

またそれに伴って前月まで3ヶ月連続のドル安が続いたドル円為替がドル高に転じている。

ポートフォリオ

2023年1月末と2023年2月末の自分の米国株ポートフォリオは以下の通り。

【2023年1月31日】

【2023年2月28日】

2023年2月に10%を超える上下動のあった銘柄は無し。所有25銘柄中5%を超える上下動のあった銘柄も10銘柄と月末という区切りでは普段に比べて落ち着いた月であった気がする。

それでも所有25銘柄6銘柄が前月比上昇で19銘柄が下落となり、ポートフォリオ全体では3.8万ドルの下落、割合にすると3.3%の減少と全体的には冒頭で予想した通り。先に書いた様にハイテク大型銘柄を持っていない自分のポートフォリオはNASDAQ総合やS&P 500よりは悪かったのだが思った程では無かったのが救いだろうか。


為替

先月終値:2023年1月31日1ドル=130.09円

今月終値:2023年2月28日1ドル=136.37円

2023年2月のドル円為替レートは前月に比べて1ドルあたり6.28円、割合で言うと4.83%のドル高。先に述べた様に中旬からのインフレ圧力が強い経済指標を受けて高金利が長期化するとの懸念から、日米金利差が意識されドルが買われる流れとなった。

先月までは為替が落ち着くかとも思ったのだが、米国市場と同様にまだまだ神経質で方向感が見えにくい為替相場が続きそうだ。


まとめ

累計投資:80,000,000円(今月追加投入なし)

米国株:153,674,122円

外貨MMF:46,301円

USドル:2,668,872円

日本円:449,867円

資産:156,839,162円

累計損益(累計投資と資産より):76,839,162円/96.0%

累計引落額:7,500,000円(今月引落し無し)

2023年2月はドルベースの米国株資産は減少したものの、大幅なドル高や2月の受取配当が多かった事に助けられて円ベースの資産は増加。ドルベースの資産減少も月半ばからの下落傾向を考えるとそれ程悪くは無かった気がする。

ただ懸念されるのはこの2月半ばからの市場下落の流れが3月も続くのかどうかという点。これを書いている3月に発表された経済指標などを考慮してもまだ明確に判断できる状況にはない感じがするので、3月も精神的に落ち着かない状況が続きそうだ。

そして気が付くと楽天証券にある米国株配当分のUSドルが円ベースで200万円を超えていた。3月には配当金充当をする予定で100万円程度は減少するだろうが、それを差し引いても100万円分のUSドルが残る計算となる。退職して配当金生活に入ってからは株式購入に回す資金的余裕は無くなると思っていたのだが、このUSドルを何かの時のためにそのまま保有しておくか、それとも米国株を買い足すかを考えても良いのかもしれない。

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