【6ヶ月連続資産増はならず】2021年4月末米国株資産

投資開始からの期間

2001年7月から数えて238ヶ月目(19年10ヶ月目)。


資産動向考察

2021年4月末の円ベース資産は以下の通り。

2021年4月の資産は円ベースで前月比約200万円の減少。残念ながら先月久しぶりに月末資産で達成した1.4億円台を維持することは出来なかった。

個人的には2021年4月はもっと資産が減少した印象が強かったのだが、実際には200万円程度の減少にとどまったので良かったと思っている。恐らく4月21日(米国市場4月20日閉場後)に

1億3500万円を割り、前日比250万円近く下がったのが自分の頭にあったためだろう。

4月の市場推移

【ダウ工業平均】

【S&P 500】

ダウ工業平均、S&P 500とも4月中旬までは概ね上昇傾向だったものの、その後はやや伸び悩んだ感じ。それでもダウは2.7%、S&P 500は5.4%上昇している。となると冒頭に挙げた自分の資産が減少しているのは、自分のポートフォリオに特化した理由があるのだろう。

4月にあった主な出来事

  • 米10年債の利回りがやや落ち着く

2月、3月は良くも悪くも米10年債の利回り上昇によって市場が動くことが多かったのだが、4月は月初の2日が1.72、5日が1.73だったのを除くと概ね1.6台で推移。10年債の利回りが大きく上下動すると銀行株に影響が出やすく、自分はシティグループ(C)の投資額が大きいので、それに引っ張られることが多くなってしまう。今月はそれも先月に比べれば少なかったように思える。

  • 中旬から米国で2021年1~3月期の決算が本格化

自分の所有銘柄では4月14日のJPモルガン・チェース(JPM)を皮切りに四半期決算発表が相次いだ。概ね無難あるいは予想以上の結果だった企業が多かった様に思われる。その割には円ベースの資産は前月に比べて減少してしまったのだが・・・。

  • COVID-19の影響の差が国によって分かれる傾向が顕著

自分が投資をしているアメリカでは3月から4月半ばまでは感染者数がやや横ばい(1月から2月にかけて急減)だったのが、4月半ば以降は感染者数がさらに減少している。イギリスも大体同じような傾向。

フランス・ドイツは3月、4月にかけて感染者数が増加傾向にあったものの、4月中旬以降は横ばいからやや減少。

一方でインドでは日本でも報道されている様に感染者数が3月末から急増している。7日間平均の新規感染者数が35万人を超えてきている。

日本はご承知の通り。4月末の7日間平均の新規感染者数が約5000人ぐらい(1月中旬ピーク時は約6000人)。

4月は米国では新規感染者数が減少している(ただし米国での4月末の7日間平均の新規感染者数は約5万人と絶対数はまだまだ多いの)こともありCOVIDが米国市場へ直接的な影響を及ぼしてはいないが、世界全体で見れば安心とは言えない状況だろう。まだしばらくはCOVIDがアメリカ株に与える影響を考慮せずにはいられない。

ポートフォリオ

2021年3月末と2021年4月末の自分のポートフォリオは以下の通り。

【2021年3月31日】

【2021年4月30日】

2021年4月で10%以上の上下動のあった銘柄は珍しく無し。一番大きく上昇したチャーター・コミュニケーションズ(CHTR)が9.1%、最も下落したボーイング(BA)がマイナス8%となっている。

これを受けて自分のドルベース資産は約2000ドル減少、割合では0.17%の減少で、1%にも満たない減少に留まっていた。

となると冒頭に挙げた円ベースの資産約200万円の減少理由はアレしかないだろう(ちなみに4月の受取配当は既にまとめた様にごく少ない)。

市場が上昇しているのに比べて、僅かながらもドルベースの自分の資産が減少しているのはやはり自分のポートフォリオにおけるハイテク銘柄の比率が少ないからだろう。ただ何度も書いたがそういう企業は配当が少ないので、配当金生活を送っている今は株価上昇はそこそこでもそれなりの配当率を維持してくれる方が有難い。無論株価が上昇し配当も高いのがベストだが、それは高望みし過ぎだろう。


為替

先月終値:2021年3月31日1ドル=110.70円

今月終値:2021年4月30日1ドル=109.27円

1ドルあたり1.43円、割合で言うと1.29%のドル安。円ベースの資産減少はコレ(為替)に拠る所が大きかったということになる。

流石に4ヶ月続いてのドル高とはならず110円台を維持できなかったが、それでも昨年末終値が103.21円だった事を思うと、自分の円ベース資産増加に寄与するところは大きい。


まとめ

累計投資:80,000,000円(今月追加投入なし)

米国株:138,194,852円

外貨MMF:36,425円

USドル:621,160円

日本円:155,723円

資産:139,008,160円

累計損益(累計投資と資産より):59,008,160円/73.8%

累計引落額:2,000,000円(今月引落なし)

2021年4月は円ベースでは約200万円の資産減少となった訳だが、上で確認したようにドルベースでは2000ドル減で為替の影響に拠る所が大きかった月だった。

とはいえ為替を加味した円ベースでの200万円減というのは、少し不安もあった米企業の2021年1~3月期決算を受けての結果という事を踏まえれば悪くない結果だったと思う。先月末のまとめで

「自分の円ベースの資産は2020年11月以降5ヶ月連続で増加しているが、そろそろその反動が起こりそうな気もする」

と懸念した程の下落とはならなかった。

米企業の決算結果を受けて5月の市場がどうなるか気になるところだが、これを書いている5月9日時点では思いの外好調に市場・自分の資産ともに上昇している。

ただ5月発表のデータになってしまうが、5月7日発表のデータで

4月非農業部門雇用者数変化 [前月比]:予想97.8万人、結果26.6万人

4月失業率:予想5.8%、結果6.1%

といった重要な指標が予想より悪かったにもかかわらず主要3市場は

何故か上昇。発表が期待外れの内容だったことで、逆にインフレや利上げの懸念が後退したという事のようだ。

こんな感じでまだ米国経済が力強いとは必ずしも思えないのだが、現実として市場は上昇するという個人的にはスッキリしない状況であるので、5月は上旬までの好調さにつられて過度な期待はしないでおくことにしたい。無論自分の考えが外れて市場が上昇し、資産が増えてくれるのは有難いのだが。

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