はじめに
先週8月26日(木)には自分の所有株数を加味した四半期配当額が4番目に多いアルトリア・グループ(MO)の次四半期配当の発表があった。
以下にアルトリアの次四半期配当の確認をするとともに、それに伴って実際どれ程受取配当が増えるのかも確認しておくことにする。
2021年8月のアルトリア株四半期配当増発表
以下はアルトリア・グループの企業サイトより引用・抜粋。
- Altria Group, Inc. (Altria) (NYSE: MO) today announced that its Board of Directors voted to increase Altria’s regular quarterly dividend by 4.7% to $0.90 per share versus the previous rate of $0.86 per share.
アルトリア・グループは、本日取締役会がアルトリアの通常の四半期配当を以前の1株あたり0.86ドルから4.7%増の0.90ドルに引き上げることを決定したと発表しました - The quarterly dividend is payable on October 12, 2021 to shareholders of record as of September 15, 2021. The ex-dividend date is September 14, 2021.
四半期配当は、2021年10月12日に2021年9月15日時点の登録株主に支払われます。配当落ち日は2021年9月14日です - The new annualized dividend rate is $3.60 per share, representing a yield of 7.4% based on Altria’s closing stock price of $48.65 on August 25, 2021.
新しい年間配当率は1株あたり3.60ドルで、2021年8月25日のアルトリアの終値48.65ドルに基づくと7.4%の利回りに相当します - Today’s dividend increase reflects Altria’s intention to return a large amount of cash to shareholders in the form of dividends and is consistent with Altria’s long-term objective of a dividend payout ratio target of approximately 80% of its adjusted diluted earnings per share.
本日の増配はアルトリアが株主に多額の現金を配当の形で還元する意向を反映しており、調整後の希薄化後1株当たり利益の約80%というアルトリアの長期目標である配当支払比率の目標と一致しています - This increase marks the 56th dividend increase in the past 52 years.
この増加は過去52年間で56回目の増配となります
次回の自分のアルトリア株配当はどれ位増えるか
これを踏まえて次回の自分のアルトリア株の配当がどれ位増えるか想定してみる。
直近のアルトリア株の受取配当は2021年7月で、その際は
約定月 | 銘柄 | 単価 | 数量 | 受渡金額[ドル] | 受渡金額[円] | 為替レート |
2021年7月 | ALTRIA GROUP INC | 0.86 | 1,200 | 740.13 | 80,799 | 109.17 |
税引後で約8万円の受取配当。単純に受取配当に4.7%を掛けると80,799×4.7%≒約3,800円の増加が予想され、年間では約1.5万円増となる。
まとめ
アルトリア株の四半期配当が4.7%増というのはそれなりに大きかったと思うのだが、自分の所有株を加味して計算してみると、次回からの四半期配当増は約3,800円、年間で約1.5万円増という結果となった。
実は最初に計算を間違えて桁が一つ少なくなってしまい、四半期配当が約400円、年間約1,600円しか増えない想定になり青ざめたのだが、何度も検算した結果今回の配当増で年間1万円を超える配当増が見込まれるのでほっと一安心した(まさか間違えていないといいのだが)。
何度か書いたかとも思うが、自分の所有銘柄で受取配当の多い銘柄は1年以上配当据え置きとなっている銘柄が多い(シティグループ(C)、AT&T(T)、エクソン・モービル(XOM))ので、それ以外で受取配当の多いアルトリア・グループ株の増配、そして年間1万円超の配当増が見込まれることは、完全リタイアをして配当金生活に入り追加投資が見込めない現状においては非常に助かる。
アルトリアはタバコ銘柄ということで長期的には懸念があるのだが、上手く価格調整と加熱式タバコ製品への転換などを絡めて、今後も高配当を維持して欲しいものだ。