【米長期債の金利上昇の影響大】2021年2月末米国株資産

投資開始からの期間

2001年7月から数えて236ヶ月目(19年9ヶ月目)。


資産動向考察

2021年2月末の円ベース資産は以下の通り。

2021年2月の資産は円ベースで前月比約900万円弱の増加。また2月には受取配当金を円に変換して生活費口座に100万円振り込んでいる

1月の市場推移

【ダウ工業平均】

【S&P 500】

月末までダウは概ね堅調、S&P 500は16日から5日連続下落したもののその幅は大きくなかったのだが、現地時間の25日、26日の両日で大幅下落。思い返せば先月2021年1月も月末に大きく下落しているのだが、勿論月末だからといって下落する確率が高い訳ではない(と思う)。

2月にあった主な出来事

  • 米国企業の決算発表が続く

1月中旬から本格化した四半期決算発表が2月も続いた。自分の所有している銘柄についてはほぼ決算資料を見たが、決算発表を受けて(市場の下落につられた面はあるにしても)結構大きな値下がりをした銘柄もあったとは思うが、記憶に残るような大きなネガティブサプライズは無かったと思う。

  • 米10年債の利回り上昇

市場が概ね堅調に推移したものの、月末に急激に下がったのはこの10年債の利回り上昇が大きかったように思う(勿論その他要因もあるだろうが)。

2021年に入ってからの10年債利回りをピックアップしてみると、

2021年1月4日:2年債0.11%、10年債0.93%

2021年1月15日:2年債0.13%、10年債1.11%

2021年2月1日:2年債0.11%、10年債1.09%

2021年2月16日:2年債0.13%、10年債1.30%

2021年2月24日:2年債0.12%、10年債1.38%

2021年2月25日:2年債0.17%、10年債1.54%

2021年2月26日:2年債0.14%、10年債1.44%

となっており上昇傾向が続いていた。特に24日から25日にかけての変動が激しく、これが先に挙げた市場の25日、26日の大幅な下落につながったと思われる。

通常、長期金利の利回りは景気がよくなれば上昇すると言われ/考えられているので、今年に入ってからの長期金利上昇は株価の上昇に寄与してきたと思う。これが本当に好景気で長期金利が上昇しているのであれば問題ないのだが、現在のCOVID-19下の事情を考えるとそう単純には捉えにくい。

2月25日の米10年債の1.5%というのは一つの目安であって、1.5%の利回りはS&P 500の配当利回りに匹敵するとも言われている。前日24日からの長期金利急上昇そして目安の1.5%を超えたことで、S&P 500の配当利回りと同じであればこの一概に好景気とは言えない状況の中、株式から乗り換えて債権へ、という動きになったのではないだろうか。

あくまで結果から見た個人的な見解であるので確信を持っている訳ではないが、そんな思惑で25日の米国株式市場の下落が起こったように思う。

ポートフォリオ

2021年1月末と2021年2月末の自分のポートフォリオは以下の通り。

【2021年1月29日】

【2021年2月26日】

2021年2月に10%以上上下動したのは以下の銘柄。7銘柄が10%超上昇、2銘柄が10%超の下落となった。

シティグループ(C):1月末株価@57.99ドル ⇒ 2月末株価@65.88ドル。13.60%上昇

ケマーズ(CC):1月末株価@26.34ドル ⇒ 2月末株価@23.53ドル。10.67%下落

コルテバ(CTVA):1月末株価@39.86ドル ⇒ 2月末株価@45.15ドル。13.27%上昇

デュポン・ドゥ・ヌムール(DD):1月末株価@79.45ドル ⇒ 2月末株価@70.32ドル。11.49%下落

ウォルト・ディズニー(DIS):1月末株価@168.17ドル ⇒ 2月末株価@189.04ドル。12.41%上昇

ダウ・インク(DOW):1月末株価@51.90ドル ⇒ 2月末株価@59.31ドル。14.28%上昇

ゼネラル・エレクトリック(GE):1月末株価@10.68ドル ⇒ 2月末株価@12.54ドル。17.42%上昇

JPモルガン・チェース(JPM):1月末株価@128.67ドル ⇒ 2月末株価@147.17ドル。14.38%上昇

エクソン・モービル(XOM):1月末株価@44.84ドル ⇒ 2月末株価@54.37ドル。21.25%上昇

これらの中で自分の資産で特に注目なのはシティグループ、GE、エクソンの3銘柄。

シティグループは投資額が大きいためドルベースで約4万5000ドルの増加となり、シティが2月のドルベース増分約6万7000ドルの内7割弱を占めている。

GEとエクソンは、投資額は多いのだが取得価額比がマイナスとなっている銘柄で、この2銘柄が上昇してくれたのは今後に多少の希望が持てる点である。同様に投資額が多く取得価額比がマイナスのAT&T(T)が相変わらず低調であるのは懸念されるところ。


為替

先月終値:2021年1月29日1ドル=104.68円

今月終値:2021年2月28日1ドル=106.49円

1ドルあたり1.73円、割合で言うと1.81%のドル高。先月に続いて2ヶ月連続のドル高となった。その前まではドル安傾向が半年ぐらい続いており、内心では1ドル100円割れも考えたりしたのだが、その懸念は払拭された感がある2月の為替となった。


まとめ

累計投資:80,000,000円(今月追加投入なし)

米国株:125,684,008円

外貨MMF:35,545円

USドル:197,874円

日本円:155,723円

資産:126,073,150円

累計損益(累計投資と資産より):46,073,150円/57.6%

累計引落額:2,000,000円(今月引落1,000,000円)

2021年2月は上にも書いた通り持ち株数の多いシティグループ(C)株が13.6%上昇したおかげとドル高に振れた事が大きく、円ベースの資産は前月比約900万円のプラス。完全リタイア後の配当金生活のために証券口座から100万円出金した事を加味すると約1000万円の上昇だったことになる。

手持ちのシティとJPモルガン株がいずれも10%上昇したのはやはり米国債長期金利の上昇による所が大きかった。以前逆イールドの際に銀行株が下がる理由について言及したが、今回はその逆で

  • 銀行は短期金利で借り、長期金利で貸し付けるため、短期債と長期債の利回り格差が広がると、金利差による利益(純金利マージン)が上昇する
  • 利益増加が見込まれるので米銀行株価が上昇する

というロジックで金融株が基本的に上昇したと思われる。

「基本的に」としたのは、先に書いた様に米10年債の利回り1.5%というのが今回目安となって銀行株を含めた市場全体が下がったため。

COVID-19以前は、米10年債の利回りが1.5%を超えていながら市場も上昇傾向という状況が続いていたのでそこまで持ち直せるのか。この1.5%という目安を超えても市場が上昇するかが3月のポイントになるだろう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントの入力は終了しました。