はじめに
2021年9月20日(月)週は9月21日(火)に
恒大集団デフォルト可能性と2021年9月20日の市場下落に関して
でまとめた様に中国の恒大集団が23日期限の社債利払いに関する不安が高まり20日に大きく市場は下落したのだが、その後は恒大集団が利払いを表明したり、米国でのFOMC会合の結果でより下落するかという懸念があったものの無難に乗り切り、全体的には20日下落から持ち直したという1週間だった様に思う。
以下2021年9月20日(月)週の市場の動きと自分の資産の動きをまとめてみる。
2021年9月20日(月)週の市場の動き
【ダウ工業平均】
【S&P 500】
9月17日(金)の終値:4432.99
9月24日(金)の終値:4455.48
結果:0.51%の上昇
9月17日(金)の終値:34584.88
9月24日(金)の終値:34798.00
結果:0.62%の上昇
【NASDAQ】
9月17日(金)の終値:15043.97
9月24日(金)の終値:15047.70
結果:0.02%の上昇
といった具合にNASDAQはほぼ変わらずでDOW30とS&P 500は0.5%を少し超えた上昇となっており、20日週は結局下落しているという自分の印象とは異なっていた。
2021年9月20日(月)週の自分の資産
9月17日からの自分の円ベースの資産は以下の通り。
【17日米国市場閉場後】
【20日米国市場閉場後】
【21日米国市場閉場後】
【22日米国市場閉場後】
【23日米国市場閉場後】
【24日米国市場閉場後】
となり、9月20日週は
終値 | 円ベース資産 | 前日比 |
2021/9/17 | 134,074,851 | |
2021/9/20 | 130,406,489 | -2.74% |
2021/9/21 | 129,690,958 | -0.55% |
2021/9/22 | 131,790,094 | 1.62% |
2021/9/23 | 135,254,049 | 2.63% |
2021/9/24 | 135,629,450 | 0.28% |
9月17日(金)の終値:134074851
9月24日(金)の終値:135629450
結果:1.16%の上昇
と珍しく市場よりも良いパフォーマンスとなっていた。
グラフにしてみると以下の様になる。
まとめ
上記の様に自分が感じていたのと比べて、実際には市場も自分の資産も上昇していたことが判明して結構驚いている。
どうして9月20日週がそれ程悪いと思ったのかを考えてみると
- 20日(月)の大幅下落があった
- 21日(火)の市場は反発したのに対し、自分の資産は続落した
- そもそも9月に入ってからは市場が下落傾向という考えがあった
といった事が頭にあって20日週は下落だと思ってしまったのだろう。
結果9月20日週は
恒大集団デフォルト可能性と2021年9月20日の市場下落に関して
を書いた際に懸念していたより一層の続落という事態には陥らなかったので、その点は素直に良しとすべきだろう。
ただ色々な懸念要素はまだ完全には解決していない。
米債務上限の問題は9月21日に12月3日までのつなぎ予算と連邦政府の債務上限適用を2022年末まで凍結する措置を一体化した民主党提出の法案を可決したが、9月30日の会計年度末までに上院が可決するかは未だ不透明。
恒大集団の利払いについても、23日期限の支払は人民元建て社債の利払い2億3200万元(3587万ドル)は行われたが、報道によると結局ドル建て社債の利払い8353万ドルは行われておらず(当初は不明)30日間の猶予期間に入ったようだ。29日には別のドル建て社債で4750万ドルの利払い期限がくるので、こちらもまだまだ不透明。
そして上にも書いた様に9月は
S&P 500の5営業日連続下落について(2021/9/11)
等を含んで基本的には下落傾向が続いている。
9月20日週は想定していたよりはうまく乗り切ったが、こう書いてみると9月27日週(そしてそれ以降)は状況によっては9月21日にあったような市場全面大幅下落といった可能性があるかもしれない。単なる自分の考え過ぎであってくれればいいのだがなあ・・・。