はじめに
2021年8月2日に自分の所有銘柄ゼネラル・エレクトリック(GE)が8:1の株式併合となった際に以下でまとめた中で
「最後に株式併合後のGEの配当については未だ発表されていない点も少し気に掛かる。株式併合に伴って株式併合前の一株当たり@0.01ドルの四半期配当も8倍になるのだろうか、それとも据え置きのままなのだろうか。」
と書いていたが、先週の9月10日(金)に株式併合後初めてとなるGEの配当が発表されたので以下にその内容を確認しておく。
株式併合後初めてのGE次四半期配当発表内容
以下はGEの企業サイトより引用・抜粋。
- The Board of Directors of GE (NYSE: GE) today declared a $0.08 per share dividend on the outstanding common stock of the Company. The dividend is payable October 25, 2021 to shareholders of record at the close of business on September 27, 2021. The ex-dividend date is September 24, 2021.
GEの取締役会(NYSE:GE)は本日、当社の発行済み普通株式に対する1株当たり0.08ドルの配当を宣言しました。配当金は2021年9月27日の営業終了時の登録株主に2021年10月25日に支払われます。配当権利落ち日は2021年9月24日です
まとめ
ということで8対1の併合前の一株当たり四半期配当が@0.01ドルだったのが、8対1併合後の一株当たり四半期配当が@0.08ドルとなり、併合分が順当に反映される結果となった。
自分のGE所有株数(併合前3850株、併合後481株)では配当が@0.08ドルだった場合と@0.01ドルだった場合とでは税引後の円ベースで年間約1万円程度の違いとなる。
これを多いと捉えるか少ないと捉えるかは微妙なところだが、0.01ドルがそのまま据え置きとなる可能性、そしてその場合には不平を言っていただろうから、そういう事態にはならなかったのは素直に良かったと捉えるべきなのだろう。
配当の確認をした次いでと言っては何だが、8月2日の株式併合以降のGE株の動きを見てみると(8月2日以前はチャート調整済み)
8月2日は以前のまとめの通り終わりが@100.60ドルで、それ以降は100~106ドルのレンジでそれなりに激しいが方向感の乏しい動きではあるが、先週末の金曜日終値が@100.47ドルと株式併合後初日の株価とほぼ変わらないことになる。
個人的には株式併合によって株数が減ることで出来高が減ってGE株が安定するのではないか、という思い(期待)もあったのだが、残念ながら上の図の下の部分の出来高を見ても8月2日の株式併合初日以外には特にそれ以前との顕著な違いは見られない。しばらくは不安定な動きが続くのだろうか。
年初来の動きをS&P 500と比べてみると
5月末にGEは年初来30%を超えたがその後6月に下がってからは、7月28日の四半期決算があったがジワジワと下がっている感じ。S&P 500は9月に入ってからは下がっているがそれまでは概ね右肩上がりとなっておりGE株が伸び悩んでいるのが判る。
またここ数ヶ月目に付くアナリストのアップデートもないので、GE株の方向性は10月後半と予想される第3四半期の決算発表まで待たなければならない可能性が高い。
株式併合後の四半期配当は悪くは無かったが、GE株の今後についてはしばらく気が休まらない状況が続きそうだ。