投資開始からの期間
2001年7月から数えて259ヶ月目(21年7ヶ月目)。
資産動向考察
2023年1月末の円ベース資産は以下の通り。
2023年1月末の円ベース資産は前月末に比べて約860万円(約6%)の増加。為替の影響があるとはいえ2022年11月、12月と2ヶ月連続して資産減少しており、取りあえずその流れが止まったので一安心な気もするが、以下に確認していく内容次第では必ずしもそうとも言えなくなるがどうだろうか。
2023年1月の市場推移
【ダウ工業平均】
2022年12月末終値:33,147.25
2023年1月末終値:34,086.04
2022年12月末/2023年1月末終値差異:2.83%上昇
【S&P 500】
2022年12月末終値:3,839.50
2023年1月末終値:4,076.60
2022年12月末/2023年1月末終値差異:6.18%上昇
【NASDAQ】
2022年12月末終値:10,466.48
2023年1月末終値:11,584.55
2022年12月末/2023年1月末終値差異:10.68%上昇
2023年1月の米国市場はダウ工業平均が2.83%、S&P 500が6.18%、NASDAQ総合が10.68%いずれも上昇している。上昇率はハイテク大型銘柄の影響が強いNASDAQ総合、S&P 500、ダウ工業平均の順となっているが、先月2022年12月はNASDAQ総合が8.73%、S&P 500が5.90%、ダウ工業平均が4.17%いずれも下落していたのと逆になっている。
またダウ工業平均は月中が最高値だったが、S&P 500、NASDAQ総合は概ね右肩上がりとなっている。これは大型ハイテク銘柄の決算が市場に評価されたためなのだろう(きちんと調べていないのであくまで想像)。
1月にあった主な出来事
- 自分の所有銘柄であるゼネラル・エレクトリック(GE)からヘルスケア事業がスピンオフ
GEからGEHCスピンオフ直後の両社の株価確認(2023/1)
でまとめたが、2023年1月頭には自分の所有銘柄であるゼネラル・エレクトリック(GE)からヘルスケア事業がスピンオフしてGEヘルスケア・テクノロジーズ(GEHC)が新たに所有銘柄となった。
これで自分の所有米国株銘柄は25種類となり、元々2001年に米国株投資を始めた際に自分のポートフォリオ銘柄として見込んでいた18種類から結構増えている(上場廃止や買収により現金化された銘柄などもあるのだが)。あまり銘柄数が増えると目が届かなくなるので既に実施しているが、ある程度濃淡をつけて所有銘柄をチェックしていきたい(必ずしも所有株数/資産額が少なくても重要な銘柄もあったりするので難しいところだが)。
- 米国企業の四半期決算が本格化(主に10~12月期)
2022年1月半ばから米国企業の四半期決算が本格化し、1月末時点で約70%の企業が市場予想を上回る決算でその割合はこれを書いている2022年2月初旬過ぎでも変わらない。
個人的にはインフレ圧力がまだ強く懸念されていた時期の決算でもあったので不安だったのだが、先に挙げた通り市場の動きも1月半ばから1月末にかけて右肩上がりの傾向となっており取り合えずは無難に決算発表をこなしていると言えるだろう。
- 1月発表の米消費者物価指数(CPI)の前年比伸び率減速が続く
2022年1月に発表された米消費者物価指数の前年比伸び率は3ヶ月連続で前月を下回り、米国でのインフレ圧力が減速していることが伺える。この傾向がさらに続くのかどうか、そしてそれに応じたFRBの金利政策がどうなるかはまだ注意が必要だろう。このままインフレ圧力の減速が続けば、これまでの経験からすると米国市場は上昇するのだろうがドル円為替はドル安になるので、自分の円ベース資産は目減りする可能性もある。
ポートフォリオ
2022年12月末と2023年1月末の自分の米国株ポートフォリオは以下の通り。上述の様にスピンオフに伴い12月末にはなかったGEHCが1月から加わり、GEの取得価額も変わっている。
【2022年12月30日】
【2023年1月31日】
2023年1月に10%を超える上下動のあった銘柄は以下の8銘柄。
ボーイング(BA):11.8%上昇
シティグループ(C):15.5%上昇
ケマーズ(CC):18.8%上昇
チャーター・コミュニケーションズ(CHTR):13.3%上昇
ウォルト・ディズニー(DIS):24.9%上昇
ダウ・インク(DOW):17.8%上昇
AT&T(T):10.6%上昇
ワーナーブラザース・ディスカバリー(WBD):56.3%上昇
ウォルト・ディズニーとワーナーブラザース・ディスカバリーが20%を超える上昇。しかしワーナーブラザースはこれ程上昇してもようやく取得価額の半分強となった程度。
全体では所有25銘柄17銘柄が前月比上昇で7銘柄が下落、1銘柄が新規。10%の上下動があった銘柄いずれもが上昇となっている。
ポートフォリオ全体では9.7万ドル、割合にすると9.1%の増加となり、先に挙げたNASDAQ総合よりやや劣るものの、ダウ工業平均、S&P 500よりも良好なパフォーマンスであった。大型ハイテク銘柄を所有していない割にはよく頑張ったと言えるだろう。
為替
先月終値:2022年12月30日1ドル=131.11円
今月終値:2023年1月31日1ドル=130.09円
2023年1月のドル円為替レートは前月に比べて1ドルあたり1.02円、割合で言うと0.78%のドル安。先に挙げた円ベース資産の増加率が約6%、ドル米国株ポートフォリオの増加率が約9%と差があるのは、この為替の影響と楽天証券の月次締めのタイミングがズレているためだろう。
この程度で為替が落ち着くのか、それとも2022年の様に上下動が激しい月が続くのか、為替については要注目。
まとめ
累計投資:80,000,000円(今月追加投入なし)
米国株:149,844,051円
外貨MMF:44,167円
USドル:1,930,719円
日本円:449,867円
資産:152,268,804円
累計損益(累計投資と資産より):72,268,804円/90.3%
累計引落額:7,500,000円(今月引落し無し)
2023年1月は先月の下落分を取り返すまでには至らなかったものの、先月維持できなかった1.5億円を回復することが出来たので、まずまずの2023年スタートを切れたと言えるだろう。
1月半ばから本格化した最新の四半期決算も全体的には無難にこなしており、先月末のまとめで
「日米の金利政策、中国のCOVID-19、ロシア/ウクライナ情勢、米国のインフレ、1月半ばから本格化する米企業の四半期決算等々が複雑に絡み合って不安定な相場が続きそうな気がするのだが、さてどうなることだろうか。」
と懸念していた四半期決算以外の事項も大きく市場に悪影響を及ぼすことは無かった。ただこれらの懸念事項が完全に払拭された訳ではないので、2月もこれらの点には注意していく必要があるだろう。